ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

マエケンすげーな!内海はちょっとかわいそうだった???

いやぁ~~~スゴイゲームだった

これまで1本もホームランがでず、やきもきしていた打線が、こうまでうまくいってしまうとは・・・・

今大会のダークホース、強打のオランダ相手ではピッチャーが最少失点で抑えて、緊迫したゲーム展開に持って行き、わずかなチャンスで得点するしかない

とゲーム前は思っていたんだが

まずは、1次、2次ラウンドと重ねていって表面化してきた選手の好不調を冷静に受け止め、台湾戦にチームを勝利に導いた鳥谷、井端のコンビを1,2番に持ってきて流れをつかもうという采配が見事にハマった

これまで先制を与えてしまい、どうしても重いゲーム展開になっていたところで鳥谷の先制ホームラン。

ゲームの主導権を握る意味でも大きく、前回よいピッチングをしていたオランダの投手にリズムを与えることなく、つけこむきっかけを作ったのが大きかった

そしてもちろんマエケンのピッチング

ストレートのキレ、変化球のコントロールともに完璧。阿部のリードとの相性も良く、打てそうな球がほとんどないピッチングはおみごとでした。

台湾戦の勢いもあったし、それを踏まえた球場の雰囲気も選手への後押しになっただろう、一方でドームに不慣れ、大歓声に不慣れなオランダにとっては、非常にやりにくいゲームになったことも侍ジャパンへの追い風になった

内海が失点してせっかくのムードに水を差したようになってしまったが、最初のバッターにも早い段階で追い込んでいただけに、変化球がちょっと抜けてしまいフォアボールになってしまったことがもったいなかったのと、阿部が早く動いて三振だったのがボール判定されてしまったことで、自分のピッチングが少し狂ってしまった。

阿部は前にもあったけど、国際試合では審判よりも先にジャッジを下してしまうのは厳禁。さきに立ってしまうと、どんなにあきらかなストライクでも審判はヘソを曲げてしまう。前回大会の城島はそのへん、逆球だとボール判定にされてしまいがちな向うの審判に対して、ゲーム前に逆球をわざと指示するので、その辺をしっかりと見てくれと根回しをするなど審判との駆け引きがうまかった

アメリカラウンドでは特に日本の3連覇を阻止しようなんて邪な考えが頭をよぎる審判も出てくるかもしれないし、とにかく審判を味方につけるための作戦をも練って挑んでもらいたい

内海は次のゲーム、つまり今日負けていれば明日のキューバ戦、勝てば明後日のキューバ or オランダ戦に投げる予定だと思っていたので、ひょっとしたら大差がついたことでの予定外の登板だったのかもしれない。前回の中国戦も次のキューバが予想されている中での中継ぎ登板だったし・・・もしもそうだとしたら、ちょっと可哀そうな使われかたかなと、少し同情しなくもない

それにしてもつくづく野球はピッチャーだな

打てそうな球が少なくてオランダ打線にプレッシャーを与えたマエケンと打てなさそうな球が少なく、余裕をもってボールを見ることが出来たオランダ投手陣。

その差がこれだけの大差となってゲームを決めてしまう

どれほど強打をそろえた打線でも、ピッチャー次第でゲームの流れを変えることを改めて認識させてくれたゲームだった

できれば明後日の順位決定戦も勝って、1位通過で少しでも有利なアメリカラウンドを迎えたいと思うところだが、勝敗にこだわるあまり選手に無理をさせたりケガに繋がるようなプレーが起きないよう、余裕をもったゲームをして欲しいなと思う