ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/18 巨人 1-2 阪神 → 一見僅差だけど、4~5点取られてもおかしくなかった

巨人 1-2 阪神 → 対 阪神:3勝2敗0分 甲子園球場

勝利投手:能 見 3試合 1勝 2敗 0S

セーブ :呉昇桓 8試合 0勝 0敗 6S

敗戦投手:田 口 2試合 1勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:田口→戸根→高木京→笠原 捕手:實松

阪神:能見→福原→呉昇桓 捕手:藤井

本塁打

巨人:

阪神

日テレG+ にて観戦

解説:桑田真澄赤星憲広 実況:小澤昭博

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甲子園球場で行われた阪神タイガースとの5回戦。巨人先発の田口は初回、ゴメスにタイムリーを浴びて先制を許したが、すぐに立ち直り、中盤まで阪神打線に追加点を許さない。五回には、田口が左翼にタイムリーヒットを放ち、自らのバットで試合を振り出しに戻した。しかし六回、再びゴメスにタイムリーを打たれて1点を勝ち越され、イニング途中でマウンドを降りた。後を受けたリリーフ陣は、再三ピンチを招きながらも粘りの投球で追加点を与えず、打線の援護を待った。だが、打線は阪神投手陣をとらえ切れず、1対2のまま試合終了。田口はプロ初黒星を喫し、巨人の連勝は5で止まった

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全体としては6安打ながら、8イニングで8個の四死球では合計して14本打たれたのと同じこと。それでよく2失点ですんだものだと、むしろ思うほうが正解だろう

良く言えば、投手が踏ん張ったとも言えるし、別の味方をすれば、まだ本調子ではない阪神打線に助けられたとも言える(ん?昨日も似たようなこと言ったな)

若い田口が2連勝してくれれば、チームは6連勝で明日のハヤトゥーに良いバトンが渡せるとゲーム前には期待したけれど、3つのポイントでまずいプレーが出てしまい、残念ながら敗退してしまった

そのひとつは、初回の村田のエラー

甲子園という異様な空間で初めて投げる田口にとって、先頭打者を押さえることは、その後の流れを作るためにも最も大事なアウトだった。綺麗に打たれてランナーを出すならともかく、ゴールデングラブを受賞している村田がまさかエラーするとは思わんかった(昨日に続き2日連続なんて、めったに見れるもんじゃない)。

その後、西岡、鳥谷を三振にとった田口も並みの若武者では無いことを物語るが、それでもゴメスにタイムリーを打たれて先取点を許すことになってしまった。

このゴメスに打たれたというのが、もうひとつのキーポイント

昨年のクライマックスシリーズ阪神に4連敗した大きな原因のひとつが、ゴメスを押さえきれなかったこと。相手チームの4番打者ということもあるが、阪神との戦いにおいては、今はマートン以上にゴメスをいかにして封じるかが最大のキーであるといえる。そのゴメスに初回にタイムリーを許すだけでなく、6回にも勝ち越しを許してしまったのはマズかった・・・

(ただ、田口の名誉のために言っておくと、初回のタイムリーは田口は悪くない、むしろ打ったゴメスが美味かった。それだけに、村田のエラーさえなければ・・・という気持ちになったのも事実)

そして、最後のキーポイント

6回表、先頭の片岡がヒットで出塁し、続く橋本が送って4番の坂本を迎えた場面。能見と藤井の熟練バッテリーがインコースへ2球続けてすぐに追い込む形になったけれど、普通なら坂本の大好きなコース。

恐らくインコースには絶対に来ないだろうという坂本の予測の裏をかいた配球だったんだろうけど、調子の良い時の坂本だったら、狙い球とは違っても身体の反応で、得意の「変態インコース打ち」で長打を打っていたであろうコースだった。味方が追いついた回の次のイニングだったので、流れを呼びこむためにもどうしても、ここで1点勝ち越したい場面だったのだが、ランナーを3塁に進めることは出来たけれど、4番の仕事としては、ここでキッチリとヒットを打って得点するべきというか、してほしかった

後ろに阿部が控えていれば、センターから逆方向を意識して繋ぐバッティングでも良いのだけど、今の坂本は4番バッター。相手投手から、ここで長打を打たれたらヤバイ!とプレッシャーを感じるくらいの存在感を見せなければいけなかったし、そのためにも初球のインハイの球は絶対に見逃してはダメだった。

(4番にはアレを一発で仕留めるセンスと力量が必要なのだと、あの場面を見て思った)

あそこで勝ち越していれば、甲子園の大声援は阪神の選手へのプレッシャーに変わった可能性もあるし、こちらもまた勝ち継投で繋ぐことが出来た。他の選手だったらあまり厳しくは言わない、キャプテン坂本だからこそ、自らが勝ち越し点を入れることで、チームの雰囲気も良くなり、相手にとっては嫌なムードも演出出来たわけで、それだけはどうしても言いたかった。

それにしても田口はスゴイ

結果的には負け投手になってしまったが、(いつこいようだが)村田のエラーが無ければ完璧な立ち上がりだった。巨人vs阪神で甲子園の初登板という空気の中で、いきなりあのピッチングが出来る強心臓は驚き。四死球こそ4個あったが、初回から飛ばした結果として、高卒2年目の投手の悲しいスタミナ切れと思えば納得は出来る。

出来れば6回は投げ切って欲しかったが、全体としては5回1/3で奪三振も7個あるし、充分によくやったと言えるだろう

(チーム唯一の得点も田口のタイムリーだし(笑))

明日はハヤトゥー vs 藤浪

これまたロースコアのゲームになりそうな予感がヒシヒシとしている。東京ドーム以外でのハヤトゥーのピッチングが楽しみな一方、ゴメスに今度は打たれないよう、バッテリーがどういう配球で彼と戦うのか、そのへんに注目して見てみたいと思う

(明日の GetSports はハヤトゥーがフューチャーされるようだし、是非とも勝ってもらいたい)

お願いだから、日曜日の連勝までストップしないよう、明日は打線が頑張って!

管理人:みんぐ

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