ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/9 巨人 3-1 ヤクルト → 山崎今季初勝利!でも、主役はキャプテンと高梨かな

対  ヤクルト  1勝0敗0分 平和リース球場(鹿児島県立鴨池野球場)

勝利投手:山﨑伊 (1勝0敗0S) 
セーブ :大勢 (0勝0敗3S) 
敗戦投手:小澤 (0勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:山﨑伊、高梨、西舘、中川、大勢 捕手:大城
ヤクルト:小澤、宮川、エスパーダ、星、木澤 捕手:中村、松本直

本塁打
巨人:岡本和 2号(7回表ソロ) 
ヤクルト:

フジテレビONE にて観戦 解説:平松政次 実況:竹下陽平
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240409_44011_1/)
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三者凡退で終わったイニングが巨人は4、9回、ヤクルトは9回のみ。特に初回の攻防と序盤を見てるだけだど、ヤクルト戦でありがちな点の取り合い合戦になりそうな予感がしていたけれど、両投手が踏ん張ったというか、攻撃が甘かったというか、なかなか点の入りにくい展開に・・・


2回の山崎の失点の場面は、フィールディングの良い山崎だけに、3塁で刺せると思って投げてしまったフィルダースチョイスなので、本人は反省しつつも仕方ない。
刺せればファインプレーだったけれど、あそこは無理する場面では無かったかな。
(それでも、ランナーが3塁に進むことは変わらないので、結果的に失点していたかもしれないが)


制球はそこまで悪くは無かったように見えたけど、低めを意識しすぎてカウントを悪くする場面も多かったし、逆にカウントを作ろうとして初球が甘くなったりなど、ちょっと空回りしているところがあった。四死球5個は山崎にしては調子が悪かったという指標になるかと思うが、なんとか粘って勝利投手になったことで、次からはもっと落ち着いて投げられると思う。


6回のピンチは107球を投げたこともあって、握力も限界に来てたかな?何とか6回は投げ切って欲しかったけれど、その辺はやはりキャッチャー出身の阿部監督、限界だと思ったのでしょう。


ピンチを救ったのは高梨


呼ばれて、いきなり満塁というヘビーな場面だったけど、最高のピッチングをしてくれた。ゲーム後のインタビューで、泉と会話して「全部三振を取りに行く」というメンタルが今の自分の技術と心にうまくハマったと言っていた。今までうまく投げようとして失敗していたけれど、これからはシンプルに全力で三振を取りに行くスタイルで投げてくれるだろう。

ピンチを切り抜けて「よっしゃ~!」と雄たけびを上げる高梨



G+で放送している高梨の特番で、今季にかける意気込みや技術的な改良について語られていたけれど、年齢的にもブルペンリーダーとして彼が控えてくれるだけで、若い投手たちは安心するだろうし、中川に負担がかかりがちだった左腕のセットアッパーという意味でも、高梨がいてくれれば、中川は8回に投げるということに役割を集中できるので、好循環が生まれてくれるはず。


その通りに、西舘、中川、大勢という今の巨人の勝ちパターンがしっかり機能し、2点差を守り切りました。


攻撃面では重信を1番にという抜擢、監督からは前向きな言葉をかけられたというし、自分が1番に起用されるという事は、出塁して足を使えという意味だと理解しているので、チャンスの場面では残念でしたが、その後、しっかりと出て、足を使い、走者としてホームベースを踏むという役割をこなしたと思います。


固定できるに越したことはないけれど、選手の状態、相手投手との兼ね合いなど総合的に判断して、しばらくは流動的で行くと監督も言ってますし、吉川、門脇も含め足の使える選手が岡本の前に並べば、誰か一人でも塁にさえ出れば、相手バッテリーにとっては要注意状態になりますから、綺麗なヒットはなくていいので、今日の重信のように打席で粘って球数を投げさせたり、足でプレッシャーをかけるなどしてくれるだけで、岡本の打席への十分な援護になります。


その岡本ですが、今日は3打点と好調をキープ


5回の場面では勝負せずに満塁策もあるかな?とも思ってましたが、後ろに坂本が控えているということもあって、勝負してもらえたのは良かった。甘い球を強引に強打ではなく、外野が下がり気味のポジションだったこともあって、その前に落とすという軽打。
ランナーが重信、吉川ですからあの距離で十分に帰ってこれます
7回はもう1発狙いでイイ場面ですから、インコースの球をファールにすることなく耐久時間の長いホームラン。


下位を打つ佐々木、萩尾にもヒットは出ましたし、破壊力抜群とは言えない打線で、岡本、坂本頼みではありますが、今は投手がそれなりに結果を出してくれているので、この形でいいかなと。


また、何気にですけど、ベンチから出る外野のポジション指示も今日はうまく機能してました。打たれた瞬間、抜けたかな?と思われるような打球もしっかり捕球。ピンチの連続だったゲームですが、結果的には投手の粘りと野手の守りで勝てたのではないかと。


2軍で結果を出せば使う、という阿部監督の公言通り、中山も上げてすぐに出番を与えました。結果は残念でしたが、こういう起用を続けてゆくことでファームで頑張っている選手のモチベーションは上がるでしょうし、2軍もしっかり見ているぞ!というアピールにも繋がります。
結果が出てなくても秋広、浅野を我慢して使え!という周りの声もあるでしょうが、結果が伴わなければ使ってもらえないのは公平です。せめて、守備がもっと堅ければ起用の理由付けにもなるでしょうが、浅野の場合は特に1軍レベルでは厳しいので、それぞれに課題をもって使ってみたくなるような結果を出すしかありません。


10試合終って平均得点は2.7点、一方で防御率は中日に次いで2位の2.00ですから、今後も僅差の厳しい戦いが続きそうですが、守りからリズムを作るという阿部監督のやろうとしている野球は、少しずつ形になりつつあるのかな?という感じが見えた勝利でした。

(去年は最低4点、出来れば5点、それも先制しないと勝てないという野球でしたから・・・)

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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