ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」7/11 巨 1-0 阪神 → 甲子園、2カード連続、土日勝利で対戦成績勝ち越しに成功!

阪神 8勝7敗0分 甲子園球場

勝利投手:高 橋 15試合 9勝 3敗 0S
セーブ :ビエイラ 34試合 0勝 0敗 9S
敗戦投手:西勇 15試合 4勝 6敗 0S
・投手リレー
巨人:高橋→大江→ビエイラ 捕手:大城→小林
阪神:西勇 捕手:梅野
本塁打
巨人:
阪神
SkyA にて観戦 解説:岡田彰布 実況:中井雅之
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202107111index.html)
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昼間、DeNA vs 中日を見ながら、西武 vs 楽天を見てて・・・
(一応、我が家のテレビ2画面出せるんで)


1点が遠い展開からビシエドの3ランで勝負ありかと思えてからの、牧の2ラン、R・マルティネスの失点、さらには1アウト満塁で三嶋がゲッツーで引き分けというスゴイ試合を見ながら、炭谷のホームランでお立ち台という巨人ファンからしても嬉しい試合を見てモチベーションを上げてからのゲームスタート


巨人ファンからしたら、苦手としている西、阪神ファンからしたら顔も見たくない高橋優、共に相性の良い同士の戦いという事で、投手戦になるのは予想がついていた・・・いたけれど、まさかにここまでになるとは思わなかった
高橋優は21個のアウトのうち三振はわずかに2個、だけど被安打はわずかに1、とにかく打たせて取ったという表現が正しいのか、打ち損じた阪神打線という表現が正しいのか、恐らく両方だと思うけど、同じ左投手である前日のメルセデスに比べれば球速的にも上回っているわけではない相手に対して、阪神打線は非常に苦労していた印象。


まぁ、実際のところ「ヤバい!」というコースだったり、当たりだったりされていて、多少運が味方してくれたところはあると思うけど、高橋優に勝てていないという苦手意識が打席で邪魔をしたかもしれないと思えば、これはこれで一つの武器でもあるし、終わってみればハーラートップの9勝を手に入れているわけだから、素直にナイスピッチングと称えたいですね。


一方の西も、剛速球を投げるわけではないけれど、切れのあるストレートと抜群の制球力、打者の読みを外す投球術で本当に苦労しました。菅野門下生といってイイ投手だから、似たところがあって、ゲームの中でギアの上げ下げをよくやるので、チャンスがあるとしたらギアを下げた時の一瞬かな?と思っていたんですが、そこが8回の大城の打席でしたね。私の中での梅野のクセとして早めに追い込んだら、とりあえず一球はずす・・というのが割と多い印象なのですが、この場面も早々に追い込んで、梅野は外のボールゾーンに構えていました、それまで大城は西にまったくタイミングがあっていなかったので、西もちょっと軽く考えていたところがあったかもしれません、はっきりとボールにしなかったところと、何とかバットに当てたいと集中していた大城とが噛み合って、決して良い当たりとは言えなかったとはいえ、三遊間を抜けてゆくタイムリーに繋がったという点で、西にとっては悔いの残る一球になったことでしょう。


そのお膳立てとして、梶谷が抜けたところを起用した亀井のヒットですが、ここはインローに構えてましたね、亀様のストロングポイントはインローの落ちる球を救い上げるバッティングなので、そこに投げさせた梅野捕手、というか阪神スコアラー、本当にわかってたの?と目を疑いました。
続く北村も、ここのところ精彩を欠いていてそろそろスタメン落ちも検討されていただろう中で、必死に走った2打席目の内野安打といい、一発で決めた送りバントといい、今日は何とか貢献しましたね。
(苦言を呈すなら、レフトスタンドしか見えていないので、岡本の逆方向の強い打球を真似するようになれば、さらに一皮むけると思いますけど)


亀井のヒットですぐに、上がったばかりの増田大を起用し、浅い外野フライでも突っ込ませる準備までしていた中での大城とバッテリーの駆け引きは非常に見ごたえがありました。


ネットでは散々愚痴られていた、8回、9回の阪神の動かない攻撃も、巨人ファン目線で見た時に「原監督ならここでどうする?」って想像しながら見てると面白かったですね、大江が出たところで佐藤をそのまま打席に立たせることは無かったでしょうし、2アウトに追い込まれて中野を打席に立たせることもしなかったでしょう。
そもそも勝てていない高橋優に対して、オーダーを代えることをしないというのもあり得なくて、右バッターを並べていたのではないでしょうか?
そうしてみると、オーダーからゲーム中の采配に関しても、両監督の特徴が出ていて面白かったなと思います。
良い意味でも悪い意味でも、矢野監督は家康的で「鳴くまで待とう」というタイプであり原監督は信長的に鳴かなければ2軍に落としたり、自ら指導して「鳴かせてみよう」という秀吉的な行動を起こす
時に動きすぎると批判されることも多く、どちらが正しいかは結論を出せないけれど、采配面で互いの監督だったらどうしたろう?と想像しながら見ると面白かったゲームだと思いました。
(勝ったから、まだこうして平常心で書けてますけどね(笑))


ただ、今日の締まったゲームを演出した中には互いの守備の良いところが出たのは忘れてはいけなくて阪神で言えば中野の守備は光ってましたし、巨人サイドはキャプテンのプレー、松原の忍者キャッチはゲームのリズムを作るという点で欠かせませんでした。

 

さて、これで2カード連続で甲子園での週末の戦いを初戦は落とせど、土日に勝利するという形を作れて、通算対戦も1つ勝ち越すことが出来ました。3.5に広がり前半戦での首位奪還は厳しいと思えた中で、1.5差に詰めより、阪神は残り3戦、巨人はホームに戻っての2戦と、戦い方次第では首位ターンもあり得る形を作れたのは大きかったですね。
月曜の移動を挟んで、残り2つは投手陣も総動員で戦えますし、火曜投げた投手を抹消して水曜に誰かを上げるという手も使えます。当然ヤクルトも1つでも詰めて前半戦を終わりたいでしょうから、互いに一歩も引かない戦いになることは容易に想像がつきます、厳しい戦いになる一方でオーダーから予想のつかないことになりそうで、楽しみでもあります。

 

管理人:みんぐ
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