勝利投手:能 見 1試合 1勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:小 山 1試合 0勝 1敗 0S
投手リレー
巨人:小山→笠原→高木京→江柄子→久保→西村→マシソン 捕手:阿部
阪神:能見→安藤→松田→福原→呉昇桓 捕手:鶴岡
巨人:亀井2号ソロ、セペダ1号ソロ、坂本1号ソロ
日テレG+ にて観戦
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東京ドームで行われた阪神タイガースとの「2014 アットホーム クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ」4回戦。1勝3敗と後がない巨人は先発を小山に託すが、初回に2本のアーチ、二回にも一発を浴び6点を失ったところで降板してしまう。その後は継投で阪神打線を抑えるが、七回に久保がつかまり2点を追加されてしまう。打線は二回に亀井のソロホームラン、三回に村田の犠牲フライで2点を返すと、九回には代打・セペダと坂本の2者連続ホームランで4点差に詰め寄る。しかし後続が倒れ、逆転にはいたらず。4対8で敗れてCS敗退が決定、巨人の今シーズンが終了した
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このCSでの阪神は本当に強かった。和田監督のコメントも良かったし、選手たちの顔が生き生きしてた。呉昇桓の連投疲れが心配だけど、巨人に勝ったセ・リーグの代表として日本シリーズで頑張って欲しいと素直に思います
っていうのが、ゲームが終わっての正直な感想
菅野がいれば・・・由伸がいてくれたら・・・なんてタラレバも思いはしたけれど、居たとしてもあの勢いを食い止めることが出来たかどうか、原監督のコメントじゃないけど、敗軍の将・・・(多くを語らず)
とはいかないか(笑)
負けは負けとして認め、反省(と愚痴)はしないとね
なので、ここからは言い訳と負け惜しみモード全開で(笑)
言いたいことが山のようにある、というかありすぎるので、観戦メモを見つつ、思いつくままタラタラと愚痴ります(汗)
(でも、短めに・・・)
4戦全体を通して言えることは、阪神は先発がしっかりとゲームを作り、打線、特にクリーアップがそれに応えるゲームが出来ていた、そしてその象徴が初戦だったと思う
首脳陣と選手の間でしっかりと予習が出来ており、CS1stで身体が暖まっている状態で、様子見に近かった内海の出鼻をくじいた阪神攻撃陣と、CSを戦うにあたって、常に接戦に持ち込んで後半勝負に賭けようと漠然とイメージしていた巨人が、いきなり大きな失点をして、自分たちの野球に持ち込めなかったこのゲーム
この最初の1イニングが、その後にも大きく響き、「俺達は出来る!」と波に乗れた阪神と「あれ?思い描いていた展開と違う」という巨人との差となり、その差を埋めることが出来ないまま最後まで来てしまった
↑にも書いたが、じゃあここで初戦が菅野だったら・・・というタラレバを言わせてもらえれば、(故障が癒えているとして)少なくとも5回位まではゲームを作ってくれていただろう。巨人打線も決してチャンスを作れなかったわけではないので、それこそ僅差のゲームに持ち込めていれば、阪神も1stで得点するのに苦労していただけに、自分たちは調子悪いのではないかと思い込んで、こちらのペースに持ち込めたかもしれなかった
(もちろん、それでもゴメスにやられていた可能性は否定できないが)
狂った歯車を戻すのは容易なことではないってわかっているだけに、ますます深みにハマってしまった感じだし、特に今日のゲームにいたっては、序盤から何度と無くチャンスを作りながら、ことごとく得点に結びつけることが出来なかった
ただ、全体を通して見れば、1試合に2点とか3点しか取れないのは、まさに今シーズンの巨人なわけで、それはもう今さら言っても仕方ない。阿部が短期決戦で責任感の強さから繋ぐことを意識しながら打席で大振りしてしまうのも、村田がチャンスで弱いのも想定内だし、今シーズン何度も見せられてきた姿だったので、今さら驚きはしない(涙)
菅野という大黒柱を欠いて、リーダー内海が打たれた時点で、投手陣の中に重い何かがのしかかり、杉内だけがベテランの経験値の中で奮闘したけれど、ほかは残念な結果になってしまったということ
恐らく小山は今日は眠れないだろうし、来シーズンに阪神から勝利するまではトラウマのように何度なく夢でうなされることだろう。ただ、それもまた野球、初回からストレートが140km/hにゆくかゆかないかというボールを投げている時点で、今日はヤバいなと私も思ったし、本人も思っていただろう。この悔しさを経験値として来シーズンに活かせるかどうかが今後の彼のプロ野球選手としての大きな分岐点になるだろうし、彼の活躍なくして今シーズンの優勝は無かったと言ってもおかしくはない働きをしてくれたので、今さら責めるような事はしない。
次から、大舞台に強い投手として、一回り大きくなってくれれば、今日の悔しさは貴重な体験になる
江柄子、笠原、高木京は、このCSでは持ち味を十分に発揮してくれて、自信になっただろう。一方で悔しさも味わっただろうから、右腕の二人は来シーズンは先発を目指すなら、菅野、小山、澤村に割って入るだけの成長を期待したいし、中継ぎで使われるならビハインド時の登板を西村にやらせて自分が勝ちパターンに入るくらいの気持ちになってもらいたい。左腕の高木京にはグッさんを越えるタフで安定感のある投手を目指してもらいたいし、スコット鉄太郎神話が揺らいだ今シーズンを反省しつつ、彼らを脅かす存在になってもらいたいと思う。
このCSでは投手が打たれたことが大きな敗因で、攻撃陣はペナントと変わらず・・・と再度言いたいところだけど、それでもやはり攻撃陣には声を大にして苦言を呈したい
チャンスで打てなかった坂本、阿部、村田(犠牲フライなんかじゃ評価出来ない)は猛省してもらいたいが、それ以上に反省が必要なのはコーチだろう。特にボキャブラリーがコンパクトしかない村田コーチは、かつて篠塚氏が打てなかったことを理由に辞任したように、仮に球団が慰留を薦めたとしてもいさぎよく退いて、もう一度勉強しなおして欲しい。その上で戦略室をもう一度復活させて、橋上コーチを筆頭に相手エースを打つための徹底した戦略づくりに投資して欲しい
もちろん、打てなかった選手自身が頑張らなくては話にならないのだが、満身創痍の阿部はいよいよ痩せなくてはいけない時期に差し掛かったと思う。巷でデブと揶揄されるが、決してそんな身体ではなく、全身が筋肉の塊だとわかってはいるけれど、それでも身体への負担を減らし、より動ける身体を作ってキレを増すことを重視しないと、今のままでは来シーズンも厳しいし、村田にしても身体はともかく、もう少し打席に入る前に考えることをしないと今シーズンのようにいいようにやられてしまうだろう
打線全体として、甘い球を仕留め損なう様を何度と無く見せられ続けたので、来シーズンはそれをしっかりと仕留める身体のキレと心の準備が出来るような攻撃陣になってほしい
今シーズンほど、ゲームのたびに「あの巨人打線を相手に!」って実況アナに言われるのが悲しいシーズンは無かったし、特打のたびに監督がコーチするなんて事態になるのが異常だということを噛み締めてもらいたい
来シーズンこそ、名前で勝負するのではなく、結果で勝負できるチーム作りを目指して欲しい。阪神との違いは外国人選手の違いだと知り合いに言われたが、だからといって安易に補強に走るのではなく、今日の大田が見せてくれたように若い選手の大成を期待したい。結果が出なかった橋本も、この悔しさをバネにオフは頑張ったくれるだろうし、坂本の座を脅かす若い内野手のライバル出現にも期待したい
若い選手が夜遊びしてたことがニュースになっていて、アンチからちょっといじめられたけど、独身の若い選手が息抜きをすることに文句を言うつもりはない。昔の野球選手はもっと豪快に遊んで、その上で結果も出していたし、むしろ今の若い選手は真面目すぎるくらいだと思っている。ただ、大事なゲームで結果が伴わなければ、単に叩かれる材料にしかならないわけで、我々一般人とは違う世界で生きている人間として、自覚を持ってオンとオフを切り替えて、結果で世間を黙らせるような活躍をして欲しい
ま、個々の反省と来季への展望は、また語るにして、冒頭に書いたように、ここは素直に阪神ナインに敬意を評したい
それにしても、主催者側としてはまさか4連敗で終わるとは思わなかっただろうから、色々と計算が狂っただろうな。私としても4勝1敗で勝ってくれると期待していたので、日曜日のスポーツニュースのハシゴを楽しみにしていたはずが、まさかの罰ゲームになってしまったし、月曜日の週刊ジャイアンツ(日テレG+)にいたっては、負けゲームを放送しないという番組の特性上、どういう編集をするのか今から心配になってしまう(笑)
明日、明後日のチケットを持っていた人は気の毒だし・・・
ひとまず、巨人のゲームレポートは今日で終わりになってしまいます、今シーズン、この駄文にお付き合いいただいた方に感謝しつつ、なんか消化不良だし、ドラフトもあるし、オフの話題も尽きないでしょうから、時々つぶやきますんで、思い出した頃に覗きに来ていただけるとうれしいです
(やけ酒飲んで思考が停止しているので、このへんで・・・(笑))
せっかくバースデイで鈴木の特集してたのに・・・・(涙)
管理人:みんぐ