ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/23 巨 2-1 広島 → 息詰まる投手戦、見ごたえのあるゲームだった

対 広島 2勝2敗0分 東京ドーム

勝利投手:菅 野 4試合 2勝 1敗 0S
セーブ :
敗戦投手:九 里 5試合 3勝 2敗 0S
・投手リレー
巨人:菅野 捕手:大城
広島:九里 捕手:坂倉
本塁打
巨人:大城2号(五回2ラン)
広島:鈴木誠5号(六回ソロ)
日テレG+ にて観戦 解説:山本浩二石原慶幸 実況:平松修造
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202104231index.html)
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前日の8得点とはうって変わって、1点が重い投手戦。


菅野が投げる時は、相手投手が菅野のピッチングに引きずられるように投手戦になることがあるが、もともと球種が豊富な九里は上り調子にある巨人打線を封印し、菅野も巨人投手陣を引っ張る立場として真っ向から立ち向かって、互いにテンポよく隙らしいところも見せずに、ゲームが進んでいったと思う。


こういう展開の時は、連打で打ち崩すというより、四球やエラーをきっかけに失点したり、たった1本のホームランで決まることが多いが、それが出やすい東京ドームにおいて、勝負を分けたのは2ランかソロか、という互いに唯一出たホームランでの得点だった。


丸、ナカジ、若林、ウィーラーが戻ってきたことで、どういうオーダーを組むのかに注目が集まった今日の先発メンバーだけど、チームの選択は丸のレフト起用、そして若林のセカンド出場だった。
原監督のコメントを聞く限り、丸のレフトは松原が好調であることと、技術は問題ないが体力にまだ不安のある丸に移動量の多いセンターを守らせることを避けたという判断のようだけれど、それは説得力のある言葉であると同時に、松原に対する期待の表れでもあり、松原自身が手に入れた評価だと感じて、ちょっと嬉しくなった。
いずれ、センター丸、レフト松原という形に戻るのかもしれないが、個人的にはセンターを任されてからバッティングの状態が良くなってきた松原と、センターという重労働から解放されることで、打撃に気持ちをシフトできる丸のことを考えると、よほど松原の状態が落ちない限りは、このままの布陣を継続して欲しいなと感じた。


ただでさえ、足のある梶谷、松原、丸という選手が外野を守ることで守備範囲は大きく広がり、守りは固くなる。それぞれが攻撃力にも長け、走力もあるとなれば、攻守においてアドバンテージが大きくなるのは当然のことで、その意味でも松原の存在は今のチーム、そしてこれからのチームに大きな影響を与えていると感じるオーダーになったと思う。

阪神ファンには申し訳ないけれど、先日の近本の肩、今日の佐藤のトンネルを見てしまうと、それを余計に感じてしまう)


ただ、戦前の予想では、吉川が攻守に結果を残しているので、若林をレフトで起用することも想像していただけに、私の予想と微妙にズレていたのも事実。
前日にいただいたコメントへの返信にも書いたけれど、チーム状態が上がりつつあるだけに、復帰組の起用に関しては割と慎重に進めると思っていたけれど、予想以上に積極的に変えたなという印象。


個人的にはゲームの前半は攻撃力重視のオーダーを組み、中盤以降に代打や代走からメンバーを入れ替えつつ、終盤は守備力重視の布陣を敷くのがいいと勝手に思っていた。
どちらにタクトを振っても、今は結果を残せる選手もいるし、代打という点では亀井、ナカジ、ウィーラー、廣岡がおり、走力では増田、重信、吉川が控えている。
ゲーム展開によってメンバーを途中で入れ替えても、大きく戦力がダウンしないところが復帰組が戻ってきたことによる最大のメリットだとするなら、今日は前日と同じオーダーで向かいつつ、状況に応じて復帰組を途中から使うと思っていたのだが、その予想は違っていた。


結果的にはゲームに勝利し、丸、若林にも安打が出たので良かったと思う。明日は彼らを先発から外すと言っているので、復帰組に1軍の空気を吸わせて、また改めてチーム内でオーダーを組み直すのだなと思うと、それはそれでさすがだなぁ~と思うと同時に、不利と思われた阪神戦に勝ち越し、背中が見えつつもすぐに追いつくのではなく、じっくりとまずは足場を固めることを重視したのだということが予想できる。


その根拠には今日は菅野が投げるから、攻撃面で多少、試したり冒険をしたりすることができるだろうという信頼感があったのも間違いないと思うが・・・


まさか1点が重い展開になるとは思わなかったけれど、仮に負けていたとしても今日のオーダーと起用に不満を漏らすことはなかったのではないだろうか?多分、それくらい首位決戦での勝ち越しはチームに安堵感をもたらせたのではないかと思う。

 

とはいえ、気を抜けば簡単に引き離されるわけで、状態が良い時だからこそ、勝てる時には勝っておきたい。
特に週末ローテは菅野、戸郷、今村となるから負け越しだけは絶対に避けなければならない
エースが勝利したことで、チームは落ち着いていると思うので、明日の戸郷で勝利して、ナカジ、ウィーラーにも結果が伴ってくれれば、日曜の今村にも追い風になるし、週明けのヤクルトとの神宮での戦いにおいても良い雰囲気づくりができるのではないかと期待している。


追記
気が付けば先発のQS数、QS率、勝率ともに巨人がリーグで上回っている。
昨年の中継ぎ頼みだった流れとは違っているのは、チームとしての変化で、これが桑田効果なのだとしたら、この先も期待したくなるなという思いは強い
(そこには当然、投手力だけではなく守備力の高さも関わってくる)

 

いずれにしても、大味なゲームで大勝するのもいいが、接戦の緊張感の中で勝利する方が価値が高いので、この勝利は大きかったと思う

 

管理人:みんぐ
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