ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/11 巨人 2-4 阪神 → 原点なのか新成なのか、監督も迷ってるなぁ~~~

巨人 2-4 阪神 → 対 阪神:1勝1敗0分 東京ドーム

勝利投手:メッセンジャー 1試合 1勝 0敗 0S

セーブ :福 原 1試合 0勝 0敗 1S

敗戦投手:菅 野 1試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:菅野→高木京→宮國→田原誠→戸根→マシソン 捕手:小林

阪神メッセンジャー→高宮→安藤→福原 捕手:藤井

本塁打

巨人:アンダーソン1号ソロ

阪神:ゴメス1号2ラン、マートン1号ソロ

日テレG+ にて録画観戦

解説:篠塚和典 実況:蛯原 哲

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東京ドームで行われた阪神タイガースとの「2015 アットホーム クライマックスシリーズ セ ファーストステージ」2回戦。巨人先発・菅野は初回、ゴメス、マートンに連続本塁打を許し3点を失う。打線はすかさずその裏、片岡の内野ゴロの間に1点を返すも、四回に菅野は自らの悪送球でさらに1点を失う。打線は毎回のように走者を出すが、阪神先発・メッセンジャーの前にあと一本が出ず、反撃は七回のアンダーソンのソロホームラン止まり。巨人は2対4で敗戦、対戦成績は1勝1敗となりCSファイナルステージ進出は明日の第3戦に持ち越しとなった

Yomiuri Giants Official Web Site

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いくらなんでも東京ドームでやるからって、3戦までやって儲けようなんてガメつさを見せなくても・・・ハハ

なんて笑ってられないよ!

初戦はすべての選手に堅さがあったから、思うようにゆかないのは仕方ない…なんて言い訳も通用するけど、本気で日本一を目指すつもりならば、今日は野手陣は大量点、投手陣は無失点なんて展開に持ち込まないかぎりは、ファイナルを突破する勢いなんて生まれないよう!と言いたくなるゲームだった

CS開始前、原監督はCSは本来やりたかったオーダーでゆく、色々あったけど原点に帰る。と言っていた、それは坂本3番、阿部4番、長野5番(or 村田5番)で戦い、それで負けたのなら仕方ない。という覚悟を決めた一言だと思っていた・・・

でも違ったんだね、今日のオーダーにどれだけ妥協しても負けは許されないという巨人のチーム事情というか、重みというのを感じたわ。調子の悪い坂本を7番に下げてでも、今日は負けられないという意識が逆にチーム全体にプレッシャーをかけることになり、ここぞで打てないメンタルの弱さ(勝負強さ)を露呈してしまった(涙)

結局とのところ、最後の最後は原点に戻るのか、将来の巨人を担う「新成」を貫くのか、どっちが正解なのか分からない試合いになってしまった

それでも、勝てば救われるが、負けてしまったとなると、チームは迷走状態に入らざるを得ない

個人的に短期決戦はラッキーボーイの存在と、調子の良い選手を積極的に使うという2点が重要視されると思っているのだが、その点において亀井を5番に据えたのは理解できる。同時にどれだけバッティングがおかしかろうと、キャプテンであり、ショートという難しいポジションをこなせる選手が他にいないという理由で坂本を下げたことも、まぁ理解は出来る。

そもそも、5日間も間があいていたにも関わらず、調子を取り戻せない主力たちに問題があり、監督がいかに策を講じようとも選手が動けないのであれば、手の施しようも無いってのも理解はできるので、原監督には同情すべきところなんだろうけど、いま、状態の良い選手を積極的に使ってゆくという英断に出来なかった部分も反省材料ではあるかもしれない

ま、そもそもの誤算は菅野がいきなり失点するという緊急事態から始まるので、あくまでも自分の長所を貫いて負けたらゴメンというマイコラスに対して、1失点を恐れた菅野との差が出てしまったゲームということで、巨人のエースたる菅野が試合を壊してしまった時点で、野手陣へのプレッシャーがかかった不利なゲームになった責任は重い

昨年、阪神に4連敗した事の言い訳に「菅野がいなかったから」というのを言っていたのだが、結局「菅野いてもダメだったじゃん」という事になってしまい、去年の日シリ未到達に対して反論できなくなってしまったことが悲しい

(まぁ、弁護させてもらえば、藤浪、大谷もCSで勝てていないわけで、それだけこういう雰囲気で普段通りのピッチングをすることは難しいという事の証明になったわけだけど…)

ただひとつ言えることは、恐らく明日はポレダでゆくのだろうけど、それで勝ってCSファイナルに行けたとしても、3本柱すべてをファーストステージで戦ったことになり、ただでさえ不利な神宮でのファイナルをハンデ付きで戦わなくてはいけない展開になってしまったということ。

仮に、昨日私が言ったように、東京ドームだから…という条件付きで内海を投げさせて、負けたのだとしたら明日に希望が持て、さらにファイナルでも最初だけは何とかなるかも・・・という希望を持てていたが、ファーストで全戦力を使い果たしてカスカスの状態(しかも打線は冷えている)で戦うとなれば、厳しいことは明白

こうなってくると、とある選択肢が頭をよぎる…

そうはいっても、ファーストを突破して、初体験のヤクルトが堅くなっているところにつけこんで突破し、日シリも制して日本一になり、来季も変わらない方が良いのか、CSファーストで躓いて、すぐに秋季練習に入り、コーチ陣(悲しいかな監督も)も一掃して、文字通り「新成」として再スタートするほうが良いのか・・

個人的には巨人ファンである以上、負ける姿は見たくないし、出来れば下克上を成し遂げて欲しいのだけれど、その結果、来シーズンも打てないチームにモヤモヤしながら過ごすのがいいのか、本当に迷っている。

去年、CSで阪神に敗れたことの大きな原因のひとつ、タイトルホルダーの外国人選手に仕事をさせてしまったことがあげられるのだとしたら、今日のゴメス、マートンに打たれたという事実は、自らのクビを締めるに等しいことになりはしないだろうか・・・

あすのゲームの鍵をにぎるのは、先発投手の出来ではなく、阪神の両外国人を抑えきれるかどうか、その1点につきるような気がする・・・

管理人:みんぐ

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