ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」9/9 巨 5-4 中日 → ナゴドで派手な空中戦!とてもメモリアルな日になった


対 中日 9勝7敗1分 ナゴヤドーム

勝利投手:鍵 谷 25試合 1勝 1敗 0S
セーブ :高 梨 20試合 1勝 0敗 1S
敗戦投手:福 29試合 4勝 3敗 0S
・投手リレー
巨人:田口→鍵谷→大江→桜井→大竹→高梨 捕手:大城
中日:岡野→谷元→福→祖父江→R.マルティネス 捕手:木下拓
本塁打
巨人:坂本12号(三回2ラン)、坂本13号(六回ソロ)、大城7号(七回ソロ)、坂本14号(七回ソロ)
中日:木下拓1号(三回ソロ)、大島1号(六回ソロ)
TBSチャンネル1 にて観戦 解説:牛島和彦 実況:高田寛之
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの17回戦。巨人は3対3の同点で迎えた七回、先頭・大城の第7号となる左越えソロ本塁打と、二死から坂本の三打席連続となる左越えソロ本塁打で2点の勝ち越しに成功した。七回に1点を失うものの、救援陣がリードを保ち5対4で試合終了。巨人は田口が六回に崩れ一時同点に持ち込まれたが、坂本の三打席連続本塁打を含む計4本塁打の一発攻勢で白星をもぎ取った。また、今日の勝利で原監督の通算勝利数が「1066」となり、川上哲治さんがもつ球団記録に並んだ
(https://www.giants.jp/G/result/202009091index.html)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


原監督の通算 1,066勝を祝うかのような、キャプテンの3打席連続ホームラン
ナゴドでは珍しく、両チーム合わせて6本の花火が飛び出すという戦いで、こちらの6安打に対して被安打10という厳しい状況でしたが、勝利を手にすることができました


とはいえ、まず、先発の田口はストレートが全然走ってない・・・
課題だった初回を三者凡退で乗り切ったのは良いけれど、ストレートは 140km/hを越えることが少なく、何とかボールを低めに集めて凌ぐしかないという苦しいピッチング。
それでも、こちらが先制したことでリラックスできるか?と思われた中での、木下の一発、さらには大島の一発と、平田、アルモンテビシエドにスタンドに持って行かれるならともかく、今シーズン1発目を2人にプレゼントするのはイケません


何とか勝利して、自身に貯金をつけて欲しかったのですが、それもお預けになりました


今シーズン何度も言ってますが、昨年、中継ぎを経験して一つレベルアップしたのは、ストレートの球速とキレ。それが先発復帰してからはなかなか見ることができません。
少しでも長いイニングを投げようとしているのかわかりませんが、目の前の打者を全力で抑え続けた先にあるもので、菅野のような体力と引き出しがあるわけではないですから、大人のピッチングではなく、もう少し荒々しい若さ溢れる投球スタイルで行って欲しいなと思います


本人には、勝ちも負けもついていないのですから、切り替えは出来るでしょう。来週の東京ドームでの阪神戦で、リベンジしてもらいたいなと思います


個人的には勝ってもらいたい気持ちはありましたが、敵地ですし連戦の中ですから、無理な運用をするくらいなら、敗戦も覚悟のゲームがあってもやむなしとゲーム前には思ってました。
原監督のコメントを聞いて、さすがだなと思ったのは、中川、デラロサは今日は使わないという前提でゲームを進めていたこと。
闘将ですから負けるつもりはコレっぽちも無かったでしょうけど、どれだけ僅差になっても先の2人を使わないということを決めていたことがすごいです。
そこには、大江、高梨、大竹、中川、デラロサという計算できる投手が5人いるということが大きいと思いますが、それでも酷使とわかっていても、目の前に勝利がチラつけば使いたくなってしまうのが勝負師でしょうから、使わないと決めた投手以外でどうやりくりするかを決断するのは大変だったと思います


恐らく計算外だったのは、田口には6回を投げ切り、鍵谷、桜井で2イニング。敗戦濃厚なら田中や上がってきた太田、勝利できそうなら相手の打順に合わせて9回を大竹か高梨に・・・くらいに考えていたところが、ちょっとずつ前倒しになり、結果的に6回以降で5人をつぎ込むことになってしまったことでしょうか?


特に大江に関しては、シーズン序盤の高木京と同じく、ピンチの場面でのワンポイントで使われる立場で、身体的な疲労こそあまりないかもしれませんけど、常にピンチの場面での登板ですから、精神的な疲労はかなり溜まっていると思います。それだけベンチからの信頼が厚いということですし、本人もそれは意気に感じているでしょうけど、ピンチになったら登板!ということは、あらかじめ予定されていた以外の出場機会が増えるということで、ブルペンでの準備は大変だと思います。
だからこそ、感嘆に値する活躍なのですが、ブルペンで肩を作ることすら疲労は蓄積しますから、少なくとも明日は完全休養日を与えてあげて欲しいなと思います


9月に入ると同時に13連戦がスタートし、雨で一日流れたとはいえ移動も含めた日程の中、ここまで7勝1敗は出来すぎと言っていい状態です。明日のサンチェスは本人は何としても勝利を手にしたいと思っているでしょうけど、恐らく彼の後を投げるのは田中になる可能性が大です。7回くらいまでリードを保って投げてくれれば、今日休んだ中川、デラロサというリレーもあるかもしれませんが、同点、ビハインドであれば勝ちパを登板させることは考えにくいので、中盤までの展開次第でしょうかね?


個人的には記録となる 1,067勝は東京ドームで・・・と思ったりもしますが、原監督はそんな記録は二の次で、目の前の勝敗に集中してることでしょう
(わずかなスキを見せることが、連敗に繋がることだってありますし)

 

って、今日のレポートを締めそうになりますが、いやいや、まだまだ

坂本のことに触れないわけにはゆきませんね、今シーズンはインフルエンザx2からのコロナと、とにかく調整不足が心配で、シーズン通して戦うスタミナ不足と集中力の欠如、さらには去年がスゴすぎたことからの反動や2,000本安打を含めた数々の記録のプレッシャーが絶対にあると心配してました。
事実、開幕序盤は良かったものの、そこから状態を落とし、今年はお休みのシーズンかな?最悪、2,000本安打を達成できなかったとしても、来季、ドームが満員のファンの中で達成してもいいかも?なんて邪な考えが頭を巡った中で、9月に入っての快進撃!


ナゴドでの3打席連続ホームランなんて、かつてのTウッズや松井でもできなかったことをサラリとやるあたり、なんて選手なんだ!とテレビの前で、ただただ感動するばかりです
(しかもショートというポジションで)


さらには、ナゴドでの4打席連続ホームランを明日に残してますしね


単なる想像ですけど、追いつかれた時点で、今日の原監督は大竹、高梨の登板もさせないくらいの事は考えていたのではないでしょうか?ただ、キャプテンのあの一発を見て、どうしても勝利が欲しくなり、8、9回に大竹、高梨を生かせたのではないかと・・・7回の、大城、キャプテンの一発が無かったら、田中、太田に投げさせていたのではないかと考えると、やはりキャプテンの活躍は勝利を手にしたい!と思わせるだけの原動力の一つなんだなと感じるゲーム終盤の面白さだったと思います


もしも、ショートというポジションで、この先 3,000本安打までクリアしてしまうのなら・・・
完全に巨人のレジェンドに名を連ね(今の時点でもそうですけどね)、背番号6は永久欠番になるのでしょうね
物心ついたときにはすでにONはレジェンドでしたが、松井、阿部、坂本とレジェンドになりそうな選手の入団から引退までを見れそうな時間の流れの中で野球を見れていることが、本当に幸せだと感じた今日のゲームでした

 

追記

昼間、G球場でのファームのゲーム
早速トレードで加入した香月が5番DHで出場。阿部2軍監督はファームでのロッテとの戦いで、すでに彼を何度なく見ているでしょうけど、改めて力量を感じたくて起用したのだと思います。
結果的には安打こそありませんでしたが、犠牲フライで1打点
ゲーム後にはヒーローインタビューを受けたり、今日活躍した選手が「香月様」と歓迎したりなど、幸せな日を過ごしたことと思います

高校日本代表で、岸田、岡本、香月とクリーンアップを組んだ選手がそろって入団していることだけでも胸アツなことですし、そこに山下、北村と若き大砲がいるわけで、近い将来、吉川尚、松原を含めてヤングジャイアンツがオーダーに並ぶ姿を想像してしまいます

代表に選ばれて、寝食を共にするだけで、不思議な絆が生まれますから、先の3人にはどうしても期待してしまいますし、同じチームになるというだけで、結束は高くなるでしょうから、一歩も二歩も先をゆく岡本を中心に、切磋琢磨してほしいですね。

彼らが1軍で活躍する頃には、阿部が1軍で指揮を執っている可能性は高いですし、その時には杉内、村田、実松という松坂世代が東京ドームのベンチにいるのでしょう。
(同時に戸郷、直江、沼田といったミレニアム世代がローテの中心に…)
今シーズンの巨人の成績に一喜一憂している今ですけれど、来たるべき将来に向けても、ワクワクさせてくれる体制が整いつつある2軍、3軍の動向にも目が離せません

(別件で、宮國は2軍で先発調整のようですね)

 

追記2

今日は内海の登板日でもありました。
味方の大量援護がありながらも、打球をうけるというアクシデントもあって、勝ち投手の権利を手にすることなく降板してしまいました。ケガの具合も心配ですが、要所で良いピッチングもしていたので、何とか次につなげてほしいなと思います

そして一方で、展開次第では昨日に続いて澤村の連投もあるかも?と思って、ロッテの試合もザッピング
結果的には無かったですけれど、いやぁ~本来なら、DeNA阪神の2位3位のゲームが気になるところ、パ・リーグの試合の方が気になってしまうなんて、近年なかったことです

今年は交流戦が無いので、日本シリーズでしか相まみえることがありませんが、何としてでもリーグ優勝し、ソフトバンクにリベンジしたい気持ちもありつつ、巨人を巣立った選手と日本シリーズで相まみえたい気持ちとが交錯してます(汗)

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/a