ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」8/18 巨 3-2 ヤクルト → 前日の敗戦を帳消し、2カード終わって4勝1敗は上出来

対 ヤクルト 8勝5敗1分 松山坊っちゃんスタジアム

勝利投手:畠 25試合 3勝 3敗 0S
セーブ :ビエイラ 37試合 0勝 0敗 12S
敗戦投手:石 山 33試合 0勝 5敗 10S
・投手リレー
巨人:直江→田中豊→畠→高梨→デラロサ→ビエイラ 捕手:大城→小林
ヤクルト:石川→石山→坂本→大西 捕手:中村
本塁打
巨人:
ヤクルト:村上28号(二回ソロ)
BSフジ4K にて観戦 解説:野村弘樹 実況:田淵裕章
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202108181index.html)
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正直なことを言えば、ホッとしたというのが本音
負けて、3位に転落するよりも連敗してヤクルトに苦手意識を持つことの方が嫌だったので、点差や内容に関係なく、勝利できたことがまずは大事


先発の直江は、壮行試合での結果やファームでの状態を見て、初先発として抜擢されたことと思うけど、各方面で言われている通り、もう少しストレートの球速を上げることと、スライダー以外(フォークも持っているが)を本番で使えるようにならないと、なかなか厳しいかな。
21歳の若武者だから、当然投げるスタミナも必要になってくる。
まぁ前日のヤクルト打線を見ての、大事なゲームでの先発だから緊張もあるだろうし、表面的なところだけで判断するのは可哀そうだけど、改めて課題が浮き彫りになった感じ


何とか初勝利を手にして欲しかったけど、さすがに今のヤクルト打線相手では5回以降を任せるのは厳しかったかもしれない。ランナーの出し方も悪かったから、あの辺はスパっと代えた原監督がさすが。
2位に5ゲーム差以上つけている首位なら、我慢できたかもしれないが、現状のチームの立ち位置を考えたら仕方ないところでしょう。
じゃあ、だからといってダメな烙印を押されたか?といえば、そんなことはない。
ストレートが140km/h行くかいかないか、という中でも抑えられたのは、あの身長からくる高さと、腕の振り。今回で言えば、しっかり腕を振っているけど、逆に球速が遅かったことが、幸いしたようにも見えた


四死球を4個出しているが、ボールの抑えが聞かなくて四苦八苦するタイプでは無いので、手に入れる武器と身体づくり、メンタルづくりをどうするべきかという宿題を一つずつクリアしてゆく先に、ローテを手に入れるチャンスが巡ってくると思えば、伸びしろしかない状態だから、巨人ファンの中でも期待の投手として改めて認知されたのではないかと思う。


木曜のゲームが無いことで、前日に続いて中継ぎを思い切ってつぎ込める状態だったこともあるけど、早めの見切りの中でピンチを抑えた田中豊は、この試合のMVPと言っていいくらいナイスピッチングでした。
この回に1点でも取られようものなら、前日と同じく怒涛の攻めをされる可能性があったので、5回裏をゼロで抑えたのはこの日イチのキーポイントでした。


まぁ大量点の翌日は得てして点が入りにくいものではありますが、ヤクルト打線のスイングがちょっと雑になったか、併殺が多くてピンチを広げなかったのは助かるとともに、投手陣が粘り強く投げた証だったでしょう。田中豊以降、ノーヒットで抑えたのは素晴らしかったですね


一方で打線の方は、今シーズンの石川は本当に丁寧に低めをついてきながら、左右バッターのインコースにもしっかり攻めてくるので、攻略に苦労しました。投手の生命線は「向かってゆく勇気とコントロールというのを体現するようなピッチングは敵ながら見ていて気持ちよく、かつての高橋尚成や杉内のように球速は無くても相手バッターは抑え込めるというお手本のようなピッチングでした。
巨人打線としては相性の良い石山に代わってくれたこと、ヤクルトファンの中でも交代に???なコメントも見受けられましたが、中盤以降、石川も球が少しずつ高くなっていたので、続投していれば捕まえていたでしょうし、前日投げていた今野を使うのも躊躇する場面でしたから、高津監督としても判断の難しい場面だったかもしれません。


結果的には石川対策で起用したナカジが決勝タイムリーを打ちますが、初回を含めて3回しかなかったチャンスのうち、2つで得点できたのは大きかったと思います。
(欲を言えば、吉川のゲッツー崩れの1点は、もう少し綺麗な形で取れていれば、もう少しこちらに勢いもついたことでしょうが・・・)


いずれにしても、冒頭に言ったように、この試合は内容は関係なく、勝利することが大事だったので、引き分けにすらならず、しっかり逆転でき、それを守り切ったことが一番の評価ポイントでしょう。
阪神も勝利したので、結果的には後半戦開幕の差のままということになりましたが、2チームの争いではなく、みつどもえということになれば、どこかが一気に抜けるという展開は、なかなか考えにくいので今のような僅差の中でしばらくは行くのかもしれません。
大事なのは、前半戦に相性の良かった対戦が後半になって逆になることと、ケガ、故障により主力が離脱しないことなので、このゲームで負けていれば、前者の流れになりかねないケースだったことを考えると、本当に大きな勝利だったと思います。

 

さて、これで移動日はさんで週末はホームでDeNAとの3連戦

阪神には痛い思いをしたDeNAですが、じゃあ、こちらとしてもたやすいか?といえば、話は別ですし。先に言ったように前半戦相性の良かったチームとの立場が変わるようなことはあってはならないので、むしろ最大限の警戒をもって戦うべきだと思います。
先週と同じく、山口、CC、戸郷でゆくのか、サンチェスを加えるのかわかりませんが、個人的にはしっかり勝ち切って、来週の広島戦で首位に並ぶくらいのところまで持って行きたいですね
(来週末のバンテリンでの中日は、ちと厳しいか?って思っているので)

 


管理人:みんぐ
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