ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/31 巨人 2-4 楽天 → 原監督得意の徳俵まで追い込まれての踏ん張りどころ。もうガムシャラにやるだけだ

巨人 2-4 楽天 対 楽天: 2勝 3敗 0分

勝利投手:則本 2試合 1勝1敗0S

セーブ :

敗戦投手:西村 2試合 0勝1敗1S

投手リレー

巨人:内海→澤村→山口→西村→青木 捕手:阿部

楽天:辛島→則本 捕手:嶋

本塁打

巨人:村田2号ソロ

楽天

東京ドーム

日テレG+ にて観戦

解説:水野雄仁立浪和義前田健太 実況:蛯原哲河村亮

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東京ドームで行われた、東北楽天ゴールデンイーグルスとの日本シリーズ第5戦。巨人は先発の内海が三回に乱れ、2点を先制される。一方の打線は中盤まで楽天投手陣を打ちあぐねるが、七回に村田のソロホームランで1点差に詰め寄る。さらに九回にも村田のタイムリー内野安打で同点に追い付いた。しかし延長10回に2点を奪われると、その裏で反撃できず2対4で敗戦。対戦成績は2勝3敗となり、巨人は日本一へ向けてもう後がなくなった

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昨日は川上元監督の追悼試合のような形になり、ビハインドを跳ね除けての勝利で、

今日はお昼に上原の力投に刺激を受け、勇気をもらって球場に足を運んだだろう選手たち・・・

特に上原を尊敬している西村にとっては、よ~し、オレもやってやるぞ!

という気持ちになったはずだったんだが・・・(涙)

むしろトラウマになってしまわないか心配だ。去年、自分は力になれなかったという悔しさを事あるごとに口にしていたが、それを晴らすために1年間頑張ってきたはずなだけに、ショックは大きかったかもしれない。

昼間見た上原のように、全身を躍動させて相手に向かってゆく様を再現してくれると思っていたファンは、ピッチャーに四球を与えて動揺し、藤田に当てて真っ白になる西村を見て、むしろビビリだった頃の西村を思い出してしまったのではないだろうか?

ゲーム後に阿部が、呆然とする西村に声をかけていた・・・あれは恐らく、まだ終わりじゃないというリベンジを期すための声掛けだったと思う。

正直なところ同じような場面で使うのが怖くなってしまうが、出来ればリベンジしてほしいという気持ちもあるし、今夜は眠れないだろう西村にかけてあげる言葉が見つからない・・・・

それまでインコースと落ちる球にやられて、バットがクルクル回るか、手も足も出ずに見逃しの三振・・・を繰り返してきた由伸が、その落ちる球をしっかりと捉えて2ベースを打ち、則本と相性の良い村田が執念の内野安打で同点に追いついた時、これで完全にベンチが一つになった、終盤に追いつきさえすれば、もうこっちのものだと思ったんだけど・・・・藤田の涙で立場が逆転、逆にただでさえ雰囲気の良い楽天ベンチが完全にまとまってしまった。

しかしねぇ、打てないもんかねぇ。

左の辛島だからって矢野と中井を抜擢するのはイイんだが(中井には待望のヒットも出たし)、ゲーム中の解説にもあった通り、辛島は左打者を苦手にしているってデータもあったと思うけれど・・・本当にこのオーダーで良かったのか?

原監督は口癖のように、戦う準備が出来ていないものは使わないと言い、気の抜けたプレーがあったら主軸であってもゲーム中に交代させ、村田にいたっては帰らせたことがあるほど、全力プレーが出来ない選手には厳しく、それは奇しくも先日亡くなった川上元監督が常々行っていた采配だった

その志を日本シリーズでも貫くのであれば、坂本の先発起用はあり得ない・・・いや、守備の関係で出さなければいけないのであれば、せめて打順は3番ではないだろう。

川上元監督は、選手に厳しかった半面、悔しさを味あわせた後は必ずチャンスを与えていた。それは今シーズン、遅刻を理由にベンチ入りメンバーから外した後、悔しさがあきらめに代わる前に起用した中井の使い方を見ていると、脈々と受け継がれているのがわかる。

一方で、原監督は1989年、近鉄との日本シリーズの第5戦、1勝3敗で崖っぷちの中、14打席ノーヒットだった原選手が満塁ホームランを打ち、3連敗のあとの4連勝で日本一になった経験がある(近鉄 加藤の「ロッテより弱い」発言が有名だが)だけに、坂本に自身がやった劇的なプレーを期待しているのかもしれない。

(当時、私は職場のテレビで見ながら、ホームランを打った瞬間、号泣して同僚に笑われた苦い思い出があるが・・・)

ただ、残念ながら当時の原選手の球場での罵声や、クロマティを敬遠して自分との勝負を選択されるという歯がゆい思いと悔しさまで、今の坂本は感じてないんじゃないだろうか?と思うのだが、他の皆さんはいかが?

もちろん、坂本が怠慢プレーをしているなんてコレっぽちも思ってはいない、苦しみながら悩み、もがいている姿は、私にできる事があるなら何でもしてあげたいと思っているほどだけれど、当時の原選手とは立場が違うしなぁ~~~難しいかな(涙)

そもそも、今日もわずか4安打だし、坂本が一人が復活しただけでは互角に戦える状態にはないんだけどね。

ただ、あの力ない三振の連続を見せられては・・・ねぇ

どちらかと言うと、キャプテンの阿部の表情が重く暗い事が、チームに悪い意味での緊張感をもたらせ、キャプテンが苦しんでいるんなら俺が!という気持ちが逆に空回りしてるんじゃないかと思うんだが

これまで誰かの不調やミスを誰かがカバーするという野球で勝ち進んできた巨人。今日も7回の村田のホームランは阿部がライトフライに倒れて、球場全体がため息に包まれた状況を救ったと思うし、9回のピッチャーへの内野安打も1アウト3塁で不調の阿部相手であれば、もっと真っ向勝負されても良かったし、阿部もあそこで自分が同点打を打ちたかったろうという気持ちを代弁するかのように執念で追いついたと思う

ただ・・・・先頭打者、しかもピッチャーに対して四球を与えた西村をカバーしてやることが誰も出来なかったのが、ただただ残念

確率論から言えばマシソンでも良かったし、四球を与えた時点で西村の表情はあきらかに動揺していたので、藤田、銀次に対しては青木でも良かったような気もするけれど、延長15回も考えなきゃいけないし、セーブ王を取ったタイトルホルダーの西村を信じるという気持ちもわからなくはない。

難しい局面だったけど、ここは本当に東京ドームか?巨人のホームか?というくらいの雰囲気だったので、流れを変えるためにも藤田、銀次に対しては青木、もしジョーンズまで回ることがあるなら、無理を承知でマシソン、もしくは小山・・・って手もあったんじゃないか?とタラレバを言いたくなってしまうのは私だけじゃなかったと思う

ヒーローインタビューでの銀次の「最高です!」や星野監督の「楽しんでいただけたのでは?」という発言を悔しいと感じ、発奮して、どれだけ次につなげてくれるか、こっちはプレー出来ず、応援することしか出来ないので、選手を信じて明後日を待つしかない

確かにマー君相手では分の悪い戦いではあるけれど、もともと真の日本一になるためには、マー君との2度目の対戦に勝つしかないわけで、今日の勝利で「イケる!」って思っている(はずの)楽天ナインに「いやいや、日本一になるってのは、そう簡単なものじゃないよ」って事を見せつけてやるくらいの強い気持ちで、今シーズンどこのチームも出来なかったマー君攻略を成し遂げて欲しいと思う。

無敗のマー君 vs 連敗の無い菅野

この日本シリーズで一番手に汗握る展開が予想される戦いを、ここまで来たらいち野球ファンとして楽しみつつ、日曜の夜には「いやぁ苦しかったです」と照れながら各局に出演する阿部の姿を想像したいと思う

っていうか、もう先に点を取られて、追いかけるなんて姿は見たくないし、しんどいんで、相手のミス絡みでも、まぐれのホームランでもいいから、お願いだから先に点を取ってください、ホントお願いします

川上元監督の口癖「あきらめない」を合言葉に・・・

当ブログの辛口コメンテーターの人たちにお願い・・・・

ネガなコメントもいいけれど、なんか明るい話題を・・・・いただけませんか?(苦笑)

そうそう、ゲーム後に解説のマエケンが、出来れば自分の日本シリーズという舞台は来年は立ちたい。って言ってたんだが・・・・ってことはポスティングではメジャーにゆかないって事?チームをAクラスに導き、タイトルも取ったマエケンだけでなく、ほとんどの選手の年棒を上げなきゃいけないカープだと思うんだが・・・大丈夫?って、他球団のことながら、ちと心配になった(汗)

余計なお世話か・・・

(管理人:みんぐ)