ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」7/28 巨 11-5 中日 → 復帰組が大活躍!2夜連続で打線爆発!

対  中日  8勝6敗0分 東京ドーム

勝利投手:船迫 (1勝0敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:涌井 (3勝11敗0S) 

・投手リレー
巨人:井上→船迫→菊地→高梨→ビーディ→今村 捕手:大城→小林
中日:涌井→砂田→田島→藤嶋→齋藤→岡野 捕手:宇佐見

本塁打
巨人:岡本和 22号(1回裏3ラン)、ブリンソン 7号(5回裏ソロ)、大城卓 13号(8回裏2ラン) 
中日:細川 13号(1回表ソロ) 

日テレG+ にて観戦 解説:中畑清 実況:町田浩徳
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20230728_8003_1/)
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ナカジ、三上、岡田、ウォーカーと入れ替えで復帰した、坂本、丸、ブリンソン、今村


鉄は熱いうちに打て!じゃないですが、予想通り、復帰組をどんどん使ってきました。
前日の記事に書いたように、門脇の打撃の状態が上がってきているので、坂本復帰後、どうするのか注目してましたが、大方の予想通り、坂本がショートに入り、門脇をサードに回し、岡本を一塁へ。
中田が絶好調なら迷うところでしたが、現状であれば、攻守においてこれがベストかもしれません


そんな中、復帰初日にして坂本、丸が猛打賞、ブリンソンはホームランと大活躍
最後は点差がついたこともあり、中川も準備してましたが、これまた復帰組の今村が締めるという展開で、追いすがれて難しい局面もありましたが、結果的には前日に続き猛打爆発の大勝で勝利することが出来ました。


大事を取って坂本は途中で引っ込みましたが、門脇を戻すこともできますし、中山も控えている。その中山もバットで結果を残しましたし、攻撃面に関しては全体的にうまく回ったと言っていいですし、ホームランだけではない点の取り方も出来たので、ベンチも球場も空気感は上がったのではないでしょうか?


物議をかもした(というか、解説の中畑氏も?だった)のが2点


1つは秋広の5番起用


中畑氏は3番の方が良かった、5番になって精神的なものかバッティングが少しズレていると指摘していました。原監督は「昇格」という言葉で抜擢の理由を述べていましたが、まぁどちらの言い分もわかる気がします。


中田が絶好調なら岡本の後ろは中田で選択の余地はないのでしょうが、300号を目の前にしてちょっと足踏み状態ですので、長打が増えてきた秋広に5番というポジションを経験させてあげたいという願いも込めて、託してみたのだと思ってます。
ちょっとリキんだ感はありますが、ヒットも出てますし、実際のところ本人は目の前のプレーに一生懸命で打順を意識する余裕なんて無いと思っているんで、どこに置いても変わらずプレーしてくれると思ってますが・・・


そしてついに規定に到達、.296でいきなり岡本越えのリーグ6位に登場しました
ここからさらにマークがキツクなるでしょうし、ファームでは味わったことが無いであろう、一軍の試合に出続けることによる身体と精神の疲労とも戦うことになるでしょうが、一方でやりがいも感じているでしょうし、自分の成長も実感しているでしょうから、最終的な数字がどうであれ、最後まで1軍に居続けることが出来れば、またオフでの課題も浮き彫りになって、さらに飛躍することが出来るでしょう。


今季のブレイク選手の中では、秋広と門脇に関しては、彼らを見たいというファンも増えたでしょうし、今、巨人がこの位置にいても例年ほど叩かれていないのは投手陣も含め、若手が成長していっている姿を見せてくれているからだと思います。


そして物議の2つ目は門脇の打席でボールが2つ先行してからの代打長野への交


中畑氏も「私にはこれは出来ない」と言わしめましたが、原監督はこういう突拍子もない事を時々やりますね。
あくまでも私の仮説ですけど、左対左でしたし、あの局面でボールが先行し、打者有利な状況になった時点で、確率論として門脇と長野を天秤にかけた場合、長野の方が打つ確率が高いと思ったのでしょう。
じゃあ、ここで中田でも良かったのでは?と思いたくなるところですが、歩かされることも考慮して、まずは長野。2アウトになったところで満を持して中田投入という絵をかいていたんじゃないかなと・・・
もちろん、中田の300号を最高のシチュエーションで!という演出的な思惑もあったと思います。
ここで点が取れれば、門脇への代打も英断だっと言えるのですが、あと一歩のところで、それがならなかっただけに、ちょっと賛否になっちゃいました。


ただ、守備的なことを考えても、中田を出したとしても門脇を降ろすことで、岡本をサードに戻し、中田を一塁に入れられるという計算は当然あったでしょうから、個人的には単なる思い付きとか勘ではなく、かなり計算された起用だったのではないかと思ってます。
(あくまでも個人的な考察です(汗))


坂本は体調さえ問題なければ、これくらいはやってくれないと困る選手ですが、ノムさん越えの猛打賞はさすが!今季は本人も野球で結果を残したいという思いは強いでしょうから、元キャプテンとして、ここから岡本新キャプテンを支えて欲しいですし、もっともっと躍動する姿を見せて欲しい。
ちなみに守備の面でも、門脇のショートも非常に上手いですけど、坂本のファインプレ―の場面を見返してみても、一歩目が速いし、守備範囲も門脇よりは広い。そこはバッターの情報が頭に入っていたり、投手の投げる球、スイングから来る予測みたいな経験でしか手に入れられないものもあるでしょう。門脇にとっては、真横でそのプレーを見れるわけですからどんどん吸収して、盗んでいって欲しいです。


東京ドームとはいえ夏場のこの時期は、どうしても投手たちはヘバってきます。
それは相手も同じことなので、この時期は打ち勝つ野球が必要なのですが、そんな中で野手陣が活気づいてきつつあるのはいいです。


先発の井上は、試合後の原監督にキツい言葉をかけられることになってしまいましたが、ちょっとやる気が空回りして制球を乱しましたでしょうか?四死球は与えていないし、ストレートも走っていたので、悪くは無かったんですけど、結果が伴いませんでした。
味方が逆転してくれて、大量援護となったので、恐らく、5回を投げ切ったとしたら、ギリギリリードを保ったまま、今季初勝利!って展開に持ち込めたかもしれませんが、そういう勝ち方は監督が許さなかったのでしょう

それもまた期待の表れだと思います。
優しい表情の山崎伊が今季は闘争心を表に出すようになったように、これまたさらに優しい表情の井上にも、もう一段階段を上がって、ちゃんと勝利を手にして欲しいという、メッセージが込められた降板とコメントだったのではないかと思います。


代わった船迫が勝利投手の権利を手にして、初勝利をゲットしましたが、オールドルーキーとして一年目から結果を残さなければ、自分のプロとしてキャリアは他の選手に比べれば、長くないという覚悟で入団しているでしょうから、まずは1勝という数字を刻めたことは大きなことだったと思います。
正直なところ、まだ安心して見ていられるほど安定感のあるピッチングをしてくれているわけではありませんが、これをきっかけに一つレベルアップしてくれるといいです。


この時期、投手陣は体力的に厳しいですから、ブルペンは何人いても困らないですし、逆に少しでも悪くなればすぐに入れ替えさせられますから、もっともっとアピールして欲しいですね。


攻撃の話に戻ると復帰組の活躍は確かに嬉しいですが、実はそれ以上に収穫があったように見えたのは、岡本と大城の逆方向へのホームラン
岡本は今季初のライトスタンドってことのようですけど、本来はあれがデフォルトの打球なんで、あの感触を思い出してくれたら(甲子園から兆候はありましたけどね)、打率もあがりますし、ホームラン数もまだまだ伸びるでしょう。
そして大城の逆方向も、打った瞬間はレフトフライ?ギリギリフェンスくらいまでゆく?くらいで見てたんですけど、あれがスタンドに入るとは・・・・軸足の押し込みがしっかり効いている証拠ですし、大城といえばコンパクトでもライトスタンドへ弾丸ライナーのような打球でスタンドに放り込むイメージ(もしくは逆方向でも外野の前に落とすするどい打球)ですけど、この打席のようなバッティングの感触が良い方向に行ってくれれば、背番号と同じホームラン数を実現するのも出来そうな気がします

体勢が崩れているように見えて、しっかり体重が乗っている


WBCがあった上に、出場数が多くて、疲労を常に心配していますけど、5番での出場が多かった大城が、丸の復帰、秋広の5番抜擢により、7番というポジションで打席に立てるのであれば少しだけ負担は減りますし、相手バッテリーにとっても嫌でしょう


秋広、丸、大城、門脇と左が並びますが、今季の巨人は以前の左右病とかジグザグとか拘らなくなったので、これはこれでアリだと思ってます。


高梨の登板が多すぎるのだけは気になりますが、コーチやトレーナーも高梨とはしっかり会話して、コンディションを見ながら起用しているでしょうし、疲れてきたら高木京に託すという選択肢もありますから、本当に大事な時期に離脱だけしないよう、頑張ってもらいたいです。


さて、今日は山崎伊と高橋宏の若武者対決


正直、打ち崩すのが難しい強敵ですが、山崎伊が今日勝てば、最多勝争いの中に加わる権利を手に出来るといっていいと思うので、昨日の流れと空気をうまく持ち込んで、打線が援護してあげて欲しいですし、長いイニングを投げられるポテンシャルは持っているので、日曜に備えて、最低でも7イニングは投げて欲しいですね。

 

追記

今日は日大三高日大鶴ケ丘西東京大会決勝の日大対決、大谷のブルージェイズ戦を見ながら、今から楽しみですし、これを見てる皆さんに是非見てもらいたいのが、同じNHKで15:55から放送する「マジックの継承者たち~WBC栗山監督と名将のノート」です。

以前、WBCのレポートの時に触れましたが、それの再放送。

三原ノートを受け継いだ栗山監督がどういう意識で野球に取り組んでいたのか、WBCが終った後から見てみるのも、とても面白いと思います。

野球好きなら見なきゃ損です。

 


管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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