巨人 3-2 ヤクルト
勝利投手:久 保 2試合 1勝 0敗 0S
敗戦投手:中 澤 1試合 0勝 1敗 0S
投手リレー
巨人:大竹→セドン→青木→高木京→久保 捕手:阿部→實松
ヤクルト:石川→八木→石山→中澤 捕手:相川→西田
巨人:
ヤクルト:
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東京に戻り行われたヤクルトとのオープン戦。巨人先発の大竹は三回まで無失点の好投を見せる。打線は初回に押し出しで1点を先制すると、三回にはロペスの犠牲フライで点差を2点に広げる。投手陣は八回まで無失点リレーで2点のリードを守るが、九回に久保が同点に追いつかれてしまう。しかし同点で迎えた九回裏、橋本がサヨナラヒットを放ち劇的勝利を収めた
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スポーツニュースでもやってたが・・・
今日の目玉は、大竹、セドン、片岡、アンダーソンの新加入選手の活躍か?
キャンプも終わり、本格的に実戦べースでの調整となるオープン戦モードに入った。新加入の選手、特に昨年まではライバル球団の選手だった井端、大竹、片岡は大丈夫だろうか?間違えて、3塁側のベンチに行っちゃわないだろうか?守備についたあと、ちゃんとホームベンチに戻ってこれるだろうか?
そんなくだらない心配(笑)をしながら見てたが、正直、東京ドームに行きたかった・・・
オープン戦の先発メンバーなんてペナントの参考にはならないのが普通だけど、今日の8番 片岡にはちょっとドキっとさせられるものがあった。
もちろん、前提として阿部が出場していることが条件(阿部以外ならキャッチャーが8番に来るだろうから)になるけれど、たとえば1番・・・相手投手の左右によって、大田と橋本が併用されるとしたら、2番坂本、3番長野という足もあって、長打もある選手が村田、阿部、ロペスにつなぐ役割を担う。そこで走者を一掃できればいいし、残っている選手がいれば7番のヨシノブがとどめをさす
8番の片岡が1番打者としてまたチャンスメークをして、9番ピッチャー(今日はDHでアンダーソンが入っていたが)が送って、また上位に戻る・・・
そんな好循環をついついポジってしまうほど、ワクワクする打順だった
8番に俊足打者を・・・というのは、昨年以前にも私が言ってたことで、藤村だったり大田、橋本が任された時に同じような期待を口にしたことがあるけれど、残念ながら彼らはチャンスメークに値する出塁率を残すことができなかった。
一般的には1番に片岡を持って来て、2番に橋本のような小技を絡める選手を配置するのがセオリーだろうけど、残念ながら(良くも悪くも・・・いや良くもか)原監督は長打の期待できる積極的な1番が大好きで、私も個人的には大賛成
今はがけっぷちの大田が、このまま1軍に食らいつき、開幕は無理でもシーズン途中から固定しても良いような成績を残せるのであれば、長野、坂本が担っていた長打の打てる1番を大田に任せることで、普段はチャンスメークを期待し、下位からつながった場面では走者を帰すという大役を任せることができるかもしれない
その時には8番に足の速い選手を置くということの重要性がさらに増すことにもなり、今日は片岡だったけれど、それこそ、橋本だったり松本だったりといった選手を起用することが普通の光景になるかもしれない
普通ならバッティングに期待はかけられないキャッチャーに阿部という選手がいるからこその、巨人オリジナルの戦い方・・・その片鱗を少し垣間見たような気がするのは私だけ?
その片岡が東京ドームデビューで2安打と良いスタートを切り、巷で”アンダー損”と揶揄されていたアンダーソンも2安打。しかも、守備ではファーストに付くという形で、ロペスとの併用を伺わせる起用と活躍を見せてくれた。
昨年までいたボウカーのファーストの守備が神だったので、彼と比べるのは酷なことではあるが、まぁ無難に務めたという意味では、外野守備に不満を持っていた私の中では使い方の選択肢が増えたということで、まずはひと安心。
(相手のバレンティンのファーストが・・・・だったから余計にね)
そして先発ローテを任されるであろう大竹と、まだまだ実力の片鱗しか見えないセドンのピッチング
まずは大竹だけど、非常に良かった
野村監督に「うちに居たときはこの時期、投げてたっけ?」なんて冗談混じりに言われるほど、早い仕上がりに、見ているこっちが不安になったけれど、移籍1年目となればリキが入るのは当然。どれだけ実績がある選手でもローテが確約される保証がない巨人でのキャリアスタートとなれば、例年と同じペースで調整できないのは当たり前
飛ばしすぎで心配していたけれど、ここまでは順調なようでひと安心。初めて組む実戦での阿部との呼吸も、これからゲームを重ねる毎にあってくるだろうし、何よりコントロールの良い投手は見ていて安心感がある。
今のペースで仕上げてゆくと、夏場あたりにガクっと落ちる可能性もあるけれど、それをチャンスと狙う若手も控えているし、個人的には1年ローテを守って10勝8敗くらいの成績を残すくらいなら、夏場に休みを設けたとしても10勝5敗、出来れば12勝5敗くらいを目指して頑張ってくれるといいなと思っている
そして昨年の韓国の最多勝投手セドン
練習試合とオープン戦、これで2度の実戦登板を見たが、感想としては・・・
イイんじゃない?(苦笑)
高い身長から繰り出される球は昨年までチームメイトだったホールトンと共通するところではあるが、球威に関しては彼以上にある。ホールトンの場合は、高いところから高めに投げることで、フライアウトを取るというピッチングスタイルだったけれど、セドンの場合は高いリリ-スポイントから低めへ投げる高低差をうまく使うことでゴロアウト(もしくは空振り)を狙う投手のように見える。
今日はまだ多少高めに行く場面も見られ、阿部に「もっと低く」とジェスチャーされる場面はあったけれど、ノーコンタイプではなさそうだし、ゲーム後に原監督も「大竹とセドンはホームベースを広く使っている」と高評価なコメントを残しているように、大崩れしそうなタイプには見えなかったのは良い材料だと思う。
何より、例えばセドンが投げた後に青木のような真逆のタイプが投げれば、相手打者もその違いになかなかアジャストしづらいだろうし、投手陣のバリエーションを増やすという意味でも良い補強だったかもしれない。
これから、徐々に本気モードの相手と戦ってゆくうちにマズイ点も見えてくるだろうけど、ここまでのところはしっかりと結果と可能性を見せていると思う
彼ら新加入の選手たちの存在が、若手、中堅に多大なる影響を与えていることは、これまでにも語ってきたし、メディアや評論家もトピックとしてあげている。
外野ではただひとり当確の長野は練習試合から好調をキープしているし、坂本の目つきは本当に変わった。阿部、ヨシノブに関してはまだスロースタートながら、ペナントが始まればスイッチを切り替えることが出来るだけの経験値は積んでいるし、亀井、寺内といった離脱者はいるものの、チーム全体を考えれば確実に去年よりも戦力は上がっている。
(それも、少々の離脱がいても変わらないほどに)
巨人以外ならセカンドの固定を約束されて入団していたかもしれない片岡の、相手の隙を見逃さない積極的な走塁にも、アピールする貪欲さと危機感が見て取れるし、これから各選手のギアがあがってゆく様子が楽しみになるオープン戦だった
一方で、四球と守備の乱れで得点はできたものの、今シーズンもカツオ(石川)には苦労をさせられそうだなと感じたことと、スコット鉄太朗の負担を少しでも軽くしてくれたらいいな・・・という期待を込めていた久保に関しては、まだもうしばらくは長い目で見る必要がありそうだったのは残念なポイントか?
(それを補って余りあるほど、今シーズンは高木京の状態が良さそうだけど)
そうそう、最後に橋本の強肩も触れておかないとね、やっぱり一芸のある選手はイイネ
さ~て、これからマー君のオープン戦の生中継見るか
管理人:みんぐ