ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/24 巨人 8-4 広島 → いよいよ後半戦スタート!今日を良いきっかけにしたい

巨人 8-4 広島 対広島: 10勝 2敗 1分

勝利投手:内海 15試合 7勝4敗0S

セーブ :

敗戦投手:バリントン 18試合 4勝8敗0S

投手リレー

巨人:内海→マシソン→アコスタ 捕手:阿部

広島:バリントン→永川→横山→菊地原→武内 捕手:石原

本塁打

巨人:長野12号3ラン、 坂本10号ソロ、 高橋由2号ソロ、 阿部24号2ラン

広島:小窪2号2ラン、 広瀬6号ソロ

東京ドーム

日テレG+にて観戦

(解説 池谷公二郎  実況 町田浩徳河村亮

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後半戦の開幕戦となった広島東洋カープとの13回戦。二回に長野の3ランホームランで逆転に成功すると、坂本、高橋由にもソロホームランが飛び出して、試合の主導権を握った。先発・内海は7回3失点の好投で先発の役割を果たすと、七回には阿部の特大の2ランホームランでダメ押し点を奪った。4本のホームランで試合を決めたジャイアンツは今季50勝目を挙げ、後半戦幸先良いスタートを切った

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シーズンの中で切り替えるチャンスが2つある、ひとつは交流戦が終わって、ペナントに戻った最初のゲーム、もうひとつはオールスターが終わって後半戦スタートとなるゲーム。

どちらも区切りとなるゲームで、新たなる気持ちで入ってゆける

特に前半戦に成績の出なかった選手は、とりあえず前半戦は忘れて、気持ち新たに入ってゆきたいし、良かった選手は後半戦も変わらずに状態をキープしたい。そんな区切りの最初という事で、誰が投げるのかは気になるところ

交流戦明けの中日戦は澤村が投げて、7回2/3を無失点でおさえて勝利投手になった。じゃあ、オールスター明けの初戦は????ということで指名されたのが内海

ま、普通に考えれば”一応”巨人のエースだし、キャプテンなわけで、当たり前の起用なんだが、そこはひとつ冷静に考えてみると、今一つ波に乗れない内海を後半戦の開幕に指名して勢いをつけて欲しいという思いと、今日から8月の週の前半は広島、ヤクルト、DeNAx2というローテになってゆくので、相性の良い広島、DeNAあたりで星を稼いでほしいという思惑が重なっての起用だったんじゃないだろうか?(悲しいけど)

(オールスターはお休みで調整の間もあったろうし)

逆に考えれば、もしも今日内海が勝てなければ、「いつ勝つの?どこから勝つの?」ってことになり、後半戦スタートに暗雲が立ち込めることになる

と長い前ふりをしたところで、いきなり結論から言ってしまうと

内容的には不満は多く、広島打線に助けられたとはいえ、何よりも勝ちがつき、7勝目を手に入れたという事実がホンっと~~~~に良かった(苦笑)

内海の生命線は打たれても失点しない粘り強さ、それはどこから来るかと言えば、右打者のインコースへのコントロールと外角へのチェンジアップ(orシンカー)。そこをしっかりとつければいいのだが、今シーズンの内海はどうにもコントロールが微妙で尚且つストレートが少ない。

今日も阿部のミット通りにボールがゆかず、いきなり初回に失点し、2回もピンチを迎える。

こりゃいかんと、阿部は3回からとにかくストレートをゴリ押しさせて、今までの組み立てと変えて対処し、3回、4回と三者凡退で凌ぐけれど、もともと相手を圧倒するストレートではないだけに、狙われて、コースが甘く入ると(東京ドームだし)一発を浴びてしまう。5回に小窪に打たれた2ランホームランは立ち直りかけた内海に「おぃおぃやっぱりだめか?」と思わせるに十分な一発だったが・・・6回、7回を切り抜けて終わってみれば7イニングで被安打7、奪三振4、四死球0、失点3ということで、まぁ先発の役割としては果たしたことになるが、これがエースのピッチングか?と言われれば首をかしげてしまう内容だった。

長野が3ランホームランで2回裏に逆転し、さらに3、4回と追加点を取ったことで広島の攻撃陣も打つ手が限られてくるという効果もあってラッキーだったと言える

逆に広島から見たら、せっかく初回良い感じで先取点をとって、2回も追い込み、内海を序盤で引きずり降ろすチャンスだったのに、あと一本が出なかったことで逆転され、後手に回ることになってしまったと悔やんでいる事だろう。

統一球前からしっかり結果を残しているにも関わらず、統一球のおかげだったとか、雑魚専とか言われている今シーズンの内海だが、個人的にはチームの勝ち頭になれていない焦りからくる投球のリズム(解説の池谷氏は内海の良い時は軸足に体重が乗った時のタメがないと言っていたが)と、今年のボールは飛ぶという先入観からくる過剰なまでの慎重さが問題だと思っているので、単純に自信を持って、どんどん投げ込んでゆけば結果はついていると思うし、今日はそのきっかけをつかめたかもしれない(阿部に感謝だね)という直感がしたゲームだったと思う。

最初に言った通り、これからしばらくは相性の良いチームとの対戦が続くし、何とかそこで結果を残して、自信を取り戻してシーズン終盤の厳しい戦いでは、頼もしい内海が帰ってくると期待して、これからも見たいと思う。

さて、打線の方だけど、前半戦を忘れて今日からリスタートという事では、長野はこれ以上ないスタートを切れたんじゃないかと思う。

特に2回の3ランは、ボール3からの甘い球とはいえ、あれをリストの強さでスタンドに持ってゆくのは、まさに長野のバッティングなので、なんか久々に長野らしい当たりを見たなと胸が熱くなった。

今は村田の状態も良いので7番だけれど、今後は村田の調子を見ながら、日大コンビが日替わりで5←→7番を入れ替わって使う感じでもいいかもしれない・・・・(1番での起用は今シーズンに関しては、もうしなくていいかも)。

坂本の本人もびっくりの変態インコース打ちも見れたし、阿部のホームランを意識してスタンドに持って行っちゃう打席も見れた。

1、2番に良いところが無かったけれど、それを忘れるくらい、長野、坂本、阿部、ヨシノブのホームランが会場を沸かせてくれたので、攻撃陣に関しては文句を言ってはいけないかもしれない。1番の中井が定着したことで、1~8番までどこで一発が飛び出すかわからない強力なラインアップが組めているし、相手がエースクラスになればそれに対応したメンツを組み上げることも出来る。

下には大田、橋本など手ぐすね引いている選手も隙をうかがっているし、チームとして打てない日があったとしても、すぐにパターンを変えられる柔軟性のあるチームとして、層の厚さはやはり群を抜いている

明日はマエケン vs 宮國か

普通に考えれば、宮國には分の悪いゲームになりそうなので、その意味でも今日勝てたと事は大きかったけれど、その辺はマイナスにとらえるのではなく、もしも明日、宮國がマエケンに投げ勝つことが出来たなら、彼にとって今シーズン最も大きなきっかけになる可能性はあるし、後半戦に向けて化けるかもしれない。

その為に大事なのは早い回での打線の援護

おそらく明日は左打者中心のオーダーに変更してくるんだろうけど、そうなるとヨシノブとボウカーの二人がキーになりそうだ。おそらく2番は亀井のままで来るだろうし、マエケン的にも2番の亀井、4番の阿部は要注意で投げてくるだろう。ヨシノブを5番とかに上げるのではなく、今日のままの打順で置いておくのであれば、ちょっと息をつきたい6番以降にヨシノブ、ボウカーがいることはマエケンにとっても休む間のないいやらしい打線に見える事だろうから、出来るだけ下位打線でスタミナを削って、上位打線の援護をしてくれたら決して攻略できない投手ではないと思うので、何とか宮國に打線の力で勝ちをつけてあげて欲しい

(管理人:みんぐ)