ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/15 巨人 7-2 広島 → このコンディションで勝ったんだから文句無いでしょ

巨人 7-2 広島 → 対 広島:7勝7敗1分 マツダスタジアム

勝利投手:内 海 15試合 3勝 7敗 0S

セーブ :

敗戦投手:前 田 19試合 9勝 6敗 0S

投手リレー

巨人:内海→田原誠 捕手:小林

広島:前田→横山→小野→田→永川勝 捕手:石原

本塁打

巨人:坂本11号ソロ、高橋由5号ソロ、阿部12号ソロ

広島:

日テレG+ にて観戦

解説:山本浩二池谷公二郎 実況:HTV長野正実

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マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの15回戦。雨の中始まったゲームは、初回に坂本のソロホームランで巨人が先制、二回にも高橋由のソロで追加点を挙げる。三回は橋本、高橋由のタイムリーなどで4点を奪い、この回で広島のエース前田をマウンドから引きずり下ろした。雨天のため試合は一時中断をしたが、先発の内海は12安打を浴びながら要所を抑え、8イニングを2失点に抑える粘りの投球を見せた。打では、3、4、5番にホームランが出るなど、投打がかみ合った巨人は7対2で広島に快勝。内海は今季3勝目、巨人は後半戦初の3連勝となった

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ゲーム前から天候が悪いことはわかっていたし、今シーズンの内海と、マエケンの対戦ということになれば、心の片隅に「雨で流れてくれ!」という気持ちが沸いたとしても仕方ない(いや、私のことね(汗))

それでもプレイボールがかかったからには腹をくくるしか無い、悪天候の中、ドームを本拠地とする巨人選手にとってハンデを背負ったような形になるが、マエケン相手に何とか先に点を・・・・

という祈りが届いたか、坂本が先制のホームラン

一方の内海は2アウトから出塁を許すものの、何とか無失点でしのぐ立ち上がり。

で、2回には由伸がホームランを打つと・・・

まさかマエケンから先に2点取れるとは思わなかっただけに、この時点で強くなってきた雨を心配し

とっとと試合を成立させてくれ!

(コールドになるなら、その直後に・・・・)

と思ったファンも多いのではないだろうか?っていうか、私は思ったよ(笑)

3回の攻撃時には「そろそろ、そのへんにしておいたほうが・・・」なんて不謹慎なことまで考えてしまったし(汗)

試合開始後の判断は審判が行うので、途中はゲームそっちのけで審判の顔色や行動ばかりが目について・・・

今日のようなコンディションでピッチングの内容が・・・とか、打線の状態が・・・なんて言っても仕方ないような気がするので、数字通りの調子だと、素直に受けとるわけにはゆかないが、12安打も打たれながら僅か2失点でマウンドを降りた内海には拍手を送りたい。見方によってはあと一本が出なかった広島打線に助けられたとも言えるが、ココゾの場面で内野ゴロ、三振に仕留められたのは大きかった

特に今日は右打者に対してのシンカー(だと思うが)を多用していたように見える。ストレートをインコースにしっかりと投げれていたので、特に利いた形になったが、その辺は小林との打合せの中で決めていたことなのだろう。阿部と違う配球で相手を惑わせる結果になったこともあるだろうが、あの雨でボールへの指のかかりがいつもと違う中、しっかりコントロール出来ていたのは悪くなかった

とはいえ、勝因の中に由伸のナイスキャッチと橋本のスローイングがあり、守備に助けられた面があったのは事実。どちらもアウトにできていなければ、ゲームの流れはどうなっていたかわからなかっただけに、彼ら二人の守備の貢献は今日のゲームの中で光ったプレーだったと思う

出来れば9回まで投げ切って、リリーフを休ませて欲しかったが、それでもこの悪天候かつ48分もの中断を挟んだ中で8回まで投げ切ってくれたのだから、文句を言うよりも素直に褒め称えるべきだろう

打線に関しては、今日のマエケン相手に打ったところで攻略したとは言えないとは思うし、どちらかというとマエケンの自滅に近い気がするが、それを引き出したのは坂本の先制ホームランだったと思う。両チームが雨天コールドになるかもしれないと思いながらスタートしたゲームなので、先に1点を取られてはいけないという焦りの中で、仲の良い坂本がカーブに反応してスタンドへ持っていったことが、そこからのマエケンの何かを狂わせたと思う

それでも、崩れかけた相手へ集中打を浴びせることなんて、しばらくなかった光景なので、相手がマエケンということもあって、選手の中に自信と明日への勢いをつけることは出来たかもしれない。

復帰後パッとしていなかった橋本だったが、昨日のファインプレーもそうだし、今日も攻守にわたってキーとなるプレーをして、春先の巨人に勢いを与えていた頃の姿に戻りつつあるのは非常に喜ばしいし、代打での気持ちの作り方が板についてきた頃に先発復帰となり、当初こそ精彩を欠いていた由伸も、往年の姿を思い出させる活躍をしてきた

井端も同じく先発出場を重ねることで、井端らしさが戻ってきたし、小林にしてもルーキーという事を考えれば、守りはもちろんだが、バッティングに関しても合格点以上の結果を残している

おかげで、村田の不調が目立たない状況になっているが、ある意味、それは喜ばしいこと。不調な選手の分を他の選手がカバー出来ている状況なわけで、本来、それが原監督の求めていた姿だし、誰かに頼ったチームをづくりをしないということが、選手層の厚さの真の意味であるわけだから・・・

(なんて言いつつ明日酷い負け方すると、また愚痴りそうだけど・・・)

とりあえず、残り試合もだんだん少なくなってきた中で、これから大事なのは、もう3連敗はしないこと。混戦なのでターゲットとなるチームが絞りにくい状況ではあるが、2位の阪神をターゲットとした場合には、2.5ゲームというゲーム差よりも、負け数が4つ少なく、残り試合数も(今の時点で)こちらのほうが3つ多いというところが重要

3連敗さえせず、6連戦を1勝2敗、2勝1敗といった五分で進めることが最低限できてさえいれば、一気に差が詰まることは無いし、阪神が勝率6割、つまり2勝1敗ペースを続けたとしても簡単に追いつけないとなれば、気持ち的には「勝っても勝っても差がつまらない」というジレンマを感じて焦ってくる可能性が高い

焦りは無理な選手起用を誘発するし、故障者の発生確率も上がるし、疲労度も高くなる

残り試合数がさらに少なくなれば、その焦りはさらに大きくなるわけで、そういった戦い方をこの先してゆくためにも、3連戦の初戦だけは必ず取りにゆくつもりで全力で挑む事が必要

先週までは1度2位に落ちてリセットしてから勢い付ける方が、より短期間で状態を上げることに繋がるかとも思ったが、阪神との3連戦で差を詰められるどころか1つ差を広げる結果で終わらせられた事により、ここまで来たら下の追随を許さずに逃げ切る腹積もりでゆく方がいいか?と(あくまでも私が・・・ね)思考転換したので、それだけに今日の勝利は嬉しく、明日、明後日の戦いが少し楽になった

(と思えるという事は、やはりそれだけ初戦の重みが今までとは違ってきたということだろう)

前回、ブーイングを受けて、なんとしても勝って欲しかった古巣相手に投げる大竹が、しっかりとゲームを作って勝ち投手になってくれれば、中日、阪神、広島と2、3、4位チーム相手に直近で勝ち越すという、チームに勢いを与えるきっかけになると思う

とりあえず、今日はぬかるんだ中でのプレーで、身体のアチコチにいつもとは違う筋肉疲労が出ていることだろうから、しっかりと身体を休めて、明日また躍動する姿を見せてもらいたい

管理人:みんぐ

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