ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」6/9 巨 1-5 ソフトバンク → 横川にはもう一皮むけて欲しい!

ソフトバンク 0勝1敗0分 PayPayドーム

勝利投手:和田 (5勝1敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:横川 (3勝4敗0S) 

・投手リレー
巨人:横川→大江→ビーディ→高梨→田中千 捕手:岸田
ソフトバンク:和田→津森→松本裕→モイネロ→甲斐野 捕手:甲斐

本塁打
巨人:岡本和 14号(4回表ソロ) 
ソフトバンク:甲斐 4号(2回裏3ラン)、近藤 7号(7回裏ソロ) 

スポーツライブ+ にて観戦 解説:池田親興 実況:石黒新平
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20230609_40028_1/)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


四死球の少ない横川だけど、このゲームでは、4回2/3で4個


ちょっと多いかなぁ~


とはいえ、失点は甲斐のホームランだけ
(それがソロではなく、3ランってのが痛かったんだけど)
あのまま何とか踏ん張って、6回とか7回を3失点以内で留めていれば、一応、QSは達成したってことで、敗因は打撃陣のせいってことに出来たと思うんだけど、まだなんか90球の壁というか、ベンチでの信頼感というか、タフさみたいなものが足りないんだろうな


本人も「自分への信頼がまだないからだと思います。もっと長い回を投げられるようにしたい」とコメントしているけれど、このゲームに関して言えば、毎イニングランナーを背負ってしまったことや、四球がいつもより多かったことがイメージを悪くしてしまったのか・・・


横川が投げる時にはいつも言っている気がするけど、いつも90球止まりで降ろすのを繰り返していると、そういう身体になってしまうし、100球、120球を1軍のマウンドで投げるスタミナはつかないと思う。
ゲームが始まって、今日も90球程度で降板させられる?って思うと、ピッチングに関してもペース配分を考えたり、ピンチを迎えると、大胆に行けなくなったりなど、自分の本来のピッチングを見失ってしまいそうな気がする。


一度でいいので、「今日は何点取られても、何球になっても7回までは投げ切ってもらうからな!」みたいなことをやらないと、その大変さを実感することはできないのではないかと・・・・


優勝争いでもしていて、1敗も許されないチーム状況ならいざ知らず、今のこのタイミングなら、若い投手に対して、そういう課題を与えて、結果を出せば自信になるし、結果が出なければ、次はどうしたらよいだろう?何が足らないだろう?と考えるきっかけになるし、降板するということに自分自身も納得がゆく


役割分担がはっきりしている現代野球では難しいことかもしれないけれど、戸郷のようにマウンドを降りたくない!って意思表示できるようなタフな選手を他に何人も育てるためには、時には炎上してもマウンドから降ろさないくらいのライオン式教育法も必要なのではないかなと・・・
(故障明けの選手は除く)


令和の時代に根性論を説くつもりは無いけれど、それでも肉体的、精神的にタフな選手を育てるためには、時に荒療治も必要なのではないかと思います。
特に、自分を見つけるために迷走して遠回りしてきた横川にとっては、今手に入れたフォームに自信を持ちたい気持ちは強いだろうけど、そこからさらにブラッシュアップさせるためには、そのフォームの欠点も認識しなければダメ。
このまま、適当なところで降板するのを繰り返してしまうと、また違う方向に行ってしまわないかと不安になります。


もちろん、キャッチャー、コーチとの密なコミュニケーションも大事。使う側、投げる側の双方がちゃんと納得して、次へつながるようにしていると思うけど、そこはブレないようにして選手の背中を押してあげて欲しいと思います。


リトルで教えている時もそうだけど、失敗を克服するための後ろ向きなアドバイスは、正直あまり意味が無い。
良かった時の「あの打球は良かったね~」「あの捕り方は抜群だった!」「あとちょっとで行ってたね!」なんてほめてあげると、そのイメージが頭に焼き付いて、また褒めてもらいたくて自分の良かったところ、得意な部分を伸ばそうと目が輝くし、そのための練習を惜しまなくなるだけでなく、楽しくて仕方なくなる
「怒られたくないからやらない」みたいなプレーが続くと、成長を阻害してしまうし、得意なことを伸ばすと、相乗効果で不得意も改善されてゆくってのを散々見ているから、昭和の指導者にはなかなか難しいかもしれないけれど、巨人のベンチ内にも、苦慮を味合わせてあげる部分と、良かったところを褒めまくる空気が出来るといいなと思う。


ちょっと脱線してしまったけど、横川の良いところはあの身長を生かして、高い位置から投げ下ろすピッチング。横の動きには打者もついてゆきやすいけど、縦の変化とか目の錯覚はなかなか簡単に捌けない。
あのリリースポイントから低めに決まったら、バッター目線では見切るのは難しく、そこにカーブなどの緩急が加われば、ミートするのはなかなか難しい。
(私が縦振りのフォームのピッチャーが好きなのはそういうところ)
この日の横川は全体的にボールが高かったために、自分の持っているメリットを存分に発揮できなかったところだと分析している。
高いポイントから高めにくれば、打者は振ってくれないし、高いところから仮にワンバウンドになりそう落差があっても、縦の変化には目がついて行きづらい。
(2階のベランダからボールを投げられると、なかなかバットに当たらないのと同じ)


もちろん、キャンプの頃の球速に近づけるように、球威を上げることも必要だけど、自分の身体、フォームの利点を最大限に生かすにはどうしたらよいか、まだまだ試行錯誤続くと思うけど、去年までとは違う貴重な経験をしている最中なのだと前向きにとらえて、シーズン終盤までには右の戸郷、左の横川と呼ばれるような左右の柱になってもらいたいし、そこに山崎伊、赤星、井上、堀田、松井、直江といった若武者が名を連ねるようになれば、戸郷世代の投手王国ローテが完成しそうな気がする。


ゲームの話をすると、言われているようにソフトバンクアレルギーはあるだろうし、和田に対しての苦手意識も出ちゃってたかなぁ~ってゲーム


甲斐の3ランに対して、こちらの反撃が岡本のソロで、序盤で劣勢に立たされてしまったところもあるし、初回の立ち上がりで攻めきれなかったことで、和田を楽にしてしまったところもある。
デーブが「自分の責任」と言っていたけれど、相変わらず、チームとしての攻略が見えてこないのは問題かな。
っていうか、パ・リーグ経験の長いデーブだからこそ、むしろ、交流戦、特に過去に何度も対戦している和田の攻略には期待していたんだけどな・・・


今日は今村先発ってことで、ブルペンデーになりそうだし、11日は菅野予想だけど、投げてみないとわからない状態なんで、最悪の3連敗を覚悟する週末になりそうな気がするが、今のPayPayドームは決して広い球場というわけではないので、得意の花火大会に何とか持ち込んで、打ち勝つ野球で一矢報いて欲しいと思う。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

↓良かったらクリックを

にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
にほんブログ村