ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」8/29 巨 5-1 中日 → ようやく届いた10勝!さぁここからが本当の闘いの始まり

対 中日 10勝7敗3分 バンテリンドーム

勝利投手:高 橋 18試合 10勝 3敗 0S
セーブ :
敗戦投手:小笠原 18試合 6勝 7敗 0S

・投手リレー
巨人:高橋→高梨→畠→デラロサ→中川 捕手:大城→小林
中日:小笠原→岡田→田島→藤嶋→三ツ間 捕手:木下→大野奨

本塁打
巨人:
中日:
BS-TBS 4K にて観戦 解説:川上憲伸 実況:西村俊仁(CBCアナウンサー)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202108291index.html)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


首位争いをしながら、今一つ波に乗り切れない状況を打破するには、前半戦、投手陣の主役だった高橋優と戸郷が一刻も早く2ケタ勝利を手に入れることだと思っていた。チーム内で最多勝を争う選手が2人出ることは、チームの活性化を意味するし、自軍の中で切磋琢磨できる。かつて菅野、山口俊の二人がチームを牽引したような状況を若い2人が作り出すことで、新しい空気を作ってくれると期待していたが、なかなか足踏みが長かった・・・


そんな中、高橋優がついに10勝目を手に入れたことで、本人の中でも1つ大きな壁を乗り越えた安堵感はあるだろうし、チームも「ようやく」という雰囲気に包まれる
野手は何とか援護して勝ちをつけてあげたかったろうし、投げている本人も絶対に「今日こそは!」という思いだったろうから、形はともあれ10勝を手にし、変則的な形ではあるけれど、チームも首位に返り咲いたことで、何となく悪い流れを感じていた部分を払拭するきっかけになったのではないかなと期待したい。


その高橋優だけど、前回登板の時に「もっとストレートに力を!」と書いたけど、今日は腕が振れてました。個人的にはさらに3~4km/h は球速は上がるはずだと思っているけれど、キレがあったし、大城も右バッターのインコースにどんどん要求してました。緩急をうまく使いながら、本来は打たせて取るタイプだと思いますが、5イニングで6三振ですから、その点でも打者を困惑出来ていたと思います。


5回のピンチは本人も反省しているようですし、そこまで飛ばしていたからこその足のつりだとも思う。さらには勝ちを意識せざるを得ないイニングという中で、本人の中でも色んな思いがMAXだったのでしょう。
この試合1番の大きな山場でした、あそこで大事を取って降板してしまえば、


「あぁ~また勝利投手になれないのか・・・」


というガッカリ感が強く、仮に勝利したとしてもチームにとって大きな不安を残したままになるところでしたが、マウンドに戻ってきて何とか5回を投げ切った。
セカンドライナー、サードライナーというのは半分はラッキーもありますが、それは高橋優の勝ちたい!という思いがそうさせたのだと思えば、危うさも見せながら投げ切ったという事実が大事なことでした


その高橋優を援護した打線ですが


毎試合が仕切り直しに近いテコ入れをしていますが、今日は丸を外して、ウィーラーを1番という荒業に(汗)
規定到達内で巨人で一番打率が高いのがウィーラーですから、まぁわからなくはないかな(汗)なんて考えましたけど、出塁することに集中するなら期待に応えてくれるだろうという願いと、彼が出ればチームが盛り上がるという二重効果を考えたのかな?って思わなくもありません。
ま、あくまでもこれも奇策でしょうから、そう何度もやるようなことは無いと思いますが、3回の先制点の場面、まずはウィーラーが出塁し坂本が続いて進塁させた上での、3番吉川尚の犠牲フライによる1点というのは、セオリーから言えば、本来吉川が1番で出塁して、ウィーラーが3番で犠牲フライを打つ場面だろう?って、二人の役割が変わっていることに違和感を覚えつつ(笑)これも打順入れ替えの副産物かな?って苦笑いしながら見ていました。


同時刻、甲子園では智弁対決をしていたので、岡本は当然ながら廣岡のスタメンも予想はしていたので、この二人が活躍すればまた話題になるなと思ったのですが、そこは期待しすぎたかもしれません(汗)とはいえ、廣岡も死球から松原のタイムリーを呼び込みましたし、岡本も初回にヒットは打ってますので、先輩の活躍で後輩を後押しすることは出来なかったまでも、思うところあってプレーしていたと思います。


点が取れにくいバンテリンドームでホームランなしで5点とったわけですから、余り不満を口にするのも良くないと思いますが、それでも1つだけ言うとすれば、中田は色んな意味で万全では無いと思うので、前日の流れからも先発は陽岱鋼で行って欲しかったなと思います。並々ならぬ思いで上がってきて、未だ打席に立てずはあまりにも・・・です


陽岱鋼本人が納得できるほど、中田翔が貢献できていれば話は別ですが、現状では厳しい。背中の10番が今は重そうですので、個人的には10番の先輩に一度預けるのがいいのではないかと思ってます。
(おそらく打席で一番迷いを持っているのは、中田本人ではないかと)


ってことで、
勝てばゲーム差的には負けていても、勝率で首位!というのをず~~っと繰り返しながら、なかなか実現できなかった状況を打破することが出来ました。
今の順位表を改めてみて、何となく慣れない思いを感じつつも(笑)リーチをかけてツモれない状況を、まずは突破したという点で素直に喜びたいと思います。
(今日の勝利は明日一日味わえますしね)


後半戦開始当初は1度首位に躍り出れば、そこから明け渡すことなく突っ走れる!なんて思ってましたが、チーム状態を冷静に考えれば、新たな混沌の幕開けが始まったように思います。
明後日からは、巨人主催とはいえ岐阜と京セラドームでヤクルトとの戦い、週末は甲子園で阪神との戦いですから、ここからは日替わりで1~3位が入れ替わる日々が続くという、一日ごとに一喜一憂する日々が新たに始まる狼煙になりました。
先発ローテに不安をかかえる巨人としては、期待よりも心配の方が大きい気がしますが、まずはヤクルトとの戦いをしっかり勝ち越すことを目標に、とりあえず勝利の余韻に浸っておきたいなと思います。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/