ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」9/1 巨 2-0 ヤクルト → 前日とは真逆の試合展開、同じ2点差でも全然違う!

対 ヤクルト 10勝5敗1分 京セラドーム

勝利投手:菅 野 11試合 3勝 5敗 0S
セーブ :ビエイラ 43試合 0勝 0敗 16S
敗戦投手:高 橋 7試合 2勝 1敗 0S

・投手リレー
巨人:菅野→ビエイラ 捕手:小林
ヤクルト:高橋→星 捕手:中村

本塁打
巨人:丸16号(三回2ラン)
ヤクルト:

日テレG+ にて観戦 解説:赤星憲広 実況:蛯原哲
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202109011index.html)
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大量得点の翌日は点が入らない なんてよく言いますが、ある程度ロースコアの試合になるかとは予想してましたし、そうなって欲しいと願ってました。
ただ、ここまで息詰まる投手戦になるというのは予想のはるか上を行ってました。


立ち上がりの菅野は、やはり本人も不安だったのでしょう、多少さぐりさぐり投げていたように思います。
いきなり変化球の連続から入るあたりにも、それがうかがえた。
とにかく、今シーズンはスライダーが甘く入って打たれる、だけでなく、長打を浴びるストレートがシュート回転して真ん中近辺に来る・・・を繰り返して敗戦していたので、まずはストレートの球威と回転、変化球のコントロールに注意して見ていたのですが、スライダーはやや高めに行くものの、カットボールアウトローにきっちり決まっている。ストレートも暴れてはいるものの球速は150km/h出ているし、シュート回転というよりも逆側に外れることが多いので、前回よりはいいかな?って思ってみてました。
カットボールに関しては、赤星氏も再三良いと言ってましたね)


序盤はとにかくアウトコース要求が多かったので、その配球に心配をしていたのですが(デッドボールもありましたし)、まずは長打を浴びないよう、アウトコース中心でその日の状態を確認していた感じで、逆に外中心だったからこそ、数が少ないながらインコースに投げた時は効果的でした。


二回り目からは相手の裏をかくように、積極的にインコースも使いながら、今日良いと思われるカットボールを随所に使い、「菅野はスライダー投手」というイメージを利用するかのように三振と内野ゴロを取りまくる。
それもストレートの球威がそれなりにあったからで、平均球速が150km/h台という菅野の良い時の状態に、少し近づけているかな?というピッチングだったと思います。


今シーズンの菅野のデータは当然ヤクルトも予習しているはずで、「困ったらスライダー」という固定観念があったと思うけれど、それも小林がうまく配球の中に織り込んでました
結果的には6回2アウトまでノーヒットというピッチングで、100球を目途に交代する予定だったろう状況の中、このままノーヒットが続けば交代しづらいという、嬉しいような悩ましい状況のままゲームが進んでゆきましたが、ある意味、塩見の内野安打はノーヒットを回避したヤクルト的にも、これで躊躇なく交代させられるという巨人的にも良かった形になったかと。
(ノーアウトからだったら状況は違いましたが、2アウトからだったのもラッキーだった)


終わってみれば8回を被安打1、無失点で乗り切り、中継ぎを使うことなくビエイラに繋ぐという最高の形で降板したわけですから、この日のピッチングとしては100点満点でしょう。
常に最高に良かった時と比較されてしまうし、菅野に対する周りのハードルも高いので、本人もまだまだ納得してないでしょうし、我々ももう一段上の菅野を見たいと思ってしまいますが、現時点でリーグ最強と思われるヤクルト打線を相手にしての結果ですから、文句を言うのは失礼にあたりそうです。


本人のヒーローインタビューでは、言葉を選びながら、若干目を潤ませつつ話をしていましたが、その選んだ言葉の裏からも、どれだけ苦しくて、心が折れそうになっていたかが想像のつく内容で、だからこそ、今日の登板に並々ならぬ思いで挑んだことが垣間見えました。
監督の言うように、これが本物かどうかが問われるのは次の登板となると思うので、まだまだ安心は出来ませんが、「菅野が帰ってきた!」というニュースは他球団にとって、もっとも聞きたくないことだったと思いますし、首位を走るために大事なピースなので、チームにとっても大きな試合になったと思います。


一方の高橋は左の本格派、結婚してからは、さらに目覚めたかのようなピッチングで、今日もストレートを武器にチェンジアップが冴えまくってました。球種も豊富でコントロールも良いために、乱れない素晴らしいピッチャーで、的を絞ろうにもどれもが一級品なため、連打を浴びせるのが難しい展開
その状況を打破したのが、まさかの小林(笑)


8番という事もあり、力押しで抑えてくるだろうことを狙っていたのかはわかりませんが、ストレートを狙い打ったかのような素晴らしいヒット。そこからのチェンジアップを狙い撃ちの丸の一発。巨人打線も僅か4安打でしたが、この一発が試合を決めた形で、丸に関しては状態が落ち気味だったところで2試合連続ですから、これをきっかけにまた浮上してくれば、上位打線としては非常に分厚くなります。


中田は前日が良かったのと京セラドームは慣れているだろうから、スタメンでしたが、慣れているという点ではナカジも同じなので、個人的にはナカジを使って欲しかったかも(汗)


岡本はヒットこそ1本だけど、内容はどれも良かった。坂本は苦しんでいた感じだったけど、多分、ほんの僅かな微修正でいけそうなんで、ま~~~~ったく心配してません


今日はカツオとの対戦

なんとな~く苦手にしてるけど、でも負けてない・・・といういつも微妙な対戦ではありますが、高橋とは真逆の左投手なんで、前日のイメージを残していると苦労しそう
こちらは山口なので、0-0で進んでゆくというイメージは持ちにくいけど、打撃戦というのも想像しにくいので、どちらが5点とれるか?くらいの戦いになりそうな気がします。
互いに中継ぎは少し休めたので、ブルペン勝負の展開に持ち込んで、1点でいいからリードし、こちらは中川、ビエイラに何とか繋ぎたい。山口には少しでも長く投げて欲しいし、本人もそういっているけど、5回まで投げてくれれば、6回、7回は一人一殺でもいいくらいに準備するでしょうから、最初から飛ばして欲しいですね。

 

管理人:みんぐ
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