ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/15 巨人 1-2 ヤクルト → 1点に泣いた澤村。ヤクルトに8連敗・・・

巨人 1-2 ヤクルト

阪神:2勝8敗2分

勝利投手:村 中 3試合 1勝 0敗 0S

セーブ :林昌勇 35試合 3勝 0敗 19S

敗戦投手:澤 村 15試合 5勝 7敗 0S

投手リレー

巨人:澤村→アルバラデホ 捕手:阿部

ヤクルト:村中→松岡→押本→林昌勇 捕手:相川

本塁打

巨人:

ヤクルト:田中1号ソロ

日テレG+ にて観戦

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首位・ヤクルトスワローズとの12回戦は、同点で迎えた六回に先発・澤村が田中に一発を浴びて勝ち越しを許し、1対2で敗れた。打線は中盤以降ヒットが出ず、1点差を跳ね返すことができなかった

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お互いに4安打の投手戦。

一発で勝ち越し点を入れたヤクルトに軍配があがったゲーム。

原監督は「よくやってますよ。今日の反省はあるでしょうが、非常に高い志を持っている選手ですから。」と澤村をコメントするが、反省というのは被本塁打が多いことと、立ち上がりに四球を連発してしまったことか?まぁそれは確かに課題だが、それでも8回を4安打2失点6三振であれば先発投手として・・・・

ま~~~ったく問題ない

やっぱり敗因は打線でしょ

まぁ目線を変えればヤクルトだって4安打しか打てなかったわけで、立場が逆だったら打線のせいで負けた・・・ということになるだろう。今日に限らずとにかく今季は1点差で負けるゲームがめちゃくちゃ多い。今日を入れてなんと16試合も1点差で負けている。裏を返せば1点差に強ければ、少なくとも16勝とはいわないまでも10勝くらいは上乗せ可能性だったかもしれない。

(ちなみに1点差で勝ったゲームは10勝)

言うまでも無く、チャンスに1点を取りに行く野球が出来ていないことが大きな問題だということがわかる。それは巨人だけに関わらず中日でも阪神でも同じ状態であるし、ヤクルトだって決して他を圧倒して今の地位にいるわけではない。1点を与えない堅実な守りであり、ここぞで打たせない投手の踏ん張りであり、1点をもぎ取る打線だということなんだろう。恐らくそれはチーム内の意識であり、それはそのまま監督・コーチ陣の力量だということ。接戦時に決して負けないというチームの雰囲気作りが非常にうまく行っている典型で、昨日の繰り返しになるが、巨人にはそこが足りないことが今の結果に繋がっている。

もちろん、守備力や小技の成功率に関しては圧倒的に負けている、これはもうオフを含めたキャンプ、オープン戦、シーズンに入ってからの通常練習において差をつけられてしまっている。一朝一夕で身につくものではないので、今から手をつけてもすぐに結果をだすのは難しいだろうが、それでも手をつけなければ一生手には入らない。こういう事を書くと「そんなの巨人の野球ではない!」と非難を受けることがしばしばあるが、個人的にはそれは間違っていると思う。少なくとも巨人の野球をしようとして結果が出ていない現状では、これまでの野球スタイルではリーグ制覇をすることは難しいという事を結果が証明しているわけで、Bクラスにいても、たまに長打の連打で勝つ快感が得られればそれでいいというのならまだしも、優勝しなければ嫌だ!ということであれば、チームとしてはその期待に応えるために、もっとも効果的な野球をすることに全力を注ぐべきだと思う。

だからといって藤村、松本、鈴木といった選手をそろって先発で使えば良いと言うわけでもないし、長打を捨てる必要もない。問題は打率、それもココぞという時の打率だろう。幸いにもチーム内には長野という今季スランプ知らずで首位打者の選手がいる。昨日のタイムリーや今日のヒットなどを見ても、脇を締めてコンパクトなスイングでボールを捕らえている。あのスイングでスタンドまで入れてしまうのは長野特有のリストの強さなので、誰にでも真似できるものではないが、あのスイングでしかもあれだけベースから離れても外角をカット出来る器用さと選球眼の良さは他の選手でも取り入れることは出来るだろう。

これまでの野球スタイルをまるっきり変える必要は無いと思うが、今年の野球にあわせてより効率の良い打法を取り入れてゆくことは間違っていないと思う。良い時の自分を追い求めるのではなく、今の自分に出来る最良を見つけることがきっと今後復調するためのキーになるのかもしれない。

セオリー重視の野球となれば今の首脳陣に長けた人物は・・・・残念ながら見当たらない。相手から見て「嫌らしい野球」を徹底し、ココゾというところで長打で引き離す。野手のミスを投手がカバーし、投手のミスを打線がカバーする。そういう雰囲気作りとあわせて体制の立て直しをしなければ、これから先、一人か二人くらい調子があがる選手が出てきたとしても今のスタイルでは連勝を重ねるのは難しいかもしれない。幸いにもまだゲームは半分以上残っている。ここから這い上がるために、チーム内改革を今からでも良いので頑張って実行して欲しい・・・・と願うが・・・・・・

そうそう、今日のゲームだけど、3回裏、亀井のタイムリーで藤村が生還する場面。ホームへの返球を宮本がカットして亀井が挟まれてタッチアウトになったが。亀井はカットすることなんて頭になかったんだろうなぁ(それともコーチャーの指示?)。ホームで捕球しても結構ギリギリだったかも?と思わなくも無いが宮本は躊躇無くカットした。つまり、1点はくれてやるが2点目は絶対に阻止するというプレーだったわけで、同点に追いつかれても必ず勝ち越せるというチームの自信が伺えるプレーだったと個人的には少し感心した。もしもあれが巨人だったら・・・と考えると、まぁレフトがラミちゃんなら捕球した時点でアレだが、仮に長野あたりが守っていたと仮定すれば、なんとしてもホームで刺そうとするだろう。結果的に1点取られてなおかつランナーは2塁に・・・なんて事態に陥って、傷を深くしていたんじゃないかと(あくまでも)想像する。

ま、亀井がすぐに戻れる場所にいて、カットしないことを確認してから走っても、亀井の足なら・・・とも思ったんだが、どうだろう?この辺は人によって感想も違ったプレーなんじゃなかろうか?

2位チーム相手に負けない3連戦をしてきて、巨人に対しても全く負ける気がしていないヤクルトを相手に3連勝しようなどという野望は試合前から持っていないので、負けたことに悔しさはあるものの怒りを感じるところまではもう無い。オールスター前の残り5試合を後半戦に可能性を感じるような変化を感じることの出来るゲームをして欲しいと願うだけだ(涙)。

2chあたりだと、あいつはイラネとか、あいつを上げろとか、誰を獲得しろなんてコマの入れ替えばかりで罵倒が飛び交っているけど、そういうのは飽き飽きしてるんで、今のチームをレベルアップするための策とか前向きな意見が色々と聞きたいなと思います。