ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/16 巨人 3-2 中日 → ゴンちゃん久々の勝ち星!チームも2位浮上でモチベーションもあがるね!

巨人 3-2 中日

対 中日:6勝4敗0分

勝利投手:ゴンザレス 10試合 2勝 3敗 0S

セーブ :久 保 46試合 3勝 1敗 9S

敗戦投手:ネルソン 21試合 6勝 10敗 0S

投手リレー

巨人:ゴンザレス→ロメロ→山口→久保 捕手:阿部

中日:ネルソン→平井→小林正→三瀬→鈴木  捕手:谷繁

本塁打

巨人:

中日:

JSPORTS 2にて観戦

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5カード連続勝ち越しをかけた中日ドラゴンズ3連戦の初戦は、二回に集中打で3点を奪うと、終盤に1点差に迫られたものの、山口、久保の好投で逃げ切った。久保は20試合連続無失点となり、球団記録を更新した。チームは3連勝で、5月21日以来の「貯金」1とした

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チーム打率5位(巨人),6位(中日)

チーム防御率1位(中日),2位(巨人)

の戦いであれば、普通に考えれば1点を取ること自体大変な試合で、どちらが先に点を取り、どちらが最小失点を守りきれるか?という戦いになることは想像できる・・・が、

上記はあくまでも今季の数字であり、8月以降の巨人は1試合平均得点4.6点、失点3.4点と得点力は上がったものの、防御率は大幅に上がってしまった。

つまり、磐石の中日投手陣から、これまでの8月と同じように点が取れるか?8月に入ってからの先発投手の早い失点をどれだけ防げるかが、鍵となるのだが、その中で打撃に関しては昨日のコメントで藤村が

「長打は出にくいと思うのでつなぐことが重要になってくると思います。足を使ったり、バントは100%決めたいですね」

と言っている。確かに藤村が出て塁でプレッシャーをかけることが出来れば、クリーンアップも投手との戦いが有利に働くわけで、こういった基本的なことがどれだけしっかり出来るかが勝負の分かれ目になるかもしれない・・・・と観戦していた。

6月30日以来勝ち星がついていないネルソンと7月14日以降勝ち星がつかないゴンザレス。どちらも好投しながら勝ちに恵まれない同士の対決なので、どちらの攻撃陣も今日こそ勝ちをつけてやりたいと必死な思いで試合に臨んだことだろう。

正直なところ、巨人の方が若干不利か?と思っていたんだが、ネルソンの立ち上がりが思ったよりも悪く、1,2回とチャンスメークすることが出来た。1回は無失点で終わったが、2回はガッツが出塁し、阿部が四球でノーアウト1,2塁のチャンスで古城に回ってきた。古城に送りバントをさせれば、1アウト2,3塁でゴンザレスのところでゲッツーになる恐れもなくなり、坂本で勝負という流れを作れると一瞬考えたが、原監督は古城にヒッティングをさせる采配を選択した。この場合、古城でゲッツーが最悪のパターンだが、見事に期待に応えてノーアウト満塁。バッティングの良いゴンちゃんとはいえ、ゲッツーの可能性もあるし、出来れば犠牲フライ、最悪でもボタボタのゴロで1点・・・くらいを期待してたんだが、見事なレフト前ヒットで自ら先取点を叩き出す。

ここまでは強気の采配が当たって、ここ数試合にない文句の無い立ち上がり。

こりゃ、今日の原監督は冴えてるな!と期待すれば

続く坂本が勝負強さを発揮して2点の追加点で計3点。さらにノーアウト2,3塁なら、あと2点くらいは取れそうな気配、ネルソンにも球数を投げさせることが出来、早々に先発を引き摺り下ろすことが出来るか!と期待したら・・・

藤村三振、長野レフトフライ、ラミちゃん三振

三振だけはやっちゃいけない立場の藤村も悪ければ、長野もフライを打つならレフトじゃなくて、ライトにして欲しかった。それでもラミちゃんが打てばチームは完全に勢いに乗るところだったが、悪いときのラミちゃんの典型「追い込まれて外角の変化球に空を切る病」が発症と最悪のトリプルコンボ。完全に崩れかけていたネルソンが以降に復活することになる。

折角の強気采配があたったのに、追加点が取れないとこうなる・・・の見本のように、3回からは完全なる投手戦。幸いにもゴンちゃんの調子が良かったのと、中日打線が不調なこともあり、互角の戦いを見せていたが、ゴンちゃんの場合は東野と同じく、良いと見せかけて突然崩れることがあるので、毎イニング気が気ではなかった。

7回に佐伯にヒットを打たれてから、野本への死球でリズムが狂ったか、1失点した上で1アウト1,3塁のピンチとなる。ここまで強気采配だった原監督だが、なんとここでさらに強気にロメロを投入。ランナーが2人いるところでコントロールに不安のあるロメロはねぇだろ?いくらなんでも強気すぎ?と思っていたが、案の定、併殺崩れで1点取られると続く荒木、大島に連続四球で2アウト満塁。一昨日の結果オーライ投法では1アウト満塁から栗原、丸を連続三振にとって切り抜けたが、今日は三振を取れるようなコントロールは無いし、この前は3点差だったけど今日は1点差、とてもじゃないが任せられるはずが無い。

(というか、そもそもロメロを出すこと自体、いくらなんでも強気すぎなんじゃないかと・・・・)

幸いにもグッさんが森野をピーゴロで仕留めてくれたんで事なきを得たが、ここで同点にでもされていたら本当にヤバかった・・・・2回に強気采配が良い方に出た原監督だったが、4点目をとれなかったツケがこんなところで来るとは思わなかった。

ま、最後は久保が一瞬ヒヤっとしながらも20試合連続となる無失点イニングで締めてくれたので良かったが、同点もしくは逆転で終わってたら、明日に引きずるどころか中日を浮上させるキッカケを与えたかもしれないかと思うと、正直ゾッとする。

終わってみれば何とか名古屋での3連戦の初戦を取り、阪神が負けた事で2位で明日を迎えることが出来る。1位のヤクルトとのゲーム差より5位中日とのゲーム差のほうが少ないという頼りない2位ではあるが、上を見上げれば1チームしか無いというのはターゲットも絞れるし、選手のモチベーションも上がってくるだろう。仮に明日、明後日で2ゲームとか3ゲームとかくらいまで差を縮めることが出来れば、金曜からのヤクルトとの戦いは盛り上がること必至だし、追われるヤクルトよりも追いかける巨人の方が精神的にも優位に戦える。

原監督は貯金3でやっと5割と考えると言っているが、できれば残り2連勝して貯金3の状態でヤクルトとの決戦を迎えられるよう、明日また気を引き締めて頑張って欲しい

そうそう、冒頭の藤村のコメント。

最初の打席でセンター前ヒットを打つ姿は「センター返しが板についてきたな」と感心したし、有限実行だね!と以降に期待したんだが、そっから先の打席はいただけない。とにかく藤村は三振と内野フライだけは絶対にやっちゃいけない打者なんで、もう一度それを心に留めて、明日は頑張ってね。

(4打席目のショートゴロなんて、荒木は普通にさばいてたが、ちょっとでも握りなおせば内野安打になるくらいギリギリに近い打球なんで、やっぱり足の速さは別格。ゆるい打球でショートに取らせるか、サードゴロあたりを狙ってゆけば、内野ゴロ3つのうち1つくらいは内野安打に出来るくらい。自分の武器をもっと生かすためにもさらなるレベルアップを期待してます。

同じことは松っちゃんにもいえるんだけど、さすがに外野は狭き門だからね・・・生半可な好調さじゃなかなか使ってもらえないか、まぁ頑張ってまたチャンスを掴んでください)

おっと、大事なことを書き忘れてた。

9回に高橋信二が準備してたが、ピッチャー鈴木が出てきたところで、本当はここで亀井を使いたかったなと。しかし信二も前回はライト前、今日はレフト戦にと左右にうまく打っちゃって、おみそれしました!と脱帽です。こりゃ、しばらくは、谷、亀井、サブローの出番より先に使われることになりそうだ。