巨人 2-11 広島 対広島: 10勝 3敗 1分
勝利投手:前田健 15試合 8勝5敗0S
セーブ :
敗戦投手:宮国 11試合 4勝5敗0S
投手リレー
巨人:宮国→田原→笠原→アコスタv青木 捕手:阿部→河野
広島:前田健→今村→久本 捕手:石原→倉
巨人:ボウカー8号2ラン
広島:キラ5号2ラン、 岩本2号ソロ
東京ドーム
日テレG+にて観戦
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東京ドームで行われた広島東洋カープとの14回戦は、序盤から大量点を奪われる苦しい展開となった。先発の宮國は二回に8点を奪われ降板すると、その後の投手陣も追加点を許した。一方の打線は五回にボウカーのホームランで2点を返すが、以降は打線がつながらず無得点。2対11の大差で破れ、連勝とはならなかった
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なんていうか・・・どうやったら宮國を立て直せるか、居酒屋で朝まで生討論したいくらいの出来だった(涙)
昨日の記事で、もしもマエケンに投げ勝てれば、非常に大きな自信になるし、きっかけになるなんて書いちゃったら、見事に逆フラグ。自信になるどころか、トラウマになるんじゃないかと心配になるゲームとなってしまった
いや、初回の入り方を見る限り、ほぼ完ぺき。解説の山本氏も今シーズンで一番イイというくらいのできで、今日は投手戦を予想していた。
昨夜崩れかけた内海をストレート中心の配球にすることで、立ち直らせた阿部が宮國をどうリードするのか楽しみに見てたんだが、2回にキラにストレートを運ばれた途端に、配球がおかしくなった。ランナーを背負ったからカーブが使いづらくなったと山本氏は言っていたけど、そういうもんか?
個人的には宮國はまだ勝ち星をうんぬん言える立場には無いので、打たれるのも勉強だし、むしろ打たれた後にどう立ち直るかの経験値を稼ぐことが将来につながると思っているので、いきなり打たれたからと言って配球を変えるのはどうかと思った
しかも打たれた球はほとんどがスライダー
ストレートとカーブの緩急で打者を惑わし、時々スライダーを混ぜることで投球の幅を広げるのが宮國のスタイルだと思うのだが、2回以降はストレートが激減してしまった。
もちろん、表情にも表れるほど冷静さを欠いていたし、コントロールも甘くなってしまったのは宮國の問題なんだが、まだ経験の浅い若武者だからこそ、そういう時に思い切り腕を振らせる球を投げさせるとか、声をかけて奮い立たせるとかあってもイイんじゃね?と思ったんだが、なすすべなくただただ打たれてしまった
阿部は「走者を出したら積極的になる、用心深くいったつもりだけど、宮國に伝わってなかった。そういうのも俺のミス」とコメントしているが、むしろあの状態の宮國に用心深くというのは難しい注文だと思う。
思い起こせば入団時、キャンプで宮國の球を受けた阿部が「いい球を投げている、早く上に上がって来い」と言ったほどストレートのキレは宮國の生命線。
今日もストレートは切れていた・・・んだけどなぁ(涙)
さぁ、どうしたもんか
原監督は「実力至上主義でチームを編成しているわけだから。次をあげることは(実力至上主義という)その言葉を励行しているとは思えないね」と次のチャンスが無いことを明言しているので、下でまた再調整ということになるだろう
さて、ここでどうしたもんかとなる
持っている素材は申し分なし、恵まれた体格にキレのあるストレートとカーブという武器もある。じゃあ今の宮國に足りないモノはなんなんだろうか?
ひとつにはメンタルの問題がありそうだ、、、キャンプレポートを見ても、ズムサタを見ても、宮國は引っ込み思案だし、優しい・・・それは彼の良いところでもあるけれど、勝負の世界に生きるものとしては欠点にもなりえる。せめてマウンドに立った時は堂々と上から見下ろすくらいの図々しさが欲しいのだが、まだ1軍での実績に乏しく、自分に自信の持てない宮國にとっては難しい作業なのだろう。
それは宮國に限ったことではなく、若い選手皆に言えることだけれど、そこは乗り越えないといけない大きな壁になりそうだ。身近で言えば去年の高木京、今シーズンの笠原なんかは勇気を振り絞って、守りに入らずに攻めているように見える
もひとつ気になっていることがあって、
個人的には宮國の投球フォームは非常にバランスよく、きれいでほれぼれしている。私が教えている選手にも見本にしろというくらいなんだが、逆に綺麗すぎて打者から見やすいのではないかと思える時がある。そのため、ストレートもキレはあるが素直すぎる可能性もあって、完全に決まった時はいいが、少しでも甘く入った時にファールに出来ず、打ち返されてしまうのではないかということ。
今日のキラに投げた高めのストレートも球速の違いを抜きにすれば、澤村だったらファールになっていた可能性が高い。もちろん、宮國に澤村のストレートをまねさせるつもりは毛頭ないけれど、ほんのわずか、打者のタイミングを狂わせる調味料が加わることで、劇的な変化が起きるのではないかと感じる
あと今日に関しては、スライダーを投げる時に腕の振りが緩んでいるように見えた。こうなると打者にとっては見やすいボールになってしまうので、仮に見破られてもタイミングの取りづらいカーブを多投する方が良かったんじゃないかと思う。ま、杉内のようにストレートとスライダーの区別が全くつかないフォームで投げられるのが一番いいんだけど・・・
あくまでも私の私見であって、全く違う見方をしている人もいるだろうし、同調してくださる方もいるだろう。おそらくこれを読んでいる方の数だけ、こうしたらいいのに!ってのがあって、きっとその話題だけでご飯三杯くらい食べれるんじゃないかと思うけど(笑)
いずれにしても、自信どころかトラウマを植え付けられてしまった宮國が下でどういうチャレンジをするのか、こりゃ、この夏はファームから目が離せんなと思ったし、今日の宮國を見て下で手ぐすね引いている投手たちが色めき立ってくれたなら、それはそれで楽しみでも・・・ある
打線に関してはマエケン相手なので、ある程度は仕方ない。こういう大味な展開になったらマエケンも多少は雑になってくれるかと思ったが、決してそうはならず、さらに早い段階でひっこめるかと思いきや、しっかりと引っ張っていたし、ちょっとつけ入る隙がなかった。
そんな中、ボウカーがせめてもの反撃をしてくれたのは幸いだけど、あぁやっぱりマエケン相手にする時は1~2点までしかあげられないんだなと改めて感じたゲームでもあった
個人的には河野が見れたからまぁいっか・・・としておこうかな
なんにしても、昨日勝っておいてよかったし、阪神も仲良くおつきあいしてくれて大差で負けるなんて似たようなゲーム展開してくれて、助かったと言えば助かった
明日はナゴヤに移動して、大野 vs 澤村か・・・
高木監督は後半戦は巨人戦に照準を絞って挑んでくるらしいので、こっちもそれなりの気持ちで受けて立ちたいところ。前回無失点記録は止まってしまったが、ナゴドでは好調の澤村が大野相手にどういったピッチングをしてくれるか楽しみにしたいし、前回の東京ドームでの悔しい思いを晴らさないといけない
今日は余りゲームレポートになってないけど・・・・許してください
(管理人:みんぐ)