ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/14 巨人 2-1 広島 → 今季初のスイープで6連勝!萩尾ナイスバッティング!

対  広島  3勝0敗0分 東京ドーム

勝利投手:高橋礼 (2勝0敗0S) 
セーブ :大勢 (0勝0敗4S) 
敗戦投手:ハッチ (0勝2敗0S) 

・投手リレー
巨人:高橋礼、バルドナード、大勢 捕手:小林
広島:ハッチ、塹江、益田、中﨑 捕手:坂倉

本塁打
巨人:萩尾 2号(3回裏2ラン) 
広島:

日テレG+ にて観戦 解説:黒田博樹 実況:梅澤廉
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240414_8003_1/)
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既に5連勝中で対広島も勝ち越しを決めているということもあってだと思うけど、坂本、大城をスタメンから外し、泉口、小林を出場させた阿部監督。
連勝中だから、もっと!ってなってもよさそうなところだけど、トレーナーやコーチたちとのコミュニケーションをしっかり取れているんだろうし、目の前のゲームも大事だけど、もっと先を見据えているなというのを感じる。


(一方で、ずっと痛みを訴えていた中川を限界が来たということで離脱させたことに対しての批判も多い。前日には「明日も投げさせる」なんてコメントもしてたし・・・ただ、他球団に対しての牽制やマスコミ対策もあるだろうから、阿部監督の言葉を100%鵜呑みにするわけにもゆかないだろう、深く考察するつもりは無いが、中川本人と会話を重ねていないはずはなく、体調が万全ではない中でも状態を見ながら何とか1軍の中で調整をはかっていたが、最終的にそれは難しいという判断になったのではないかと私は見ている)


大城に関しては、「小林、岸田の振る舞いをよく見ておくように」とも言われているようで、それはリード面だけでなく、投手への声がけやジェスチャーなど多方面にわたっていると思う。
確かに小林や岸田は良いボールが来たときは、投手に向かってうんうんと表情に出し、構えた時にも意図を伝えるようなジェスチャー、ピンチの時にはマウンドに行くなど、常に投手に寄り添っているのを目にする。大城にも無いとは言わないが、その頻度はちょっと少なめ。
配球面や自分のことに神経が沢山行ってるんだろう、それぞれのキャッチャーに良いところ、悪いところがあり、それが個性にも繋がっているのでそれでよいとは思うが、他の選手から学び、盗めるところはどんどん盗んで欲しいという親心。


2アウト満塁で小林が打席に立った時、大城を代打に出すという選択肢もあったと思うけど、阿部監督にはその考えは微塵もなく、休ませると決めたら一貫しているのは良かったと思うし、一方で投げる側も「抑えて当たり前」というのはプレッシャーになると、キャッチャー出身ならではの心理で小林を打席に立たせた。


ここで、タイムリーが出てれば、さらに評価も爆上がりで、このゲームはほぼ決まったろうけど、さすがにそう甘くはありませんでした。


その小林、守備おいては高橋礼を上手くリードしていましたし、秋山のバント空振りで堂林が飛び出したのを見逃さず、一度、三塁へ投げるふりして足を止めた後、冷静にセカンドに投げてアウトにするなど、経験値の高さを感じる場面でした。
一方で、矢野への三盗を許してしまったのは、高橋礼も含めた大きな反省点、せめて牽制でも入れるなり、クイックで投げるなりしていれば、相手の先制点を防げていたかもしれないと思うと、悔やむ点も多かったはず。
広島打線は隙を見せれば、あぁいう場面で走ってくるということがわかり、次から気をつければそれでいい。


その高橋礼は移籍後最多の7イニング、四死球は0で、とにかく変化球を低めに制球することでストレートとの速度差も生まれ、4、5、6、7回と三者凡退でつけ入るすきを全く見せなかった。
7回裏には打席が回ってくることと、前日が総力戦だったこともあり、7回まで投げさせたものと思われるが、中盤以降は全く危なげなく、チームを救ってくれた。


中川離脱中で1点リードの緊迫した場面とはいえ、残り2イニングとなればバルドナード、大勢を躊躇なく送り出せるし、そこで失点しても、今の彼らなら「しゃーない」とあきらめもつく状態なので、二人に託したが、大勢は全く問題ない、というかさらに安定度と頼もしさは増しているし、バルドナードはランナーを出しても全く動ずる様子もなく、終始落ち着いている。


終ってみれば3人合わせても四死球ゼロで、打たれた安打は試合を通じて3安打。


高橋礼の連続無失点イニングは途絶えたが、ヘタに記録が継続すると却って自分を見失う事にも繋がるので、これはこれでいいのではないか?


攻撃面ではハッチに苦労させられた・・・特に、坂本、大城を欠いているので、攻撃力が落ちている状態だから余計だし、岡本は完全にタイミングがあってなかった
まぁこういう日もあるだろう、でも、それを救ったのが高橋礼と萩尾のお立ち台コンビ。
そもそも、パ・リーグ出身という事もあって、打席においては送りバントすら期待していなかった高橋礼にヒットが生まれてからの、逆転2ランホームラン!!!

タメの効いたスイングで完璧な当たりでした!



失点した直後というのも効果的だし、高橋礼を走らせることなく、歩いてホームを踏ませ、次のイニングの準備をさせることが出来たのも大きい。
値千金という言葉をよく使うが、まさにその言葉が似合う一発で岡本が三振した高めのスライダーを自分も1球目では空振りしながらも、しっかり修正して仕留めたのは非常に素晴らしかった。バンテリンでも打っているし、いよいよ6大学の三冠王がプロにアジャストしてきたように見える。まだまだ初対戦の投手、球場が待っているため、この先も苦難はあるだろうが、ベンチでも非常に明るく率先して声を出しているし、二岡ヘッドからも「セカンドゴロを打ってこい」という素晴らしい助言もいただくなど、プレッシャーを感じさせない上司にも恵まれ(阿部監督は門脇にショートゴロを打てって言ってますね(笑))、今は若手が失敗を恐れずに伸び伸びやっている空気感をヒシヒシと感じますし、坂本や丸、岡本といった先輩たちも今の若い選手の扱いに長けている感じで、昭和の上下関係は感じない(それは中田もそうでしたね)。
小林は常に選手にいたずらを仕掛けて困らせつつもチームの輪を保つ努力もしている。


数年前まで現役として一緒に戦った人が監督で、その監督ですら「昭和の教え」なんて叩かれながらも、若手と積極的にコミュニケーションを取り、イヂるときですら笑顔で笑いを生んでいる。
そういう空気が若手が力を出しやすい環境を作っているんだろうというのをキャンプでも感じたし、開幕してからもベンチの映像が映るたびに目に飛び込んでくる。


新井監督や高津監督も同じようなニュアンスを感じるし(新井監督は時に甘いかな?ってのも感じるが、それが去年は良い方向に行っていたように思う)、今季の立浪監督もベンチで笑顔でいる時間が長い。
原監督が退任し、阪神の岡田監督とそれ以外の5球団の監督との年齢ギャップも大きくなり、その岡田監督も2年契約なので、来季の首脳陣の若返りが起きたとしたら・・・まだ早いが、来季のセ・リーグの監督、首脳陣の平均年齢も一気に下がり、また野球が変わってくるような予感がする。


おっと、話が逸れたが、これで3試合連続の逆転勝ち、しかもブルペンはガチガチ、常に主役が変わる6連勝。阿部監督も「出来すぎ」と言っているが、私もそう思う(笑)。


と、ひと通りはしゃいだところで(笑)今週の話を


いきなり、交流戦前最大の試練と言ってもいい戦いが待ってます。
昨年、鬼門となった甲子園、マツダでの遠征6連戦。シーズン前半戦の戦いの山場と言っても過言でもないヘビーローテーションで、今季の巨人を占うにはもってこいの戦い。
これがあるから、移動日も含めた2日間を坂本、大城には休ませたと言ってもいいのではないか?と勘ぐってますが、それだけ阿部監督も大事な一週間だと思っているということなのでしょう。


個人的には、「出来すぎ」感のある今週を踏まえて、作った貯金を全部使い果たしても終わってみれば5割以上をキープ出来ていればイイと思っています。
(それだけ今週の連勝は大事だった・・・ってか大きく負け越していれば、ハンパ無いプレッシャーで乗り込むことになっていた)


ただ、この6連戦を互角以上で乗り切ったなら、巨人が前半戦の主役の座に一気に駆け上がることにもつながりますし、改めて「今季の巨人は違う!」というイメージを植え付けることになるのは間違いない。


西舘、バルドナード、大勢といった勝ちパだけでなく、他の投手にとっても負担のかかる戦いになりそうですし、ここで菅野がまた勝てれば、今季のキーマンと推している私としても嬉しい。
新戦力たちが甲子園、マツダという難しい球場で、どれだけパフォーマンスを発揮できるのかも気になりますし、圧倒的アウェー感の強い、この2球場で活躍できたなら成長曲線が一気に上がることにも繋がります。
ワクワクする気持ちと「大丈夫だろうか?」という不安感の入り交じる、1つの勝敗、1つのプレーに一喜一憂する戦いが見れそうで、今から楽しみで仕方ありません。


(愚痴のオンパレードになる可能性だって十分にあります)


追記1:
このゲームでは守備の際どいプレーもたくさんありました、佐々木、萩尾にはボールを掴んでいながら・・・ってのもありましたし、門脇のエラーになってますが、岡本の送球がもう少し・・・ってのもありました。前日には野間のタイムリーも守備位置を調整していれば防げていたかも?という場面もあった。
それでも、積極的な守備は今の巨人の魅力ですし、変に守りに入って欲しくは無いので、この姿勢は貫いて欲しいです。
(泉口の守備はチームを救いましたし)


追記2:
土日はスポーツライブ+チャンネルで西武とのファームの試合を見ながらの観戦ダブルヘッダーでしたが、最後は岡田、浅野のフレッシュコンビで延長を制しました。
前日も延長を岡田で制し、ファームも頑張ってます。中川の代わりとして横川が上がってきましたが、京本もピッチングで存在感を見せておりブルペンに穴が開くようなことがあればチャンスをもらえる可能性は高く、梶谷も2安打と順調な復調ぶりをアピールしてくれました。
チーム成績も決して悪くは無いですし、桑田2軍監督の育成方針は決して間違っていない感じで、この先、1軍が苦しくなった時、鼻息荒く待ち構えている若手や中堅、ベテランらがすぐに結果を出してくれそうな期待感と、育成からどの選手が支配下登録されるのかの争いにも目が離せません。

 

 


管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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