ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」8/31 巨 10-8 ヤクルト → 両チーム合わせて30安打の打合い、これぞ首位攻防戦

対 ヤクルト 9勝5敗1分 岐阜・長良川球場

勝利投手:鍵 谷 43試合 3勝 0敗 1S
セーブ :ビエイラ 42試合 0勝 0敗 15S
敗戦投手:坂 本 33試合 1勝 2敗 0S

・投手リレー
巨人:メルセデス→鍵谷→高梨→デラロサ→中川→ビエイラ 捕手:大城→小林
ヤクルト:小川→大下→坂本→吉田喜→石山 捕手:中村

本塁打
巨人:丸15号(一回ソロ)、吉川4号(一回ソロ)
ヤクルト:青木4号(一回ソロ)、サンタナ9号(二回2ラン)

日テレG+ にて観戦 解説:五十嵐亮太 実況:町田浩徳
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202108311index.html)
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さて、いよいよ始まった首位攻防戦週間、ヤクルト3連戦と阪神3連戦、しかもすべて遠征というヘビーな1週間
大きく負け越せば優勝戦線から一歩後退することになり、逆に勝ち越せば抜け出すきっかけとなります
巨人のここまでの戦力分析と調子を考えたら、大きく欲をかかず、かといって試合を投げることなく、何とか五分で終わりたい一週間なのですが、そのためには絶対に初戦だけは落としたくない。
恐らくヤクルトも同じでしょう、打線の勢いという点ではヤクルトに分があるので、打撃戦ではなく、投手戦に持ち込んで1点いいからリードして、ビエイラに繋ぐ・・・そんな展開を期待してました。


が、


初回の互いの立ち上がりを見たら、今日はどんな荒れた試合になるんだ?って思い、打ち合いに持ち込まれたら、こっちが不利だよなぁ~と嫌な予感がしていたけれど、いやいやなんのなんの、壮絶なシーソーゲームを制したのは巨人の方でした


終わってみれば、キャプテン、若大将、大城と巨人で唯一 打撃好調で何とか点を取ってきた3人がノーヒット。ただ、あれ?そうだったっけ?ってそれを感じさせないくらい他の選手が躍動しました。
中でもお立ち台にあがった吉川尚は地元への凱旋ということで、家族から友人知人、多くの知り合いが見に来ていたであろうことを考えたら、緊張してもおかしくないところですが、それを力に変えて大活躍しました。先日の北村の故郷での活躍もそうですが、プレッシャーを力に変えられるってのはイイですね。
この日の吉川はもっとも出にくい3塁打を走者一掃のタイムリーという形で打ち、チームの勝利に貢献しただけでなく、あと2ベースでサイクルヒットという、球場のファンをドキドキさせるという演習付きで、盛り上がりました。


最終打席こそ、レフトフライに終わりましたが、十分に球場を沸かせたのではないでしょうか?


そこにウィーラー、松原といった下位打線の選手と1番の丸とが噛み合った感じ。代打で出場したナカジと、古巣相手に気合の入っていたであろう廣岡もタイムリーを打ち、チーム全体が一つになっていた感じです
心配していた5番の中田も一日空いてリフレッシュできたか、この試合での打席は悪くなかったですし、ヘッドスライディングはよろしくありませんが、チームが盛り上がることには一役かったことと思います。


これで打線が勢いを取り戻してくれるといいのですが、大量得点の翌日は点が取れなかったりするので、そう簡単にはゆかないでしょうね。


先発のメルセデスは現在ローテで一番期待できる投手ですし、何としても今シーズンは2ケタ勝利を手にして欲しいので、勝って欲しかったですが、勝ち負けつかずで残念です。調子は決して悪いようには見えませんでした、ストレートもキレていたしテンポも今まで通り。
投げ慣れないマウンドということもあってか、僅かにコースが甘かったのが悔やまれますが、それでも「今のメルセデスでもヤクルト打線を抑えるのは難しいのか!?」と、逆にヤクルト打線の好調さに驚愕しました。


まぁ、でもこの日の投手で絶賛されるべきは鍵谷と中川でしょう


相手に流れが行っているところを抑えるのは、本当に難しい作業ですが、見事に火消しをしてくれました。
現状ではいかにビエイラに繋ぐかが、ブルペンの仕事なので、その意味でも二人の役割は大きかったと思います。


問題はデラロサですが・・・5点差あったので、本来出すべき場面ではなかったかもしれませんが、じゃあ畠とどっちを使うか?という点では、畠の登板が多かったので休ませたかったのもありますし、中川、大江を出す展開でもありませんから、まぁ順当かなと。
ただ、これが大誤算、荒れてしまってどうにもならないという状態ではありませんが、とにかくストレートが走らない・・・今のヤクルト打線を相手にするには厳しかったか、連打を浴びることになってしまいました。


8回は僅差なら、相手の左右に関わらず中川でしょう。ただ、本音を言えば、右が並ぶ時はデラロサ、左が並ぶ時は中川で使い分けして連投を少しでも減らしたい。後半戦のデラロサはそれほど悪くなかったので、この試合の結果がたまたまだったと思いたいですが、一抹の不安を感じたのは確か。
畠でもいいのですが、出来れば7回を任せたいので、デラロサが試合後にうまく切り替えて、次回はもう少しキレのあるボールを投げてくれることを期待したいところです。


これで、変則ではなく正真正銘の単独トップに立ちました
ようやく・・・という感じですが、これはあくまでもスタート地点にたったも同然の状態で、今日負ければまた陥落です。ここからは日替わりで1~3位が変わってゆくでしょう、Bクラスチームの状態が上がっていることを考えても、すべての試合において楽なゲームは無いでしょうし、ちょっと連敗をすれば、すぐにおいてゆかれます。


ここからさらに差をつけてトップを走るためのキーはやはり、今日投げる菅野でしょうね
彼がヤクルト打線を相手にしっかりとゲームを作るところを見せてくれれば、チームにとって大きな追い風になると共に、大型連敗をしないで済むかも?という安心感をもたらせてくれます。
まだ焦る時期ではありませんが、今週は投手を詰めて投げさせることになっているようですし、原監督はこのヤクルト、阪神との6連戦で一歩抜け出したいと考えているのでしょう、確かにそれを感じさせる攻撃とチームの結束は感じました


その流れで、今日勝つことが出来れば、文字通り一つだけ頭を飛び出すことが出来ると思うので、初戦を取ったからこそ、大事な2戦目だということで、頑張って欲しいですね。
気持ちの上では、クライマックスステージのファーストステージをヤクルト3連戦、ファイナルステージを阪神戦と仮定して短期決戦を挑むような戦いを想像しています。

 

追記

忘れていけないのは、キャプテンの守備ですね、攻撃では貢献出来ませんでしたが、守備でヒット以上の貢献をしてくれました。

 

管理人:みんぐ
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