ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」7/26 巨 5-8 阪神 → 原監督の感情が爆発してましたね・・・・

対  阪神  3勝9敗0分 甲子園球場

勝利投手:桐敷 (2勝0敗0S) 
セーブ :岩崎 (3勝1敗16S) 
敗戦投手:菊地 (2勝3敗0S) 

・投手リレー
巨人:グリフィン→船迫→大江→菊地→高梨→三上→バルドナード 捕手:大城
阪神:大竹→島本→桐敷→加治屋→岩崎 捕手:坂本

本塁打
巨人:
阪神

SkyA にて観戦 解説:矢野燿大 実況:寺西裕一
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20230726_26001_1/)
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大竹相手に2回に3失点、「あぁ~こりゃもうダメだ」って思いながらも、諦めずに見てたんですが、6回になんと一挙5点の逆転劇!!


ここまで、今の巨人の投手陣なら4点以上取れば勝てる!って言い続けてたんで、今日はイケるかなぁ~って思ってたんですが・・・


今の阪神甲子園の雰囲気はそれを許してくれませんでした。


グリフィンも大竹も、「あのイニングだけが・・・・」という感じで、初回の立ち上がりを見た感じだと完全に投手戦だと思ったんですけど、結果的には5-8ですから、中盤には派手な試合に変貌しました。


序盤の流れとしては、初回に吉川がヒットで出て、梶谷が送り、秋広、岡本で先制を取れなかったのは前日に続き、嫌な流れを感じたんですが、案の定、初回の岡本から続いて、2回には4者連続三振、完全に阪神の空気になったところで、グリフィンが大山への四球から3失点でしたので、序盤で完全に主導権を握られてしまいました


それでもグリフィンはその後、立て直して5回で3失点ですから、本人が言うように最低限の働きはしたと思いますが、先に点を与えてしまったのは残念。
勝てなかったことよりも負けを消してくれた野手に感謝ですね。


その野手陣ですが、久々にホームランなしで5点取れたのは良かった。特に岡本、長野のタイムリーは2アウトからでしたから価値があります。
これをきっかけに上昇気流に乗ってくれればいいのですが、さぁ次以降どうなるでしょうか?


ゲームのキーという事で言えば、このゲームでは秋広がノーヒット、吉川が3度出塁したので岡本の前を打つ、秋広の役割が重要になっていましたが、初回はともかく7回の三振が痛かったですね。
最後はインコースのストレートにあえなく空振り三振となってしまいました。
解説の矢野氏はインコースが弱点と言ってましたけど、いやいや秋広のインコースの捌きは坂本に匹敵すると私は思っているので、そこは違うだろうと思いましたが、あの場面は制球に苦しんでいた桐敷に最後はズバっと決められてしまいました。
もしアレをカットしてファールで粘れていたとしたら、その後の展開も変わっていたかもしれませんが、巨人の3番を任されているとはいえ、まだ若い選手にそこを責めるのは前日に続いて酷かなと・・・


あそこで繋げていれば、ひょっとすると岡本が何とかしてくれたかもしれませんけど、結果的に秋広で終わり、逆転され、岡本の最終打席が走者なしで迎えることになった時点で、勝負ありって形になってしまいました。


投手リレーにおいても、両チームとも苦心の後がうかがえます。特に巨人としては、大勢がいない状況で、最後は中川に託すという形なので、そこまでいかにしてリードした状態で持ってゆくかということで、一人一殺でもやむなしくらいに苦労を重ねていたように見えましたが、左のキーマンである大江と高梨が期待したパフォーマンスを発揮できなかったのは残念。


超満員の甲子園では、ボールが先行しただけ、ランナーが一人出ただけ、でも大ピンチのような空気感をファンが作り出しますから、特にブーイングを受けた高梨なんかは、顔は無表情を保つように心がけていたでしょうが、内心は平常心では無かったでしょう。
(実際、表情は固かった)


まぁ2回のスクイズを警戒して外すところなどを見ても、原監督はそうとう意識して、このゲームに向かっていたことがわかりますし、若いころからのライバル関係にある原監督、岡田監督の間柄を考えても、現時点で大きく負け越し、しかも甲子園での連敗を何とか止めたいという気持ちがヒシヒシと伝わってきました。
ちょこちょこ、ベンチにカメラが向けられますが、二人の監督は局面ごとに感情を表に出し、時には怒り、時には喜びという喜怒哀楽を目いっぱい出していたように見え、それを見るのも面白いゲームでした。


まぁ、7回に4点取られ、秋広の三振が終った直後には、原監督もあきらめたのか、無表情になりましたけど(笑)


あとはキーになったポイントでもありますが、タイムリーを打った長野には大変申し訳ないのですが、巨人の今の外野陣には強肩がいないなと・・・・ノイジーの突入を許した場面など躊躇なく腕を回してランナーをホームへ突入させてます。
じゃあ、誰だったらいいんだよ!とツッコまれても、適任がいないのも事実なのですが、打てなくてもいいから、大事な局面で守備範囲が広く、肩も強い外野手という存在が欲しいなというのはちょっと感じてしまいました。
イムリーは非常に良かったけど、最終打席の長野さんは「え?目をつぶって振ってる?」ってくらい、昔見慣れた外スラの空振りで、懐かしさは感じたけど(笑)ちょっと残念です。


門脇にも良いプレーが生まれましたが、失点の場面ではあとちょっとのところで届かない打球を続けられて失点。
土のグラウンドで足の運びは難しいですが、飛び込むタイミングがあと数コンマ秒速ければ、グラブに当てることくらいは出来て、抜かれることはなかったかも・・・という微妙なプレーもあり、経験豊富な坂本だったら、ポジション取りを工夫して、ひょっとしたら?なんて思ってしまいました。


その坂本も近々戻ってくるという情報もあり、それはそれで楽しみなのですが、実は門脇の打撃も徐々に上向いてるんで、とても悩ましいです。


このカードは3連勝して初めて「優勝」というキーワードを口に出来る権利がかかった連戦だと思ってましたが、そこで連敗ですからね。
今日の戸郷で落とすようなことがあれば、8月攻勢という言葉は一度封印して、まずはAクラス争いをどうしてゆくか?という視点で(まぁ、ずっとそうですけど)、勝ちを優先するのか、育成を優先するのか、もう一度、はっきりさせなければいけないかなぁ~って思います。


予想を超えて突然打線が絶好調になり、今の広島のように大型連勝をするようなことがあれば、ワンチャンあるかもしれませんけど、そういうのを期待するのはファンだけで十分で、ベンチは冷静にならないとゆけません。
個人的には間違っても、去年までのように旗色が悪くなったら、実績のある選手頼みにして未来の見えない戦い方だけはして欲しくないなと思ってます。


あとは岡田


丸の離脱で上がってきましたが、ファームではオコエがサヨナラ、萩尾も久々のマルチなど、後を狙っている選手はいて、もちろん、丸が復活すれば離脱を余儀なくされることになりますから、テスト期間としての日数はもうそんなに残されていないと思います。
そろそろ爪痕残さないとマズいかな・・・

 

追記

久々に矢野元監督の解説をじっくり聞きましたが、木浪の普段の努力のすごさを語るなど、やはりドライというより選手の気持ちに寄り添う人だったんだなというのを素直に感じました。

そういう意味で言えば、原監督、岡田監督は多少の思い入れやこだわりはあるとはいえ、割とドライな起用をするので、どちらが正解かという答えは一生出ませんけれど、人柄が出て面白いなと思いました。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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