ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」6/9 巨人 1-4 オリックス → 週末ローテで3連敗は予想外、ってか痛い

対  オリックス  0勝3敗0分 東京ドーム 

勝利投手:佐藤 (1勝0敗0S) 
セーブ :マチャド (2勝1敗7S) 
敗戦投手:菅野 (5勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:菅野、船迫、ケラー、泉 捕手:小林、岸田
オリックス:佐藤、鈴木、吉田、山田、本田、マチャド 捕手:若月

本塁打
巨人:
オリックス

日テレG+ にて観戦 解説:村田真一 実況:北脇太基
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240609_8003_1/)
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巨人がここまで何とか借金にならずに済んでいるのは、戸郷、菅野、山崎伊の3本柱がいることで、大きな連敗を免れてきたからなのは間違いないが、それだけに、グリフィンはともかく、戸郷と菅野が入る週末のローテで3連敗するのは想定外だった。


離脱者などで苦しんでいるオリックスだったけど、その前のDeNA戦で息を吹き返しつつあり、特に6日のゲームでは西川が猛打賞で波に乗りかけていたので要注意だと思っていたけれど、その通りになってしまった。


先発の菅野は3点目を反省しているが、むしろ反省すべきは1点目だし、杉内コーチは6回3失点という内容について擁護してくれているが、チームの窮地を救うという点においてはそれでは物足りないし、7回を投げ切れば規定投球回数にも到達する状態だったので、せめてそれくらいまでは最低でも2失点くらいで凌いでほしかったのが本音。
まぁ、初回に30球弱費やした時点で、それは無理だなということになりましたが・・・


とはいえ、敗因は言うまでも無く打線


3試合で僅か10安打、得点も1点で、かろうじて3試合連続0封負けを回避したというだけで、奪った1点も犠牲フライ。正直、次に繋がるとは思えない展開で、切り替えて・・・という阿部監督の言葉がむなしく響きます


負けているから余計ですが、スイングの力強さやスピード、打席での割り切りもオリックス打線に対して弱すぎる気がして、不満タラタラです。
打てないならド派手に三振するくらいでもいいと思いますが、やはりこういう時の定番、「ホントにその球狙ってたの?」という打席のオンパレードで、やりたいことが見えなかったのも残念。
東にやられるのはともかく、齋藤、佐藤に手も足も出なかったのは、半分以上はキャッチャーの若月にやられたと言ってもいい感じで、恐らくだけど巨人打線はストレートにタイミングを合わせて様子を見ながら対応しようという感じに見えたが、それを悟られたか、ファーストストライクを変化球で簡単に取られる場面が多く、結果的にそれが一番甘かったという打席が目についた。


何とかして塁に出ようともがいているのは吉川、泉口くらいかな?粘って四球を選んででも出塁するという意識は感じた一方で、他のバッターはバッテリーに翻弄されて、打たなくていいボールを振ってしまった感じ。
(坂本の犠牲フライも含めて)


初見の左腕という事で、経験値をかって長野をスタメン起用したのだと思うが、強い打球を打とうという意識は感じるものの、本来の長野は逆方向へも長打が打てるリストを持っているのが特徴なので、サードゴロ2本はちょっと残念だったし、秋広の三振は・・・あれは悲しすぎる。


中山も2軍での好調さをかわれて上がってきたものの、最低でも進塁打というのは頭に無かったか、いいヒットを打ちたい気持ちが強すぎたのと、あの場面でピッチャーがやられて嫌なことが頭に無かったのか、普通に行っちゃいました。
ファームでは萩尾や湯浅が躍動しているので、使いたくなってしまうが、結局、2軍番長から抜け出せる選手がいないため、このままでは若手の躍動が見込めないという愚痴が多いのも納得せざるを得ない。


と、言っても、結局は4番ですね


3試合通じて岡本が精彩を欠いたことが、この結果を招いたと言われても仕方ないポジションの選手ですから、ネットでも叩かれちゃってますが、ヘイトが集まるのも仕方ありません。
それは本人もわかっているでしょうし、同じ苦悩を経験している阿部監督だから、オブラートに包んだコメントを残してますけど、秋広にあれだけ厳しい言葉でハッパをかけるんですから、そろそろ岡本にも何らかの対処をしても良いのではないでしょうか?
今週の超ジャイアンツで矢野コーチは、サカオカマルに関しては本人たちに任せていて、コーチから何かアドバイスをすることは無いと言ってましたけど、いやいやイカンでしょ?ダメなものはダメと言わないと・・・自身が彼ら以上の成績を残せていないからなのか、不振の選手に強く言えないようでは上司でいる意味は無いです
(まぁ坂本とタメを張れる実績をもったコーチなんて見渡してもいないですし、岡本に対してもそうかもしれませんが・・・)


だったら、監督が決断するしかありません


あくまでも個人的な考えですが、まず、門脇ショート固定とか、ヘルナンデスをセンター固定みたいな発言したあとに必ず反動が来てるので、それをやめること。
ヘルナンデス来たあとに私は5番と言いましたが、現状、変に頭で考えるのが先行するより自然に体が動くことに専念できているヘルナンデスを岡本の後ろにおき、坂本は2番に戻す。

(ついでにヘルナンデスはライトに戻す)


さらに言えば、岡本に試練を与えるのであれば、ヘルナンデス4番にして岡本を5番に下げ、少し打席での空気を変えるのだってありでしょう。
いつまでもそうしろというわけではありません。


日本の野球ではまだまだ4番は特別なポジションであるという神格化はあります。私は打順なんて単に打つ順番なだけで、その場面場面で、何をするのがベストなのか選手がわかっていればそれでイイじゃん!って考えですが、それでも4番というポジションはバッターに対して大きなプレッシャーがかかるのも事実。
阪神の近本が4番に抜擢されて、スイングが大きくなっているような気がするし)


岡本が何とかしようともがいているのはわかりますが、本人だけの力で乗り越えられなくて、コーチもアドバイスできないのであれば、気分転換をさせるというのも必要でしょうし、原監督は岡本に対しても厳しい言葉をかけていました。


そろそろ、そういう治療をする時期が来たのかもしれません


それと話は脱線しますが、メジャーでのフライボール革命ブームはもう終わっています、岡本もメジャーを意識してなのか知りませんが、バットが下から出てますが、それも見直す必要があるかなと。
今永の伸びのある高めのストレートに面白いようにメジャーのバッターが空振りするのも、その名残。
今ではフライボール革命対策として、4シームの綺麗なストレートが主流になりつつあり、大谷ですらバッティングスタイルをレベルスイングにしたりしています。
特に日本のピッチャーはストレートの質がいいので、今は余計にその術中にハマっている気がしていますが、他の方の意見はどうでしょうか?

ヤンキース戦での山本由伸のストレートなんか圧巻でした)


丸が今は結果を出しているのも、長打を捨てて鋭いライナー性の打球を連発しているからだと思いますし、ヘルナンデスのバッティングも同じような感じです。飛ばないと言われている今季のボールであれば、なおのことアジャストする必要があるように思います。


今から、ダウンスイング、レベルスイングにしろと言われても、簡単に出来るものではありませんし、それを使い分けろなんてもっと難しい話ですが、今のままだとフライアウトの連続になるのは目に見えています。
ヤクルトの村上はどちらかというと、線で捉えるタイプで、持ち前のスイングスピードと力強さでそれをスタンドまで持って行っている印象。
多分ですけど、長打力のある外国人選手が今日本で苦戦しているのは、そういうのも影響しているかと・・・
(かつてのタイロン・ウッズバレンティンが今、現役だったとして同じような記録が残せているかは大いに疑問)


ただ、今の岡本だと、フォークのすっぽ抜けやスライダーが甘く入ったようなボールしか、スタンドに運べない気がするので、

(今はそれすら打ち損じている)

仮に調子が良くなったとしても一時的なものになってしまいそうな気がします。
相手の最速の高めのストレートをスタンドじゃなくていいですから、フェンス直撃くらいの打球速度の高い打ち方が出来るようにならない限り、状態はあがりませんし、メジャーに行っても通用しない気がします。
(甘めの変化球を待つのではなく、そんなのなんていつでも打てるくらいの余裕がないと)


ってことで、結局は岡本の復調待ちってことになりますが、多分、今のままでは一瞬良くなったように見えて、根本解決はしないと思うので、異論はあるでしょうが、私見を述べてみました。


来週は楽天、日ハムとヘビーな移動とヘビーな相手との戦いになります、3カード連続でようやく作った貯金をオリックス戦1カードで全部吐き出してしまいましたが、交流戦のことだけ考えれば、まだ5割ですから、十分検討してます。
残り2カードで何とか貯金1つでも2つでも作れれば御の字ですから、あれこれ手を尽くして勝利をもぎ取って欲しいです。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/
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