巨人 2-1 日ハム → 対 日ハム:3勝0敗0分 札幌ドーム
勝利投手:マシソン 27試合 4勝 2敗 10S
セーブ :香 月 22試合 1勝 0敗 1S
敗戦投手:増 井 26試合 3勝 4敗 11S
投手リレー
巨人:大竹→青木→マシソン→山口→香月 捕手:阿部
日ハム:大谷→A・カーター→クロッタ→宮西→増井 捕手:大野
巨人:
日ハム:ミランダ9号ソロ
GAORA にて観戦
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
札幌ドームで行われた北海道日本ハムファイターズとの3回戦。巨人は二回に亀井のタイムリー三塁打で1点を先制するが、その後は日本ハム先発・大谷の160キロ近い速球を打ちあぐね追加点を奪えない。一方、巨人先発の大竹は丁寧にコーナーを投げ分ける投球で六回まで2安打と好投を見せる。しかし七回にソロホームランで同点とされ、1対1のまま試合は延長戦に突入。延長十回、巨人は片岡のタイムリーで1点を勝ち越すと、その裏、細かい継投で逃げ切り、2対1で勝利。連勝を3にのばした。香月が移籍後初セーブをマークした
Yomiuri Giants Official Web Site
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
それにしても大谷はやっぱりいい選手だな
初回から普通に150km/h後半のスピードが出るだけでも驚きなのに、それを連発するわ、それなりに制球出来るわ、変化球でもストライクが取れるわ・・・
個々の精度や駆け引き、スタミナなど課題はあるけれど、スピードはまだまだ上がりそうだし、何より無理して投げていない感じがスゴイっていうか、投手のひとつの理想形に近い選手だなと思う
野球に詳しくないカミさんは、手足の長さ、肉付き、顔の小ささなどイケメンとしての外見の理想に近い・・・・と言っていたが(笑)
(受け答えの素晴らしさも女性にはキュンキュン来るらしい)
それだけに、今日の降板は心配だ
160km/h近い速球を連発するというのは、身体の筋肉や関節を極限まで使うのはもちろんだけど、ギリギリのバランスで投げ続けてるはずで、ほんの一瞬の力の入れ加減で簡単に壊れそうな危うさも感じられ、まだまだ成長過程の投手の肉体ってことを考えると実は正直ハラハラしながら見ていた
最初から行けるところまで目一杯という若々しさは見ていて清々しいけれど、身体の事を考えると150km/h前後のストレートをさらに制球良くして、フォーク、スライダーとのコンビネーションを上手く使うほうが、もっと長いイニングを投げられるんじゃないかと、つい思ってしまう。
そんな大人びたピッチングをする選手におさまってほしくないと思う反面、才能ある選手がケガに泣いてキャリアを棒に振るような事になって欲しくないとも・・・何とももどかしい
って、大谷の話だけで終わってしまってはダメだ
基本的にGAORAで見てたんだが、ところどころ地上波に切り替えてザッピングしていた。ただ、ちょうどチャンネルを地上波に合わせると必ず「さぁそれでは今日の大谷のピッチングを振り返ってみましょう」ってやってて・・・いや、地上波でやるからには大谷メインで構成するのはわかるんだけど
頼むよぅ~大竹だって負けないピッチングしてたじゃんかよぉ~
っとTVの前で叫んでたわ(笑)
昨日の予告先発の段階で、大竹 vs 大谷ってのはわかっていた話で、これまでの二人の成績を考えるなら、大竹はまぁ5~6イニングで3失点くらいなら御の字。大谷に関しては、もし今日が当たりの日なら5回位までは恐らく点は取れないだろうし、ビハインドで終盤にもつれればブルペンの良い日ハムから点を取るのは厳しそうだ
つけ込む隙があるとするなら、スタミナが切れてきた頃のワンチャンスに集中打で点を取るしか無いって予想してた
それがまぁどうしたことでしょ!大竹の予想を覆すピッチングは(笑)
もともと状態が良ければこれくらいのピッチングはしてくれる投手ではあるのだが、ここのところの弱気な内容を見ていると、中5の運用の弊害か?なんて心配していたのだが、今日は何としても7回まで投げるという決意というか強い意志が表情に見て取れて、攻めのピッチングをしていたと思う
(相手が大谷ってことで燃えていたのも良い方に作用したと思う)
唯一のミスはミランダに投げたあのスッポ抜けだけだった・・・6回1/3で被安打3、1失点は先発投手としては悪くない出来。本人はあの一球を悔いているだろうし、アレがなければ勝利投手になっていた可能性は高かった。
グッさん、マシソン以外に1イニングを任せられる投手がいれば、6回でも良かったのかもしれないが、ノルマが1イニング増えてしまったことが、今日の大竹には不運だったかもしれない。
とはいえ何気に青木のピッチングが今日はキーになってた
8回の大野のオーバーランに救われたところはあるけれど、守備の集中力とピッチャーとのコンビネーションが生み出したプレーだと思えば、あれも野球。追いつかれたことで延長を考慮した継投になってしまうのはしょうがないが、ビハインドでは勢いを止められない中継ぎ陣がこういったゲームでは内容はともかく無失点で切り抜けてくれるところが、今の巨人の強みなのかもしれない。
っていうか、あの亀井のプレーは見事だった。普通にライトを守っていれば、オーバーランが目に入ったとしても、まぁ戻るだろうって思い込んでユルリとファーストにボールを戻してもおかしくないところ、間に合うと判断して送球した集中力は素晴らしいし、それに備えていたロペスもさすが。去年の長野とのコンビネーション「必殺ライトゴロ」を彷彿とさせるプレーで、大野は今日眠れない夜を過ごしていることだろう
今日の大谷のピッチングでは連打で得点を手に入れることは難しく、四球、エラーがらみで付け入るしか無さそうだったが、ストレートに的を絞って振りまけずに打ち返した阿部と亀井はナイス。まぁ連携のもたつきもあって阿部の足でもホームへ帰ってこれたってのはオマケみたいなもんだったけれど、あぁいうのが出てこないととても得点できない雰囲気だったので、あれもまた野球
残念だったのはチャンスで大竹に2度も打席が回ってきてしまったことか・・・長野、ロペスに大谷を打てる空気感が全くなかったので仕方ないといえば、仕方ないのだが。
大谷からのカーター、クロッタ、宮西のピッチングを見れば、よくコレで勝てたなと思うような攻撃だったけれど、前回辛くも勝利を奪った相手、増井から決勝点をもぎ取った流れは、明日につながる(増井にとっては2度あることは3度あるって気持ちになるだろうし)し、その時サヨナラを打った中井が代走で登場したのもひょっとしたら何かのゲンを担いだのでは?と勘ぐってしまった。
確かに今日はアンダーソン、村田と前回好調だった二人に快音が無かったのは残念だが、そういう時は他の選手が・・・そして守備が・・・とカバー出来たことが良かったし、ベンチスタートでプライドを傷つけられ、出れば結果が欲しいはずというセペダも大人の対応でしっかりと四球を選ぶあたりベンチの雰囲気や選手のモチベーションは悪くないと想像できる場面も見れたので、個人的には大差で勝利する以上に収穫があったのではないかと勝手に思っている
明日は笠原 VS 浦野
発熱で登板を回避した菅野に代わっての急遽決まった先発だけど、先日の小山、今村の勝利は笠原に大きな刺激となっているはず。昨日ファームで澤村が7回1失点と好投したこともあり、交流戦後のローテに関しては若手を含めた熾烈な戦いが繰り広げられそうで、たった一度のミスも許されない緊張感のあるマウンドになると思う
巡ってきた数少ないチャンスをモノにするのも一流選手になるためには必要なこと。笠原には「小山には負けへんで~~~」という気持ちの入ったピッチングを期待したい
っていうか、昨日、今日(今日は途中でノーゲームになったけど)とファームの日ハム戦を見てて、改めて驚愕
先にあげた金子誠、稲葉がファームにいるだけでなく、武田久、武田勝もファームにいるんだよなぁ~~~それで今の位置にいる日ハム・・・それはそれで、スゲーことだなと改めて思ったわ
(陽岱鋼も抜けてるしね)
管理人:みんぐ