ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/17 巨人 6-9 阪神 → やっぱ簡単には3タテはできんか?でも悪くない負けだった

巨人 6-9 阪神 対阪神: 6勝 7敗 1分

勝利投手:榎田 12試合 4勝5敗0S

セーブ :福原 31試合 3勝0敗4S

敗戦投手:宮国 10試合 4勝4敗0S

投手リレー

巨人:宮国→田原誠→青木→笠原→マシソン 捕手:阿部

阪神:榎田→メッセンジャー→加藤→安藤→福原 捕手:藤井

本塁打

巨人:長野11号3ラン

阪神:浅井1号ソロ

阪神甲子園球場

SkyAにて観戦

(解説 佐野慈紀  実況 中井雅之)

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オールスター戦前最後の試合となった、阪神タイガースとの14回戦。先発の宮國が3回5失点と試合を作れず、序盤から阪神にリードされる展開となった。リリーフ陣も流れを食い止められず失点を重ねる。打線は六回に高橋由のタイムリーで1点をもぎ取ると、続く七回に坂本、阿部のタイムリー、長野の3ランホームランで1点差まで詰め寄った。しかし点差を広げられてしまい6対9で敗戦。前半戦のラストゲームを勝利で飾ることができなかった

Yomiuri Giants Official Web Site

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表題の「悪くない負け」…には思いっきり負け惜しみがこめられてます(涙)

(そして、ここから記事の中にも多分に負け惜しみが登場します、そういうの嫌いな方はここで読むのをやめていただいた方が…)

早々に宮國が炎上した時点de

半ばあきらめかけるのはしゃ~ない。昨日の夢よもう一度と願いつつも、昨日は3失点、今日は5失点だからなぁ、さすがに無理だよなぁ

とベンチも思ったか?(涙)

こういう展開だと、守備重視ではなく、どうしても攻撃モードにスイッチしなければいけないので、4回以降出てくるピッチャーがある程度失点してしまうのはもう仕方ない。

阪神ベンチの雰囲気や球場の盛り上りが後押しとなって、ますますバットの振りが良くなるし、周りの空気が打たせる好循環になりがち。

実は後のことを振り返れば、この5失点でしっかりと締めていれば、ひょっとしたらひょっとした展開になっていただけに、結果論として田原の失点、笠原の失点が痛かったけれど、この時点では”あぁなるとは”予想もしなかったので、コレも仕方ない

むしろ、このまま登板無く下に逆戻りしてしまう可能性の高かった田原を登板させられたこと、その田原もランナーを背負うとリキんじゃって、使い方としてはなかなか限定されるな・・・というのが判明したのは不幸中の幸いか?

ま、その中盤での細かい失点も気にはなるが、4回の村田のホームへのツッコミを止めた三塁コーチャーは残念だった。大量ビハインドだから、仮に突っ込んでアウトになっても、誰も怒らない(笑)。1アウトなら次につながるけど、2アウトだったし、しかも榎田からの連打だったので、その後の谷まで打って3連打ってのは想像しにくいわけで、あそこは一か八かの走塁をして欲しかった

しかし、巨人は榎田を打てないねぇ~~~榎田の4勝5敗のうち、3勝が巨人からもぎ取った勝利になるのかな?ある意味、能見以上の巨人キラーだな

確かにストレートと変化球のフォームが見極めづらく、程よい荒れ加減ではあるけれど、杉内ほど幻惑するタイプではないと思うし、狙い球を絞って強く振り切れば決して打てない球じゃないように見えるんだが、138km/h のストレートに振り遅れているのを見ると、打席に立たないとわからない何かがあるんだろうなぁ。

今日も榎田対策としてどういった方針を立てているのかわかりづらい内容で、ひょっとしたら選手各々に攻略を任せていたんじゃないかと思えるんだが・・・・ヤクルトのライアン小川といい、お尻の大きなダイナミックなフォームのピッチャーに弱いのか?>うちは

決して三振は多くないので、当てることが出来るのであれば、どちらかというと守備的に何かが起こりそうなサード方向、レフト方向を狙わせて、失策待ちなんてやり方もアリなんじゃないかと思えてくるくらい

っていうか、他のチームが榎田を打ってる様をしっかりとチェックして、どうやって攻略してるのか、参考にさせてもらうか

雰囲気的に(あくまでも私が思うに)勝てたらラッキーみたいな空気になってる気がしたので、こうなったら榎田降板後にチャンスを見出すしかないなと思っていたけれど、榎田の四球から何とかヨシノブが1点取れて、なすすべなく終わらせることがなくなったのは大きいし、それによって降板させられたのが次につながった

さっき、阪神スレ見てきたけど、いやいや「魔の奈々回」もとい「魔の7回」は本当に起きるもんだね。大量リードしていたので、勝ちパターンの継投は無いんじゃないかと思っていたけど、まさかメッセンジャーを持ってくるとは・・・ね。

一瞬、???これってこっちにとって、嫌なの?チャンスなの?と理解に苦しんだが、良く思い返したらメッセって立ち上がりが良いピッチャーじゃないよな?ってことはチャンス?と思っていたら・・・あれよあれよの4連打。できれば村田の一発で!!!!と思っていたら三振で、あちゃ~反撃もここまでか?とガックリ来ているところに、まさかの長野のスリーラン。

嬉しいのはもちろんあるけど「なんだよぉせめて村田も出塁してたら同点だったのかよぉ~~」って残念な気持ちも半分…

終わってみれば、まさかの6~7回の6得点だけど、結局、その前にジワジワと1点ずつ失点したことと、7回に同点にまで追いつけ切れなかったことが、勝ち切れなかったことに繋がった感じ

ただ、この時の原監督の「おぃおぃ追いついちゃうかもよ?」という表情と、阪神ベンチの重苦しい雰囲気、そして昨日に引き続き風船膨らませたまま、お預けをくらう球場の空気を味わえただけで、敗戦のショックも多少は和らぐってもんだ(と負け惜しみ)

長野が3安打3打点と頑張りを見せて、これで日大コンビ完全復活か!?と期待しなくはないんだが、9回最終打席の追い込まれてから、インハイ見せられて外スラをひっかけて・・・ってのを見せられると「あぁまた今日もたまたま打てたパターンなのか?」と心配になってしまう

宮國に関しては、もう少し良いと期待してたんだけどなぁ、新井に投げた球が甘く入っちゃったなぁ~~~(涙)入団1年目に阿部が受けた時「素晴らしい球を投げるな、早く上に上がって来い」と言わせたストレートの球速を上げるべく、キャンプで鍛えたんだが、一方で制球と変化球のキレに苦労してファーム落ちを経験した。

そこで、下半身を徹底的に鍛えなおし、土台を固めて上がってきてからは制球も安定してきてた…んだけど、今日は初回に失点してしまったことから、あせってストレートも変化球もダメ、さらには藤井にバスターエンドランをやられてしまって心が折れるという若さ丸出しの結果に終わってしまった。

ストレートのキレと変化球を両立させるのはなかなか難しいけれど、打たれてもいいから、せっかく鍛えたストレートを置きに行くのではなく、腕をしっかり振って投げ切って欲しかった、じゃないとカーブも生きないし

(あれ?昨日の菅野にも同じようなこと言ったデジャヴが・・・)

今日は宮國、田原、笠原と若い投手たちはゲーム後に反省の弁しきりだったけど、まぁまだペナント途中でこういう経験が出来て良かったと考えることにしよう

ま、能見、スタン、榎田という巨人に対する必勝パターンで2勝1敗だったのは上出来だし、なんだかんだ言ってゲーム差を広げて前半戦を終わらせられたし、巨人相手ではどれだけリードしてても最後まで安心できん、と思わせることも出来たし、負けても追い詰めたことに救われた巨人と、勝ったはずなのにいっぱいいっぱいで素直に喜べない(と阪神スレではファンが嘆いとった)阪神との間に精神的な余裕の差があると(無理やり)納得して締めるとするか・・・・・

ホントは3タテしたかった・・・・グス

(管理人:みんぐ)