ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」8/25 巨人 1-8 阪神 → 鼻息荒く挑んだけど、またもあっさり返り討ち…

対  阪神  4勝13敗0分 東京ドーム

勝利投手:村上 (8勝5敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:戸郷 (10勝4敗0S) 

・投手リレー
巨人:戸郷→髙橋→田中千→今村 捕手:大城
阪神:村上→島本→岩貞→ブルワー 捕手:坂本

本塁打
巨人:
阪神:森下 6号(3回表2ラン)、近本 8号(8回表ソロ) 

日テレG+ にて観戦 解説:赤星憲広 実況:大町怜央
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20230825_8003_1/)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


いやぁ~なかなか、レポートを書くモチベーションが出てこないですね~


ヤクルト相手に逆転勝ち含む3連勝で、チームの雰囲気も良い中、エース戸郷で鼻息荒く阪神を迎えたものの・・・あっさり返り討ちにあってしまいました。


前回も戸郷で敗戦しましたが、10勝をクリアしてから、ちょっと足踏みしているというか、かなり研究されてますね(特に大城とのコンビ)。
もちろん、WBCからの疲労がここにきて、パフォーマンスを落としているかもしれないという要因もあるでしょう。
結構な球数を投げ込んでますし、巨人の中で誰よりも投げていて、夏場からパフォーマンスが落ちる要素は盛沢山です
(もともと戸郷は後半に失速するクセありましたし)


立ち上がりはそんなに悪くなさそうに見えましたが、2回にちょっと制球に苦しみ、そこから表情が曇りがちで首を傾げるシーンも見られるようになり、4回以降、ちょっと修正が出来なくなったように見えました。


ま、鉄人戸郷でも心と身体のバランスが崩れれば、こういう事になるという事もあるでしょう。もともと球種が豊富な投手ではないので、ある程度、傾向データを取られ制球に苦しむようになると、今の阪神打線は見逃してくれないということです。


それと合わせて、やはり阪神打線の今季の強さは、分析と見極めだと思いますが、とにかくボールをしっかり見ています(そして考えています)。巨人のように一発で試合をひっくり返すようなことはケースとして少ないですが、相手投手をしっかり研究して、自分のヒットポイント以外は手を出さないということをチームとして徹底しているため、奪四死球も多いですし、大振りをさけ、的確にミートをしている印象。


一方の巨人は振る力を手に入れるために、振り込みは強化してきました。それは、ホームラン数にも表れていますが、相手投手攻略という点においては、選手任せにしている印象。
経験豊富で引き出しの多い選手も多いですから、言われなくてもわかってる!ってこともあるかもしれませんが、ちょこちょこ円陣は組むものの、チームとして相手を攻略するという光景はなかなか見れてないのが現状。
それは、相手バッターに対しても同じで、毎度、同じ選手に同じように打たれていることからも、あきらかに分析能力とそれに対する実行能力にかけていることがわかります。


これまで何度も橋上戦略コーチがいて、チームが出来ていたころの強さにふれたことがありましたが、計測機器は導入するものの、データ分析&それを生かすという点において、後退していることは否めないかもしれません。
私の本業はデータベース専門のエンジニアですから、今のAIの基本ロジックも把握してますし、分母となるデータが多ければ多いほど、より精度の高い予測値を出すことも理解してます。


もちろん、データ通りに行かないのが人がやる醍醐味で、そこが面白いわけですけど、そこが重要視されてないんじゃないか?ってのをあちらこちらで見ると、あ~~なんかもったいない!ってつい思ってしまいます。


今更チームカラーは変えられませんから、とりあえずはどうにもなりませんけどね。


さて、このゲームの話に戻ると、まず、なぜ好調だった梶谷を外して、長野を1番に置いたのか?確かに夏の長野さんはパフォーマンスを発揮してくれますが、外を丁寧に出し入れすることが出来る村上相手では、正直、キツいなと思ったのがオーダーを見た最初の印象。


チャンスらしいチャンスは、3、7、8回くらいだったと思いますが、すでに点差が開いていたとはいえ、7回のゲッツーはちょっと印象悪かった・・・・


ちょっとさかのぼれば、3回のチャンスの場面で前の打席に続いて坂本が三振して終わってしまったのも、ゲームを重くしてしまった原因。見逃し三振となりましたが、ここで村上のスゴさが際立ったというか、低めのストレートを空振りしてしまった後に、恐らく甘いと言えば甘いカットボールだったと思いますが、全く手が出せずに見送ってしまう
坂本だったら、前に飛ばせないまでもファールで逃げることくらい出来そうな気がしますが、それすらさせてもらえないくらい、身体が反応できなかったのでしょう。
ここで点が取れていれば、村上のピッチングにも変化が出たかもしれませんし、試合もどうなったかわからないので、ここが分岐点だったような気がします。


その村上ですけど、やはり投手はストレートのキレと制球力だなというのを、まざまざと見せつけられました。
とにかく、徹底した低め、インコースにしてもアウトコースにしても、ボール1個の出し入れが出来る能力は素晴らしいです。
攻略するとすれば、低めはギリギリストライクと判定されてもいいから、一切捨てて、目付を高くすることくらい。
(低め大好きなバッターは除く)


常にギリギリを狙ってくるため、四死球が全くないというわけではありませんから、追い込まれるまでは目付を高く、追い込まれたら際どいところは手を出さないか、ファールで凌ぐ。などの一貫した戦術で向かわないと、行き当たりばったりでは攻略できる道筋が見つからない感じです。


それが唯一出来ていたのが秋広でしょうか?
長打狙いというよりも、少しでも長くボールを見て、逆らわないようにコンパクトに振っていた感じ。


とはいえ精神的な部分も大きいでしょう、報道などでも今の阪神は巨人を全く苦にしてない、むしろボーナスステージだと思っているという記事もありましたし、一方の巨人は阪神戦となると意識過剰になり固くなったりしているところがあると。
これだけ対戦成績に差がついてしまえば、そうなるのも仕方ない
かつては逆の立場だったこともあるわけで、そういうのを繰り返してゆくからこそのライバルなのでしょう。


まぁ、とにかく阪神は弱いということを、ちゃんと認めて、意地にならずに謙虚に攻略するための策をチームとして練るしかないです。
クリーンアップが打たなきゃね~とか、先に点を取らなきゃね~なんて、首脳陣が私でも言えるような当たり前のコメントをしている状態では、ちょっと難しそうな気がします。


残念ながら4位にまた転落しましたけど、選手には上を向いて欲しい。
頑張ってAクラスに入れば、阪神にリベンジするチャンスも生まれるわけで、残りの2試合は短期決戦を戦うつもりで、緊張感のある戦いをして、少しでも嫌な印象を与えて欲しいところです。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

↓良かったらクリックを

にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
にほんブログ村