ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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5/25 巨人 2-0 日ハム → 小山ナイスピッチング!まさに救世主だったよ!

巨人 2-0 日ハム →  対 日ハム:1勝0敗0分 東京ドーム

勝利投手:小 山 1試合 1勝 0敗 0S

セーブ :マシソン 21試合 2勝 2敗 8S

敗戦投手:メンドーサ 9試合 2勝 6敗 0S

投手リレー

巨人:小山→山口→マシソン 捕手:阿部

日ハム:メンドーサ→宮西→クロッタ 捕手:大野→市川

本塁打

巨人:

日ハム:

日テレG+にて観戦

解説:篠塚和典 実況:村山喜彦町田浩徳

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東京ドームで行われた北海道日本ハムファイターズとの1回戦。巨人のホームゲームでは初の指名打者が採用された試合だったが、今季初登板の巨人先発の小山と、日本ハムのメンドーサの息詰まる投手戦となった。巨人は四回に阿部のタイムリ二塁打で先制すると、八回にも1点を追加。小山が八回途中まで2安打無失点と素晴らしい投球を見せ、山口、マシソンとつなぐ完封リレーで逃げ切った。小山は2年ぶりの白星を挙げた。阿部は通算1000打点まであと1点に迫った

Yomiuri Giants Official Web Site

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応援席の中で時おり映る「救世主 メシア 白星 小山」というプラカード。

まさにそんな言葉が相応しいピッチングを見せてくれたと思う

実は今シーズンの小山に関しては、ファームで見る機会がなくて、結果でしか状況把握をしていなかったのだが、今日の小山を見る限り、去年までと全く違う点が2つ

ひとつは投げるリズムというかフォームでのタメと腕のふりがすごく良くなった。安定したピッチングリズムが作れている関係から、ストレートのキレとコントロールが非常に良くなってる。3回まではパーフェクトだったので、ランナーを出してからどうかな?と思っていたけれど、ピンチを迎えても動じることなく投げ切れていたところは、これまでに無い大きな成長点だなと思った

そしてもうひとつはフォークの制球力が大きく上がった

高い身長から投げるフォークはベースの上にさえ通ればストレートとのコンビネーションが生きてくるが、今日の小山のフォークは非常に冴えていた。今日 Goingで菅野がフォークを磨くことでストレートの投げ方も良くなって、副産物としてストレートの球威が上がったと言っていたが、小山の今日のピッチングもそれに近い極意を得て手に入れたものかもしれない。

特に7回のクリーンアップを三者三振に取った場面は痺れた

出来ることなら完封までさせてあげたかったが、グッさん、マシソンにも投げさせなきゃいけないし、少ない点差で勝ちパターンを投入して勝ち切ることが久しくなかったので、小山にはおかわりしたくなるところでやめさせて、緊張感のある場面でグッさんを投入、1点追加して少しだけ楽になったところでマシソンが締めるという、やりたい野球ができる展開で終わらせることが出来た。

これで小山は今日のピッチングで次のチャンスのチケットも手に入れたし、このまま結果を残し続けて欲しい。

(恐らく次はオリックス戦になる可能性が高いので、より上位のチーム相手に今日のようなピッチングが出来るか不安はあるが、そのセカンドチャンスをもクリアすれば、信頼は一気に上ると思う)

連日問題となっている、ロペス、阿部、村田の不調3兄弟だけれど、今日はロペスが1本、阿部がタイムリーを含む2本、村田が1本と一応の結果は残した。

阿部に関してはタイムリーを打って、お立ち台に上ったので本当なら愚痴をこぼしてはいけないのだが、前日のホームラン未遂が頭に残っているので、左中間へのヒットは結果としてはGOODだが、こちらの期待とはまだ開きがある

しかし、しっかり引きつけてバットにしっかりとボールを乗せる打ち方から始まり、やがて阿部らしいバッティングに戻ってゆくのであれば、昨日のライトフライと今日の左中間へのヒットには、ひょっとしたら次に繋がるきっかけになるかもしれないという可能性を感じることは出来た

休ませて小林を使ってくれと昨日までは訴えたが、やっと上がってきた小山を相手に、コンビ経験の無い小林では小山に負担がかかるので、今日に関しては阿部しかいなかったと思ってる

ロペスは逆方向へのヒットがきっかけになるかもしれないし、犠打を決めたということで、何か肩の荷が降りたような表情に変わったように見える。今日の村田の送球からのタッチアウトを見ても、ファーストの守備としては置いておきたい選手なので、これまた今日をきっかけに明日に繋がってくれると嬉しい

問題なのは村田か・・・第1打席にヒットは打ったものの、残りの2打席の内容はあまりにも・・・(涙)

昨日も言ったが、村田にはキツ~イお灸がきっかけとして必要みたいなんで、8回の代打を出されるという場面に関して、むくれるのではなく、自分への悔しさとしてエネルギーに変えて、去年のように別人への変身を遂げて欲しいなと思う

そして何と言っても、せっかく上げってきたのに使われないでモヤモヤしていただろう中井を1番に抜擢。さらにホームランで自らチャンスを引き寄せた横川。この二人がスタメンに名を連ねるということが、今までとはちょっと違う雰囲気を出してくれたと思う。

その中井は初回いきなりヒットを打つし、横川は「彼には今ラッキーな運がついている」と感じさせる内野安打を打った。DH制ということでのいつもとは違うオーダー編成だけれど、これまでの嫌な空気を変えてくれるに相応しい起用だったと思う。

(得点に絡んでくれれば尚よかったけどね)

数少ないチャンスを与えられた、中井、横川、小山の3人が思いベンチ内を明るくしてくれたと思うので、今後も下で結果を残して上がってきた選手に関しては、まだ状態が好調なうちにすぐに使ってあげて欲しいなと改めて思う今日の起用でした

もひとつ忘れてはいけないのが、8回の坂本のギャンブルスタートだろう

評論家の間では、賛否が別れているような感じ?結果的に点に結びついたから賛美を浴びているが、普通に考えれば、打者は左の由伸、ピッチャーは右のクロッタ。満塁という場面でしかけるのはリスクしか頭に浮かばない状況だが、初球にしかけることで、唯一成功に結び付けられた奇跡の走塁だったと思う。

プロ野球ニュースでも言っていたように、恐らくキャンプから、こういった場面でのプレーは想定して、しっかり練習をしていたんだろうが、前日に3盗で失敗しているだけに、ここで失敗していたらゲッツーで無得点で終わっていたということで、さらなる非難を浴びることになっていただろう。

幸いにも1点勝っている状況だったから、あのまま点が入らなかったとしても勝っていたかもしれないが、後味の悪い結果になっていたという紙一重の作戦、というかプレーだった

2度は通用しない奇策ってことで、恐らく見れるのは今シーズンはこれが最初で最後なんじゃないかと思う。積極プレーは大好きな私だが、余りにも心臓に悪いんで、出来ればもう少し安全な策を・・・お願いしたい(笑)

あ、坂本ついでにもう一つ

今日もあったけれど、坂本の送球は去年から本当に一気に成長した。コレに関しては宮本に感謝感謝なんだが、魔送球とよばれた坂本の送球が真送球にかわり、今シーズンは度々投手を助けている。その守備がバッティングにも影響することはあきらかで、バッティングもすっかりと安定するようになったし、甘い球の打ち損じが無くなった

今は本当に攻守ともに非常に良い状態なので、とにかくコレを少しでも長い間、続けて欲しいなと願うばかり

明日は杉内か・・・

5月の登板はこれで最後になるので、ミスターメイらしく、5月の締めのピッチングは安定した内容でお願いしますね!!!

っていうか、久方ぶりの日曜日の勝利・・・本当に良かった。

なでしこも優勝したし、心地良い気分で日曜日のスポーツニュースのハシゴを楽しんでます

管理人:みんぐ