ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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巨人、新コーチ人事について思うこと

さて、今日は新たな体制についてちょっとだけ書きとめておきたい

11月13日にコーチ人事が発表された

その陣容は・・・

【1軍】

監督 原辰徳(54)

ヘッドコーチ川相昌弘(48)

投手総合コーチ 川口和久(53)

投手コーチ 斎藤雅樹(47)

打撃コーチ 村田真一(48)、江藤智(42)

内野守備走塁コーチ 勝呂寿統(49)

外野守備走塁コーチ 大西崇之(41)

バッテリーコーチ 秦真司(50)

ブルペンコーチ 高田誠(48)

戦略コーチ 橋上秀樹(47)

レーニングコーチ 白坂契(51)、内藤重人(46)

【2軍】

監督 岡崎郁(51)

二軍投手総合コーチ 尾花高夫(55)

投手コーチ 阿波野秀幸(48)、田畑一也(43)、豊田清(41)

打撃コーチ 岸川勝也(47)、荒井幸雄(48=育成兼務)、清水崇行(39)

内野守備走塁コーチ 福王昭仁(48)

外野守備走塁コーチ 小関竜也(36)

バッテリーコーチ 野村克則(39)

育成コーチ 吉原孝介(43)

レーニングコーチ 伊藤博(46)、木村龍治(42)、会田有志(28)

一番大きな人事としては、岡崎ヘッドが2軍監督になり、川相2軍監督がヘッドに変わるというところだろうか?岡崎ヘッドに関しては、ちょうど去年の今頃、清武事件があって、微妙な立場での1年を過ごしたと思う。ぶっちゃけた話、やめさせるわけにもゆかず、かといってこのままヘッドを続けるのも・・・・で、苦肉の策ということになるだろうか?

ま、元の鞘に収まったという感じだけど、1軍のヘッドを経験した目線で、来シーズンはファームのレベルアップに貢献してくれると期待している

そしてヘッドになった川相ヘッド。

ファンには記憶に新しい、第一次原政権時に現役引退し、コーチになる事が発表された直後、原監督解任→堀内政権誕生→契約破棄→中日で現役続行→中日で2軍監督

という悲しい経緯を歩んできた人物。原監督直々にコーチ要請したにも関わらず、まさか自分が辞める羽目になろうとは思ってはいなかっただろうけど、お互いの胸にしこりのようなものが残っていたと思う。

そんな中、復帰してくれた川相ヘッドに感謝の念にたえない

が・・・

ヘッドコーチといえば監督にモノ申す事の出来る存在で、特に巨人においては、そのポジションは重要だと思っている。川相ヘッドが原監督に対して、どこまでモノを言う事が出来るか、そこは心配だ

ただ、どちらかというと、ずっとファームの選手を見てきた視点で、来シーズンの若手起用に関して提言してくれるだけで個人的にはオッケーだと思ってる。ヘッドという立場では、得意のバントに関する講釈は減るものと思えるが、普段の練習の中で選手たちに注意を促してくれるとなおうれしい

もうひとつの目玉といえば二軍投手総合コーチに就任された尾花コーチの復帰だろう。

そもそも、横浜ベイスターズからの監督要請がなければ、そのまま巨人のコーチとして残ってくれただろうことを考えるだけでも、2010、2011年は勿体なかった。

その尾花コーチが2軍の総合コーチとして戻ってきてくれるというだけで、来シーズンの若手のレベルアップが期待できる。そこに、すでに名コーチになりつつある豊田氏がコンビを組むわけで(阿波コーチ、田畑コーチもいるが・・・)、辻内の1軍デビュー、松本、今村のさらなるレベルアップ、そして菅野への即戦力としてのレベルの底上げは約束されたと勝手に思い込んでいる。

1軍の方はといえば、投手の総合コーチの川口コーチ、投手コーチの斎藤コーチ、打撃コーチの村田コーチ、江藤コーチと同じメンバーであるが、川口コーチはいいとして、後の3人は・・・・・

っていうか、特に今シーズンを見ていると、阿部が野手へ緊張感を与え、投手には厳しく指導し、内海がアフターフォローをするという絵が思い浮かぶ。ぶっちゃけた話、このふたりがいればコーチの仕事は随分減ったんじゃないかと・・・(苦笑)

ま、若手に関しては彼らの指導は必要なように思うけど、目の前に阿部、内海という誰よりも練習量が多く、誰よりも結果を出している選手がいることが最大の教えになっていると思う。

(ま、コーチの仕事は教えるだけじゃないからね、全体の管理はまぁコーチにお任せして・・・)

そして橋上コーチが戦略コーチとして、来年もいてくれる事の心強さ。

優勝後に新聞はもとより、優勝特大号として出た雑誌すべてに目を通したけど、多くの選手の口から橋上コーチに対しての感謝の言葉がスゴイ。「三振オッケー」という方針については、また今度じっくりと語りたいと思うけれど、多くの選手が単なるスゴアラー的な位置づけとしてよりも、自分が打席に立つ上での心構えまで教えてくれるアドバイザーとして慕っている記事を見るだけで、どれだけ大きな存在かわかる。

WBCの戦略コーチに選ばれたことからも、その手腕が評価されていることがわかるし、楽天も来シーズンから戦略室を設けると発表があって、、戦略室の重要性が大きなトピックになっている

そもそも、橋上コーチ、秦コーチの二人の加入が無かったら、今シーズンの優勝は危うかったと思う。

というか、あの暗黒を抜け出すのにもっと時間がかかっていただろう。

正直なところ、育成選手の多い巨人としては、これでもまだ足りないんじゃないかと思うけれど、陣容としては悪くないと思う。っていうか、上に名前をあげたコーチ(プラス両主将)がいてくれるだけで個人的には安心している。

ま、あとは清水コーチに2年目として、もう少し今度は実績を残してほしいのと、内野守備走塁コーチの福王コーチには期待している

明日は新生侍ジャパンの初陣

勝って欲しいけれど、まぁ勝ち負けは置いておいて、こういうゲームで力を発揮できる選手の見極めと、相手のデータ集めがメインになるかな?何といっても今回のWBCは本選出場できないかもしれない厳しい予選が待っているわけで、出来るならこちらは手の内を見せずに若手中心で通用するかどうかを見極め、相手には目いっぱい力を出させた上で勝つというのが最高のシナリオか