ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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6/22 巨人 5-1 ヤクルト → 東野、ハーラートップタイの9勝目!

巨人 5-1 ヤクルト 6月22日(火) 神宮球場

対 ヤクルト:6勝3敗0分

勝利投手:東 野 13試合 9勝 2敗 0S

敗戦投手:村 中 12試合 4勝 6敗 0S

投手リレー

 巨人:東野→山口→久保→越智→クルーン→豊田(C:阿部)

 ヤクルト:村中→押本→渡辺→増渕→デラクルス(C:相川)

ホームラン:

 巨人:ラミレス20号ソロ、長野8号2ラン

 ヤクルト:

対ヤクルト9回戦は六回まで1点を争う接戦となったが、終盤に長野のタイムリーと2ランで突き放し、5対1で3連戦の初戦を飾った。先発の東野はリーグハーラートップタイとなる9勝目をあげた。

Yomiuri Giants Official Web より

青木、相川、宮本以外の打線をガラっと変えてきたヤクルトに対して、東野は初回、青木にファールで粘られ、湿気の多い気候に不快だったか、制球が乱れた。しかしストレートにキレがあって、ここぞというところで決まっていたおかげで、悪いなりにしのいでゆく。以前、エースは悪いときは悪いなりの投球で試合を作ることが必要と書いたことがあるが、まさに今日の東野はその投球が出来ていた。

最近、今まで以上に味方の攻撃の際に投手と話し合う阿部の姿が見られるようになったが、今日もしっかりと東野と話していて、恐らくその会話の中で今日の球の球威や組み立ての修正などを確認しあったのだと思う。5回終了時点で110球を超えていたが6回のイニングも送り出した監督も、そういう悪いときの対処が出来ていると感じていたのではないだろうか?(以前の東野なら5回ツーアウトの時点で代えられていたと思う)

また、ヤクルトには悪いが、ガイエル、畠山、相川を完全に抑えられたことで青木、福地、田中がチャンスを作るも、ことごとく無失点で抑え、6回1失点でマウンドを譲ることが出来た。そういう意味では決定力不足に助けられた部分もあったともいえる。

(長打のある打者をうまく抑えたともいえるが)

打線は村中を実は苦手としており、私の記憶の中でもかろうじて勝ちを拾った試合はあっても、攻略したイメージは無い。その心配どおり、1,2番の坂本、脇谷が塁に出ることが出来ず、ガッツが2打席のみで背中に張りを訴えて途中交代するなど、不安な立ち上がりとなる。2回に谷の好走塁で1点は先制し、ラミちゃんの20号ホームランで2-0としたものの、村中を攻略したとは言えない状態。7回になってようやく阿部の四球、谷の送りバント、由伸のヒットとチャンスを広げる。さぁ今夜こそ攻略だ!というところで村中降板、押本が登場するが、長野がタイムリーで3-1と再び差を広げるが、結局、今日も村中を打ち崩したとはいえない試合となってしまった・・・

ヤクルトは2点ビハインドで勝ちパターンの増渕を送り込み、決してあきらめないという姿勢で立ち向かってきたが、9回にデラクルスが登場すると古城のヒットに長野のツーランホームランで試合を決めた。

終わってみればヤクルトの9安打に対し、巨人は6安打だったが2本のホームランが効いて、点は5-1となる。少ない安打でも相手のエラーを利用して得点する形や、2安打で2得点というホームランの恐ろしさを感じた試合だった。