ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」6/1 巨人 3-6 ソフトバンク → チームとして裏方も含めた全員で戦う姿勢が必要

ソフトバンク 0勝2敗0分 東京ドーム

勝利投手:東 浜 9試合 5勝 1敗 0S
セーブ :藤 井 19試合 4勝 0敗 1S
敗戦投手:赤 星 7試合 2勝 3敗 0S

・投手リレー
巨人:赤星→井納→菊地→鍬原 捕手:大城→岸田
ソフトバンク:東浜→藤井 捕手:甲斐

本塁打
巨人: 吉川2号(四回ソロ)、ウォーカー10号(六回ソロ)、増田陸2号(七回ソロ)
ソフトバンク

日テレG+ にて観戦 解説:中畑清工藤公康 実況:蛯原哲
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202206011index.html)
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なんてレポートにするか考えてたら、こんな時間に・・・

 

10点取られても11点取れば勝てる
0点で抑えても点が取れなければ勝てない


当たり前のことだけど、成し遂げるのは簡単なことではない、ってのを見せつけられたような連敗になってしまった


結果的には東浜相手に6失点が重しとなってしまったけれど、一方で3本のアーチも飛び出してる。
まぁ、ノーヒッター相手に7点以上取れ!っていうのも酷な話ではあるけれど、そのすべてがソロだったことも、こちらにとっては不運だったとも言える。
(ランナーがいる場面では油断してくれないと思うけど)

 

最初の3イニングは投手戦、互いに様子を伺っているような立ち上がりだったけど、4回から一気にゲームが動きました。
一見すると、赤星もソフトバンク打線相手に通用しているように見えたけれど、初回、三森がベンチに帰ってナインたちと長く会話している様子を見て、嫌な予感が走ったのも事実。
高木豊氏の解説を聞いて、何となく合点がいったけれど、初対戦の相手に対してソフトバンクはとにかく研究し、身体とのマッチングをしっかりする。


最初は球数を投げさせてしっかり球筋を見極め、次からそれに対しての対策を選手個々が行う。二回り目からはファーストストライクを積極的に打ってきていたのは、制球が良くて球種が豊富な赤星に対して、追い込まれたら不利だと判断したからだろう。
赤星も相手のインコースをしっかりついて、残像を目に焼き付けさせようと思っていただろうが、それが通用しなかった。
むしろ、荒々しくてどこにボールが来るかわからない投手の方が、相手からすると戸惑ったかもしれない。赤星の利点を逆に利用されたという点で、相手が一枚上手だったのかもしれない。
(菅野に対してバッターが踏み込んできて、被弾するという場面に似ているかも)


大城の配球に対して苦言を呈する人も多いようで、それはそれで半分は納得するところもある。
先に追い込んで一球外に外すのは私も反対だし、今のトレンドではない、もし外すのであれば、大きく高めに投げるとか、変化球をワンバウンドにするなどした方が、その次の球に対するバッターの意識も変わってくるので、その辺は直した方がいいし、今はリトルでもそんな配球するようなことはないから、頭の切り替えは必要。


1打席目と2打席目、3打席目で配球を変えるのは当たり前で、それはプロのキャッチャーなら皆わかってる。
3打席目を抑えるために、エサを巻く余裕がバッテリーにあるか、とにかく1打席ずつ抑えることに全力を注ぐのか、その辺の根底の意識の違いかな~なんて思わなくもない。
分業制になって投手が最後まで投げることが少なくなった昨今では、3打席目、4打席目までのシナリオを考えて組み立てるという意識を育てるのは難しいのかなと思う。当然、一回りごとにスタミナも削れてゆくわけで、そこも想定して組み立てるとなれば、相当に考えなくてはいけないし、想定外のことや場面に応じた対応も必要になる。
名捕手と言われるキャッチャーが、各球団とも育てにくいのはそういうところもあるのかな?


オン、オフの大城のコメントや性格を見るにつけ、そこまで視野を広く持っているタイプには見えないし、彼にはもともと攻撃力という課題も持っているから、キャッチャーとしての能力全てを叩き込むのは難しそうだと思う。
セオリー通りの配球で抑えられる分には問題ないが、緊急事態においての選択肢が少ないという感じ?


じゃあ、小林だったら、岸田だったら、もしくは他のキャッチャーだったら?


って考えても、正解は出なさそう、っていうか、小林だったら中盤の失点は抑えられたか?と聞かれたら自信をもってYESとは言い難い。かつて阿部は小林との対談で、試合の勝敗をキャッチャーのせいにする日本文化が無くならないうちは、日本野球の発展はないというような事を言っていたけれど、それは半分は正論で、投手、ベンチの采配、データ集積の裏方との共同作業という点において、全体の責任だろうと思う


野手の守備位置を見るだけでも、配球の傾向は見えてくるし、ピッチャーがモーションに入ってからのキャッチャーの動きだってバッターは感知する。同じような局面でチームがどう動くかなんてことは事前に知らされてもいるし、単に、このカウントではここへ投げ切れば大丈夫!っていうのとは違う次元に野球は進化しているのだと考えてます。


その点において、侍ジャパンでの経験も豊富な甲斐捕手は、これまで何度も言われているように短期決戦での戦い方に慣れているし、ソフトバンクという球団も準備が出来ているなぁ~と


戦力的には巨人もそれなりにあるし、若手の成長も感じる今シーズンではあるけど、球団としての余裕という点で、及ばなかったというのが、この2戦の私の印象です。


選手個々の結果についてどうこうというよりも、シナリオ作成能力という部分において、まだまだ巨人には熟成が足りないと思うし、ただ円陣を組むのではなく、ベンチ内で選手がどれだけ情報共有し、気づいたことを伝えあい、臨機応変に対応できる能力を身につけることが出来るか?ベテラン、中堅、若手が入り混じっている状況だからこそ、状態が良い時は勢いで乗り切れることもあるかもしれないけど、こういう試合巧者を相手にする時の戦い方もしっかり習慣づけないといかんなと・・・・


まぁ、原監督はホップの年だと明言してますし、そうは言いながらも優勝を託されている中において、キャプテン不在の中、まだ首位の背中が見えている戦いが出来ているわけで、方向性は間違っていないと思いますから、工藤氏が言っていたようなシーズン終盤にピークを持ってくる視野だけは失って欲しくないと思います。

(アンチの方々の格好のエジキにはなってますけど(涙))


残念ながらソフトバンクとの短期決戦はホームで負け越しという結果になってしまいましたが、最後にエースに意地を見せて欲しいですね。
なかなか勝てないから、実績重視でベテランの力を借りようとか、勝てないまでも負けない試合を・・という守りの采配ではなく、もっと若い選手に悔しさを味合わせて、それがこの先の原動力に繋がってゆくような、そんな戦いをして欲しいと期待してます。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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