ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」8/31 巨人 8-8 ヤクルト → 今季最長時間の試合、選手も疲れたろうけど・・・・

対 ヤクルト 11勝11敗1分 京セラドーム

勝利投手:
セーブ :
敗戦投手:

・投手リレー
巨人:井上→鍵谷→高木→デラロサ→平内→高梨→大勢→クロール→鍬原 捕手:大城→小林
ヤクルト:高梨→大西→梅野→久保→清水→田口→木澤→マクガフ 捕手:中村

本塁打
巨人:岡本和25号(二回2ラン)
ヤクルト:オスナ16号(二回2ラン)、サンタナ14号(四回ソロ)、山田22号(六回ソロ)

日テレG+ にて観戦 解説:赤星憲広 実況:山本健太
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202208311index.html)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


まさに総力戦、今季最長の5時間28分の死闘は選手たちは疲れただろうなぁ~でも、球場にいたファンも疲れたろうし、テレビ観戦していた私も疲れた(笑)
カミさんも、途中で疲れてとっとと寝室に引き上げて寝ちゃいましたからね・・・


最後に1点とって、9-8のルーズベルトゲームにでもなって勝利すれば、それも吹き飛ぶんでしょうけど、「負けなかった」という結果に満足するには、しんどいゲームでした
(ヤクルトにとっては勝利に等しい引き分けだったでしょう)


せめてもの救いは、翌日にゲームが無いということだけですね
(移動も最小限ですし)


先発の井上は良かったと思います、悔やまれるのは2本のホームランですが、2回は村上が低めを全く振ってくれないので見極められての四球、それならばと少しゾーンを上げたところをオスナに被弾、4回は粘られてボールを多く見せてしまった中で最後に僅かに甘く入ったところをスタンドまで運ばれた。


前回も決め球が弱いというような事を書きましたが、追い込んでからバッターが嫌がるような武器があと1つ手に入れば、もっと楽に投げられると思います。結果的に5回は投げさせてもらえませんでしたが(出来れば5回までは失点したとしても投げさせて欲しかった)四死球1個の5奪三振ですから、武器が手に入り、タフさが身について、8回、9回まで投げられるようになれば2ケタの三振は十分に取れる投手になるでしょう。


それにしても、ヤクルト打線はエグい


まだ塩見が本調子に戻っていないのが僅かながらの救いですが、一方で山田の調子が上がった状態で、村上をケアしながら、オスナ、サンタナ、キブレハンの3連コンボですから、守る方としてはたまったもんじゃありません。
ホームラン数だけは、ポランコ、ウォーカーが上回ってますが、やはり昨年のNPBでの経験と優勝という実績が、彼らを一段と手強くしました。
ポランコ、ウォーカーの来季についてはわかりませんが、今季を踏まえて、来年、さらに成績が上がってくれることを期待したくなります。


特にオスナに関しては打たれすぎてしまいましたが、村上を警戒するあまり、3塁打を含む4度の出塁を許してしまっては、5番、6番の厚みは今のヤクルトの圧倒的な武器ですね。
これで塩見の状態が上がったら、どうなるんだろうかと・・・


ヤクルトとの戦いは、息詰まる投手戦で僅差になるか、どっちに転ぶかわからない乱打戦になるかの極端なゲームになることが多いのですが、中盤までの展開だけ見ていると、今日は何点取れば勝てるんだ?ってくらいのゲームでした


多分、ポイントとなったのは5回、丸のタイムリーで1点取った後、さらにチャンスを広げながら、岡本、ウォーカーと倒れた場面で、ここが1点しか取れなくて終わったら、こちらがリードしていたとしても、そういう気分にはなれないだろうなぁ~と思っていた中で、吉川のタイムリーと重信の押し出し。
この3点がとても重要な点数になったと思います、結果論ですが、ここで1点しか取れなかったとしたら、その後はヤクルトの打線に翻弄されて一方的な展開になっていてもおかしくなかったかなと。


一方で3点のリードを守り切れない、こちらの投手力の弱さも同時に露呈してしまった


前日の疲労を考慮すれば、高木京、デラロサが早い段階で投げることは予想されていましたが、思いのほか高木京のボールが甘かった・・・個人的にはピンチになると外一辺倒になる大城の配球にも大いに不満で、相手に対して何の脅威にもなっていないから、外のボールは見切られるし、インコースを狙って真ん中に入ってくるのと、外を狙って真ん中寄りに来てしまうのとでは、バッターに対する意味は全く違うから、もう少し相手の嫌がる配球をして欲しいと、ちょっと悶々としてました。


恐らく奇をてらった配球をして打たれた時のことを恐れているのではないかと思うけど、そういうのはピッチャーにも伝わるので、投げる方も攻めの気持ちになれないから、「被害は最小限に・・・」という守りのリードが完全に相手に見透かされてしまったのでは無いかと思う。


平内に対する配球なんかは、まさにそんな感じでしたね


攻撃面では坂本を1番、ポランコを2番に持ってくるという策に出て、それはそれで空気感も変わり、ある程度、機能したのではないかと思います。
(この先、続けて良い打順ではないと思いますが、何かを変えるという気分転換には面白いなと思いました)


ちょっと元気の無かった丸にもタイムリーを含むマルチも出て、中田はヒットこそ出ませんでしたが、個々の打席での内容は決して悪くなかった。
岡本にいきなりホームランが出て、次にヒットも出たので、ここから畳みかけるか?という中で、3打席目以降に結果が出なかったのも敗因の一つだと思いますが、良い感触だけ頭に残してくれればいいかなと。
(ガンちゃん(岩本)には、もっと身体を絞れと言われてましたね(笑))


ヤクルトに対抗するかのようにウォーカーを6番に持ってくる攻撃的なオーダーにしましたが、そのウォーカーが機能しなかったのも残念です。
個人的にはウォーカーの良さは来日1年目なのに外スラに釣られないで、外角をしっかり見極めているところがストロングポイントだと思っていたのですが、この日のウォーカーは打ちたい気持ちが強すぎて、外のボールに身体がついていってしまっているのが気になりました。
これやってるうちは、恐らく状態は上がらないと思うので、コーチの誰かがアドバイスしてあげて欲しいです。


同じような意味で、冒頭で村上は低めに全く反応しないと書きましたが、一方の岡本は低めに手を出しまくってましたね。
四死球の多さ = ボールが見えている = 打てるところしか手を出さない

ってことで、この差が今の成績に表れているかな~と、区切りの50本を打ちたい気持ちが強いだろう村上が、あそこまで冷静に自分のバッティングを崩さないことに徹底している姿を見せられ、四球で出塁することに無表情で歩いてゆく姿を見れば、松井をしのぐ成績を残しそうな空気を出していることに、何の不思議さも感じません。


岡本にも、あの姿勢が見られるようになれば数字もあがってゆくかなぁ~


7番に打順を下げた吉川がタイムリーを含む2安打、死球2連発の時には、それが原因で長期離脱した経験もあるのでヒヤっとしましたが、とりあえずは大丈夫そうでひと安心。
あくまでも個人的な意見ですけど、吉川がこの先、離脱なく1軍に居続けられたならという前提ですが、


昨年、今キャンプでは次期キャプテンの名前の筆頭に岡本の名前が挙がってましたが、性格や目配り、気配りなどを考えると、年齢も含め、吉川がキャプテンを努めるのがいいのではないかな?って思えてきました。
チームを引っ張るという立場を与えられることで、もともと持っている才能がさらに開花し、ケガをしない身体づくり、広い視野での野球の勉強、ゲーム中での投手を含めた他の野手へのアドバイス、後輩たちの面倒を見るなど、吉川が、さらにひと皮むけるための必要な過程ではないかと・・・


今現在広島にいる秋山が、自分の安打数を抜くとしたら、巨人の吉川だと言ってたことも含め、まだまだ持っている才能を引き出し切れていないところもあるので、彼がさらに野球にのめり込むきっかけを与えるためにも、そして仲の良い松原のお尻を叩くうえでも、悪くないなと。


って話がそれましたが、鍬原に何かあったら増田に投げさせる?ってくらい、投手総力戦で何とか引き分けで終わりました。
出来れば、3ゲーム差以内で甲子園に乗り込んで、Aクラス争いを盛り上げたかったのですが、それは今日の阪神戦の結果次第ということになり、ちょっとモチベーションが下がりつつありますが、まだ可能性が0ではない以上、諦めるという選択肢はないわけで、まずは今日一日疲労をしっかり取って、今季、煮え湯を飲まされ続けている阪神に対して、敵地で勝利することでチームの空気を変えて欲しいなと願っています。

 

追記

U18侍ジャパンの大学代表との壮行試合とのザッピングでしたが、今季もドラフト候補に挙がりそうな選手が多くて楽しみですね。

世界一を取るために、若い力で野球界を盛り上げて欲しいと期待しています。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

↓良かったらクリックを

にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
にほんブログ村