ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

3/2 巨人 1-0 ヤクルト → 内海の修正力はさすが!菅野もナイスピッチング!

巨人 1-0 ヤクルト

勝利投手:香 月 2試合 1勝 0敗 0S

セーブ :西 村 2試合 0勝 0敗 1S

敗戦投手:山本哲 2試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:菅野→内海→香月→マシソン→西村 捕手:小林→河野

ヤクルト:ナーブソン→カーペンター→真田→山本哲→古野 捕手:相川→田中

本塁打

巨人: アンダーソン1号ソロ

ヤクルト:

日テレG+ にて録画観戦

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前日に続いて本拠地・東京ドームで行われた、東京ヤクルトスワローズとのオープン戦2回戦。試合は開幕投手候補との声もある菅野と内海が、それぞれ3イニングを無失点に抑える好投を見せた。巨人打線は試合の中盤まで、チャンスに「あと1本」がでない展開が続いたが、七回にアンダーソンのソロホームランが飛び出した。投げては5投手による完封リレーでこの1点を守り抜き、オープン戦3連勝を飾った

Yomiuri Giants Official Web Site

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いよいよ開幕まで一か月を切り、結果に関わらずに試したい事を出来るという期間も少なくなってきた。特に開幕投手を狙う二人にとっては、自分なりの課題をゲーム内でテストしたいこともあるだろうけど、その中で監督を迷わせるだけの結果も求められるという点では、他の投手に比べれるとハードルは高い

前回はスライダーを封印して挑んだ菅野は、今日はストレートを軸としたピッチングにスタイルを変えた。2年目の若手にも関わらず、引出しの多さには下をまくが、今日に関しては3イニングを被安打1ということで、(状態のあがらないヤクルト相手とはいえ)上出来だったのではないだろうか?特に課題としていたというストレートは球速以上にキレがあったし、コントロールもされていた。このまま少しずつ状態をあげてゆけば 148km/hだった球速も2~3km/hは上がりそうだし、その上でコントロールも同時についてくるだろうから次の登板も楽しみになった。

受けた小林もルーキーとは思えないほど堂々としていたし、この二人のフレッシュなバッテリーがペナントでも見れると観客動員も増えるか?(笑)

前回8失点の内海も、しっかりと修正してきた。

追い込んでから制球が甘くなるところが治ってたし、まだ若干高いかな?というところもあったけれど、チェンジアップの腕の振りは良かった

右バッターが多く、本来苦手な球団のヤクルト相手に、3イニングをパーフェクトなんで文句を言っては失礼ってなピッチングだったので、まずはひと安心。

香月に関してはローテ争いの崖っぷちにいる状態で、澤村、今村が戻ってくるとセドン、宮國を含めた戦いに挑む形になるため、相当な結果を残さないとなかなか厳しいとは思う。今日は結果的に勝利投手になった格好だけど、ピッチング内容的には正直なところあと一歩という感じがする。

マシソン、西村の安定感はもう言うまでもないので、このままケガなくペナントに入ってくれればそれでイイ。グッさんも順調に回復しているようだし、スコット鉄太朗の安定感は今シーズンも健在だろうから何も心配していない。

打つ方は結果のみが必要な大田は今日はちょっと残念だった。特に1番で起用されているということは、三振はやっちゃあいけないことなんで、ボテボテのゴロでもいいからバットに当てなきゃいけない。空振りの三振ってのがせめてもの救いだけど、去年と同じで結果を求めすぎるあまり、ちょっとボールの見極めが悪いという欠点が露呈してしまった感じか?江川氏が言うようにスイングは随分とスムースになっているので、その分、見極めは去年までに比べればしやすいはずだけど・・・

同じふるいの橋本、坂口も今日は結果が出なかったので、ま、チャンスはまだあるということで、次はもっと落ち着いて堂々と打席に立ってもらいたい

その一方で、ヨシノブのバッティングを見て一生懸命吸収しようとしているアンダーソンは3安打(うち1本はホームラン)と結果を残した。オープン戦での助っ人外国人選手がどれだけ良い結果を残そうが、ペナントの参考にならないことは痛いほどわかってはいるけれど(苦笑)、全く打てなくて叩かれるよりは遙かにイイ

そのうち弱点を突かれて悲しい事になるんだろうけど、監督から言われたヨシノブのバッティングを参考に・・・という部分を、単なるスイングだけではなく、配球やメンタル的な部分も含めて少しでも吸収できるようになるのであれば、仮にスランプになったとしても這い上がってくる可能性はある。

守備に課題はあるけれど、それは練習でカバー出来る部分なので、シーズン通して良い時を見極めて、ヨシノブや若手とうまく併用できれば戦力になれる希望は出てきたと思う。

サンデースポーツでは宮本は開幕投手は菅野がイイと言っていたな

開幕投手は単なるシーズン最初の投手という位置づけだけでなく、しばらくは相手球団のエースと投げ合い続ける宿命を背負うということなので、力投型の菅野があっているみたいなことを言ってたのと、そういう意味で内海は2番手投手との戦いを続ける方が良いというニュアンスで話してた。

内海を得意としていた宮本から見ると、そういう風に見えるんだろうなくらいに見ていたが、確かに言われてみればその通り・・・・か?

ま、どことやるにしてもどのチームも1~3番手くらいまではしっかりしているので、最初が菅野だろうが、内海だろうが、2カード目以降の難しさについては変わらない気がするが、昨シーズンのポストシーズンマエケンに投げ勝ち、マー君にも勝った勝負強さを今シーズンも発揮してくれるのであれば、ある意味、菅野は適任かもしれない。

個人的には前回言ったように18番を背負う杉内に今シーズンはやって欲しいと思っているけれど・・・・・

そういえば投手の育成に関して面白い記事があった

【初めてのG担当】「育成の巨人」の神髄(スポーツ報知)

この記事の中で尾花コーチの「ポイントは緊急性と重要度。どこの球団もチーム事情があるけど、うちは緊急性がない。だからうちの新人の育成は、腹八分目。もう少し投げたい、というところでやめさせるんや」

ローテ候補の多い巨人の投手陣の中では、アクシデントがあっても2~3人はすぐに名前が出てくる状態で、(言い方は悪いけど)消去法でやむなく使わざるを得ないという投手事情にないからだと思う。その分、じっくりと育成する事が出来るということなんだろうが、逆にいえばそれだけ競争が激しいという事も言えるわけで、選手寿命の短い投手としては、一日も早く上がりたい、でも球団はじっくりと育てたいというジレンマの中にいるんだろうな。

ファンとしては頼もしい限りで、楽しみでもあるが、当の本人たちは大変だな・・・というのを伺わせる記事で興味深かった

キャッチャーに関しても、阿部、実松は当確でも、残る1枠が小林なのか河野なのか、その辺の争いは興味深い。肩の小林、長打力の河野・・・どちらもアピールポイントが微妙に違うだけに、今後の結果次第というところだろうか?普通に考えれば巨人での実戦経験が少ない小林に関しては、ファームで各ピッチャーとコンビを組ませてから1軍デビューというのが筋書きだろうけど、やっぱりドラ1ルーキーが1年目から活躍する姿ってのも見てみたい・・・

最後に長野は今日もセンターから逆方向へ3本の猛打賞。1打席目は低めの変化球をうまく拾ったし、インコースも右方向へ上手く打っていた。江川氏は夢の4割打者なんて持ち上げていたけど、確かにそんな夢を抱かせてくれるのでは?と期待したくなるバッティングだった。

特に初見の相手からしっかりと結果を出したのはさすがだと思う

管理人:みんぐ