ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/28 巨人 4-0 阪神 → 澤村、橋本お立ち台に上がった二人が光ってた!

巨人 4-0 阪神 → 対 阪神:10勝11敗0分 東京ドーム

勝利投手:澤 村 6試合 2勝 3敗 0S

セーブ :

敗戦投手:藤 浪 21試合 8勝 7敗 0S

投手リレー

巨人:澤村 捕手:小林

阪神:藤浪→渡辺→筒井 捕手:梅野

本塁打

巨人:橋本3号ソロ

阪神

日テレG+&地上波(副音声) にて観戦

解説:山本浩二江川卓 実況:町田浩徳河村亮

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東京ドームで行われた阪神タイガースとの21回戦。初回、この日1番で起用となった橋本の先頭打者ホームランで先制する。二回には、澤村のタイムリーで追加点を挙げると、その後も集中打を浴びせ、序盤で4点のリードを奪った。先発の澤村は阪神打線をわずか2安打に抑える好投で完封勝利。7月6日以来となる白星で2勝目を挙げ、首位攻防となったこのカードを2勝1敗で勝ち越した。橋本は3安打猛打賞

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今日は藤浪相手だから、使える左バッター全員先発させよう!

って思ったかどうかわからないけど、順番はともかく変わったメンバーは

ロペス、中井、大田の代わりに矢野、隠善、小林という、実は左バッターは1人しか増えていないという悲しい現実

前回の登板で悪かったら降格と言われ、結果的には微妙な内容で、追試を受ける形になった今日の澤村

昨日のレポートで「ふたりともハマった時と崩れた時の落差がある投手なので、どちらが有利不利とは言い難い・・・」と書いたけれど、結局は立ち上がりの差が後に響いた形となった

で、それを引き出したのが橋本の先制のホームランだった

藤浪だからということで1番に抜擢された原監督の思惑が見事に命中し、まさか橋本にホームランは無いだろうという藤浪の出鼻をくじいた。東京ドームだから入ったってこともあるだろうけど、初回にホームランを打たれたことで、完全にリズムを狂わせただけでなく、橋本を意識するマウンドとなり、それがその後の連打にも繋がって、今日の橋本の猛打賞に繋がった

おそらく最後の甲子園でのカードでも対戦することになるだろうし、ポストシーズンでも当たる可能性はある。今日の橋本の3連続ヒットが、その後の対決にどう影響するのか、出来れば少ないながらも藤浪にとってトラウマになって欲しいと思ってしまいそうになる、先頭バッターホームランだった

2回の澤村のタイムリーヒットも、投手相手だから甘い球だったけれど、攻守にわたって集中力を増していた澤村が打ったのは大きかった。初回にまさかの橋本にホームランを打たれ、2回にはさらにまさかの澤村にタイムリーを打たれて、このイニングでは完全に藤浪は平常心で投げることができていなかっただろう

そのショックはその後も続き、橋本、片岡、坂本への4連打、さらに阿部へのデッドボールへと繋がっていった。

序盤に4点の援護をもらった澤村だが、前回、それを守り切ることが出来なかった反省からか、それとも自らがタイムリーを打って気分が良くなったか、これが今までと同じ澤村か?というくらい別人のようなピッチングだった

ストレートは常時 150km/h前後を計測し、大きく荒れることもない。フォーク、スライダー共にしっかりと低めに投げることが出来ていたし、強気にインコースを責める小林のリードにもしっかり応え、終わってみれば114球、被安打2、奪三振10、四死球2という文句のつけようのない完封で2勝目を手に入れた

原監督も心技体そろえばこういうピッチングが出来ると言っていたし、澤村本人もピッチング内容に関して、球速ではなく内容だというコメントしていたことから、今日をきっかけに目に見えない何かを掴んでくれたとしたら、これから先の厳しいゲームの中で、ラッキーボーイになりえるかもしれない、ひょっとするとエポックメイキング的な1勝になったと言えるか?

3回以降チャンスを作れなかった打線に不満はあるけれど、唯一のチャンスで連打を重ねたことを今日は評価してあげたいし、何よりこの3連戦を勝ち越せたという結果に関して、選手たちにねぎらいの言葉をかけてあげるべきだろう

重ね重ね言うが、1番坂本もしくは、1番長野だった場合の先頭打者ホームランなら、藤浪の気持ちも違っていただろうし、すぐに切り替えできただろうけど、昨日の劇的な勝利の後で勝てば0.5差になるというプレッシャーのかかるゲームで、橋本にホームランを打たれたということが、今日の勝敗をわけたと思う

去年の同時期のカードは巨人が3連勝で一気に差を広げたが、今シーズンは1つゲーム差を広げる形で終わった。それだけ今シーズンの阪神は手強いし、昨日のグッさん、マシソンの失点を見てもわかる通り、去年ほどの強さを巨人が持っていないということでもある

2.5差なんてうっかり3連敗でもしようものなら簡単にひっくり返ってしまうゲーム差なだけに、8月最後の山を越えたからといって、とても油断することは出来ない

明日からはDeNAとの3連戦

例年なら、ここで貯金を増やさせてもらって・・・なんて甘いことを考えてしまいそうになるが、今シーズンに関しては、完全に天敵となってしまった。残り試合もDeNAと多く残しているし、後半戦調子の良いDeNAを相手にヘタなゲームをしようものなら、優勝を逃す大きなきっかけとなってしまいかねないだけに、この阪神との3連戦に匹敵する緊張感をもって戦わなければいけない

そのために大事な初戦は尚成 vs 内海という先輩後輩左腕対決

どちらも前半戦は内容は良かったのに援護に恵まれず勝てない、というシーズンの立ち上がりでスタートし、途中つまづき、残り少なくなってきたところで巻き返したいという、同じ立場の二人。

もともと仲の良いコンビと言ってもいい間柄だけに、お互い投げづらいんじゃないだろうか?なんて余計な心配をしてしまいそうになるが、新旧巨人のリーダー対決に投げ勝って、チームに勢いをつけるピッチングを内海には期待したい

今日はキムタクの奥さんが副音声に来るってことで、地上波で放送している間は、そっちを見ていたのだが、その前の王さん、長島さんの娘が並んで話す姿にもグッとくるものがあり、その上でキムタクの昔話にウルっときた

追悼時合で始球式に投げた息子の成長した姿にジ~ンくるものがあったし、谷のコメントにも泣かされた・・・昨シーズンも言ったが、今シーズンは優勝争いに絡んでいる広島の姿を天国から見て、果たして広島、巨人、どっちよりで野球を見てくれているのだろうか?最後にはどちらの背中を押してくれるのだろうか、そんなことをしみじみと考えてた・・・・

そうそう、今日は人生を変えた名勝負って事での記念ナイターだったのだが、正直なところ「人生を変えた巨人の名勝負」って言い回しにしないと、アンチの方々からのバッシングを浴びるんじゃないか?と思っていたら、案の定、アチコチで叩かれてるのね(涙)

読売系列で放送してるんだからしょうがないとはいえ、結果的に巨人の名勝負ランキングになってしまうという心配していた通りの結果になってしまったのは、正直なところ残念で、そのへん、少し配慮が欲しかったように思う

が、

私の名勝負は1989年、近鉄との日本シリーズでシリーズ無安打で非難轟々だった原が満塁ホームランを打った場面だった

その時、私は若いサラリーマンだったけど、当時は日本シリーズともなれば、社内も社員の手がとまり、フロア内のテレビでは野球を流してみんなが一喜一憂するという時代だった。こりゃ巨人は原のせいで優勝できないね、なんて周りからイジられていたけれど、この満塁ホームランを打った瞬間に社内で大粒のナミダを流す私の姿を見て、さらにイジられるという思い出が今でも鮮明に残っている

もちろん、今日、ランキングにあがった名場面すべてが巨人ファンにとっては忘れることの出来ない名シーンばかりで、思い出しながら感慨にふけっていたが、11位に対阪神の槙原が打たれたバックスクリーン3連発が入っているという話を聞いて、一気に感慨から爆笑に我が家の空気が変わった(笑)

皆さんの心に残る名シーンは何ですか?

管理人:みんぐ

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