ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/20 巨人 5-2 中日 → 阿部が止まらない!3試合連続弾で勝ち越し!

巨人 5-2 中日 6月20日(日) 東京ドーム

対 中日:6勝3敗0分

勝利投手:藤 井 12試合 5勝 1敗 0S

セーブ :クルーン 21試合 1勝 1敗 11S

敗戦投手:川 井 5試合 1勝 2敗 0S

投手リレー

 巨人:藤井→久保→クルーン(C:阿部)

 中日:川井→平井(C:小山)

ホームラン:

 巨人:阿部21号2ラン、小笠原16号ソロ

 中日:

初回に先制を許した巨人だったが、二回に阿部の21号2ランで逆転に成功。投げても先発・藤井が6回を2安打、救援陣も好投し、5対2で中日ドラゴンズに勝利。リーグ戦再開後、初のカードを勝ち越した。

Yomiuri Giants Official Web より

(ふ~~外出先から夜に戻り、録画した試合を最初からチェックし、プロ野球ニュース(CSフジテレビ)まで見て・・・・やっと記事が書ける)

1勝1敗で迎えた第3戦。対中日3カード連続で勝ち越しを決めるためには負けられない、そして中日としても昨日の勝ちを生かすためにも今日勝たなければ意味がない1戦。お互いに譲れない勝負の中、先制したのは中日だったが、すかさず逆転、中押し、そしてダメ押しと効果的な点の取り方をした巨人が勝負をモノにした。

まずは何といっても藤井。どんなにピンチを迎えようと決してあせらず、自分の投球に専念するところはさすが。昨日やられたブランコをノーヒットに抑えるだけでなく、交流戦終了時まで好調だった和田を完璧に押さえ、結局この3連戦中1安打も許さなかった。さらに藤井、野本、堂上直の若手軍団をも完璧に押さえ込んだことで、逆転後は主導権を渡すことなくゲーム運びをすることができた。

これは先発の藤井、中継ぎの久保の素晴らしさだが、それを生かしたのは現在打撃絶好調の阿部のリードだろう。逆に中日の敗因は小山のリードかもしれない。8回、インコースの球をガッツに特大のファールをされ、そのイメージが残っているところにさらにインコースを要求、それが少し甘くなった。これをガッツが逃すはずもなくライトスタンドへ一線!勝負を決める1打となった。強気のリードといえば聞こえはいいが、あれはいくらなんでもガッツをなめ過ぎ。

そのリードがさえる阿部は3試合連続となる21号ホームランを放つ。原監督も「評することが出来ない」といい、阿部自身も「今が人生で一番良い状態」と言う完璧なホームラン。先日も解説したが、とにかく下半身がドッシリと落ち着いており、その構えから腰のするどい回転で飛距離を生む。しかしタイミングを外されても腰が残っている状態をキープできる今の打法(原監督は2枚腰と表現、本人はツイスト打法と言う)はおっつけながらレフト方向へも長打を打つことが出来る。一朝一夕で真似できるものではないが、チーム内に理想のバッティングをするお手本がいるわけで、特に長野や亀井、スンちゃんあたりの同じく回転で打つ打者は是非とも参考にして欲しい。

そして一昨年まで自主トレを阿部とやっていた坂本は阿部のスイングを自分なりに取り入れることが出来ている数少ないバッターだが、昨日、今日と快音は無し。画面で見る限りは特におかしいところは見受けられないが、無安打が続くと自分で考えてしまい、結果も求めるようになって折角の軸回転が前よりになってしまう危険性があるので、あせらず次も今までの自分のバッティングをすることだけを心がけて欲しい。

来週は神宮でのヤクルト3連戦、そしてドームで横浜3連戦と移動無しの試合が続く。選手も自宅から通えることで疲労も抜きやすい。7月第2週からは2週連続で遠征が続くため今の段階では余り疲労をためないようにして、再来週の阪神戦までに、なるべく貯金を増やしてゆきたい。