ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」7/18 巨人 10-8 ヤクルト → 壮絶な神宮花火大会は丸の2ランで幕を閉じた

対 ヤクルト 8勝8敗0分 神宮球場

勝利投手:平 内 36試合 4勝 3敗 0S
セーブ :大 勢 36試合 1勝 1敗 25S
敗戦投手:マクガフ 32試合 0勝 1敗 23S

・投手リレー
巨人:菅野→高梨→赤星→平内→大勢 捕手:岸田→小林
ヤクルト:石川→木澤→コール→梅野→マクガフ 捕手:西田→古賀

本塁打
巨人:ポランコ14号(二回2ラン)、中田11号(三回2ラン)、丸19号(九回2ラン)
ヤクルト:オスナ10号(一回満塁)、サンタナ5号(三回ソロ)、サンタナ6号(五回ソロ)、元山1号(七回ソロ)

フジテレビONE にて観戦 解説:斎藤雅樹 実況:立本信吾
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202207181index.html)
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いつもこれを書く前には自分の書いた観戦メモを見ながら、どういう構成で行くのが考えます。
感情に任せて、そのまま書く時もあれば、初回から順を追ってゆくこともありますし、結論から先に書き出すこともあって、書き始めるまでが長い・・・(笑)で、色が決まらずいつも以上に時間がかかりました。


で、この試合なんですけど、さ~て、愚痴のオンパレードにするのか、それとも連敗が止まった歓喜モードでゆくのか、めっちゃ迷ってます(笑)
ってことで、愚痴、歓喜含め、順不同でメモと行き来しながら、連ねてゆきますので、読みづらかったらゴメンなさい。


先発の菅野は一言で言えば


「さすがエース!なれど不甲斐ない」


という感じでしょうか?
史上初の4試合連続満塁弾を浴びたこともありますが、7失点は、昨日までの打線だったら完全に敗戦投手ですし菅野でなければ5回持たずに降板させられていたことでしょう。
この試合もフォークはほぼ封印、スライダーとカーブを中心の組み立てでしたが、スライダーがどうしても甘く入ることがあり、それはまぁ菅野あるあるなんですけど、スライダーが甘く入れば、簡単にスタンドに運ばれます。


ストレートで押し込む場面もありましたが、それとて効果的だったかどうか?


この時期の屋外球場は湿気も多いですし、いつも以上に汗をかきますから、指先の感覚が変わります。空気も湿気を含んで重くなるため、ボールの曲がりもいつもとは違う、変化球主体の投手にとっては結構難しい気候だと思います。
菅野もそれは感じていたでしょうし、相手の石川も同じでしょう。


とはいえ、それをさておいても、互いに打たれすぎですね。二人ほど、経験値が高い投手なら、そんなのは過去に何度も経験したこと、投げながら調整しなければいけません。


初回に30球以上投げ、しかも先制された状態では、菅野でさえも5回持たず?と危惧した立ち上がりになりましたが、そこから菅野の意地とチーム事情を垣間見た感じです。
勝っても負けても、恥をさらしてでも菅野にはもっと投げて、若い投手に戦う背中を見せて欲しいと思っていたので、普通なら絶対に代打が出るはずの6回の打席に菅野を立たせたときには、嬉しい気持ちを感じたのは確かです。


その上で、追加点を取り、これだけ失点しながら菅野に勝利投手の権利がある状態なのは、これまでになかったこと。
ブルペンの疲弊を考えれば、何とかリードを保ったまま7回を投げ切って、8、9回へとつないでくれれば勝利が見えてくる・・・・って思ったんですけどね


なかなか簡単にはヤクルトは勝たせてくれません


7回先頭の元山に一発を浴びて、即交代。ここまで引っ張ったので、同点、逆転されるまでは託すかと思いましたが、残り3回となればそうもゆかなかったようです。結果的には高梨、平内のコンビで失点し、同点にされる形にはなってしまいましたが、ここは誰も責められないでしょうね。
唯一、悔いが残ったのは赤星でしょうか?西田に打たれたタイムリーは完全に読み切られたバッティングだったので、岸田の配球もそうですし、投げた赤星自身も違う球で行けば・・・もっと厳しくつけていれば・・・と、タラレバが頭の中をよぎっているのではないでしょうか?


とはいえ、普通に逆転されていてもおかしくなかった場面を救ったのは、コーチによる守備位置の指示。投げる前から全体が右寄りの外野シフトとなっていましたが、オスナに対してのドンピシャのシフトが大ピンチを救いました。
守備を重信に代えていたことも大きく、あのレフトフライが無ければ、左中間真っ二つでこの試合は負けていたでしょうね。


そのデータを攻撃にも生かして欲しい・・・と、前にも書きました(笑)


鬼門の8回を平内が無失点で抑え、その流れのまま、丸の一発で勝ち越すことが出来ました。9回は大勢が出ることは誰の目にも明らかでしたので、ここまでの嫌な流れを知っている巨人としては、また、同点のまま大勢に投げさせ、延長となり、サヨナラ負けをくらってしまうのか?という悪い考えが頭をよぎりましたが、久々の登板とはいえ、マクガフから1点ではなく、2点取ったことが、この試合を決定づけたといってもいいので、お立ち台の丸には二重丸です(笑)


その大勢もピンチは作りましたが、点差が2点ということもありますが、彼の表情やたたずまいが、不思議と「そうはいっても、何とかしてくれるでしょ?」という安心感をもたらせていたのは、自分でもちょっと驚きました。
まぁ、大勢だしてひっくり返されたらしょうがない、という割り切りももちろんありますが、ピンチで動じない姿というのは、こうも安心させるものなのか?というのを感じさせてくれる場面だったと思います。


そして、お立ち台にこそ上がりませんでしたが、ホームだったら間違いなく呼ばれていただろう、吉川と北村


吉川はマルチ安打で出塁してホームに帰ってくるのももちろんですが、何よりも足を使った走塁でチャンスを広げ、塁にかえってきたことが良かった。足を使える選手は失敗を恐れずに使うべき!って常々言ってきたので、それを実践し、得点に繋げることができたことが、この先の戦い方を少しでも変えることになったのではないかという期待をさせてくれます。

(相手に意識させるだけでも違う)


そしてチャンスを掴んで上がってきて、まさに坂本のポジション、2番ショートに抜擢された北村は、猛打賞と存在感を見せましたし、守備においてもチームを救いました。
本人は「爪痕を残したかった」とコメントしてますが、単なる爪痕どころではない活躍をしたと思います。
二岡監督と取り組んできたことを1軍の場で発揮し、とても躍動してましたね。正直、実はあまり期待していなかったのですが、教えを守り、やみくもに振るのではなく、しっかりと状況判断をしながら配球を読んで、適切なバッティングが出来ていたことに驚きました。


巨人の若手は1軍で輝くことも多いですが、長続きがなかなかしなくて、すぐに息切れしてしまうことがあり、それでも我慢強く使ってもらえるチーム状態ではないため、切れたら終了・・・・というのを繰り返すのが定石となってます。
北村も去年に花開くか?と思えたところで息切れしてしまい、そこからなかなか這い上がれませんでしたが、その悔しさを下で修正した結果がこの試合の活躍に繋がっているのであれば、ここからが本番なので、使い続けたいと思わせられるような活躍をし続けて欲しいですね。


そして、この数試合言い続けてきた、菅野に対しての、大城、小林コンビからの脱却という点で、ようやく菅野の相棒として岸田を先発起用してくれました。
ま、岸田も配球面で言えば、まだまだ経験不足だらけではありますが、この間も書いたように、投手が捕手を育てるという形がある以上、菅野こそ若い捕手と組ませて、違う菅野を引き出したり、会話を重ねることでキャッチャーとしてのレベルをアップさせるという点で、非常に良いなと思いました。


今頃、岸田の頭の中でも反省点は多いでしょうし、試合後にコーチたちとも会話を重ねているでしょうけど、そういう経験が次に生きてくるわけですから、途中出場で1~2イニングマスクをかぶるのとはまるっきり違うことを全身で感じたのではないでしょうか?


試合前には5連敗同士の戦いと言われましたが、同じ5連敗同士でも主力を欠いたヤクルトと、坂本以外はフルメンバーに近い巨人とでは違いがあるわけで、同じように比較しないでほしいと恥ずかしい思いもしましたが、この流れで負けていたらさらに辛い状況になっていたでしょうから、とにもかくにも勝てたという結果にはホッとしています。


今日は戸郷が先発します、気候的も厳しいでしょうが、ここは首位チームを相手に勝ち頭としてのピッチングをして、ヤクルトへの勝ち越しと自身の10勝、さらに次のメルセデスに繋がるような投球で何とか勝って欲しいなと思います。


神宮らしい、両チーム合わせて7本のホームランが飛び出す花火大会ではありましたが、今日に関しては締まった展開を希望します。

 


管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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