ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

3/30 巨人 0-4 ヤクルト → 危なかったと見るか、いっそのこと・・と見るか

巨人 0-4 ヤクルト 対ヤクルト:0勝1敗0分

勝利投手:石 川 1試合 1勝 0敗 0S

セーブ :バーネット 1試合 0勝 0敗 1S

敗戦投手:内 海 1試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:内海→ロメロ→小野  捕手:阿部

ヤクルト:石川→バーネット 捕手:相川

本塁打

巨人:

ヤクルト:

東京ドーム→日テレG+にて観戦

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東京ヤクルトスワローズとの2012年の開幕戦は内海、石川の両サウスポーが先発。内海は三回表に3点を失い、6回で降板。石川の前に無安打に抑えられていた巨人打線は、九回一死から坂本、ボウカーが連打で見せ場を作ったが最後まで1点が遠く、黒星スタートとなった

Yomiuri Giants Official Web Site

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なんつ~か・・・・率直な感想は表題のとおり。

9回に坂本がヒットで出て、史上初の開幕戦ノーヒットノーランという不名誉な記録を本拠地でやられずに済んだ。

一方で、ここまで打線が打てないと、いっそのこと記録を作られちゃって、明日以降は開き直るか、開幕から危機感を持って臨むかするくらいの追いこまれ方が必要だったんじゃないかと思う自分もいたりして・・・・

昨夜のプロ野球ニュース、谷沢氏を除く他の評論家がこぞって巨人の優勝を予想にあげた。ま、他の番組でも往々にして巨人を優勝候補の筆頭にあげる人の多いこと多いこと。恐らく監督、首脳陣、選手、そして我々ファン全員も同じ気持ちであるとは思う。

(ま当事者たちは予想ではなく、やるべきこととして認識していると思うが)

前回の記事では、開幕ダッシュにこだわる必要は無いと書いた。

その気持ちに偽りはなく、仮に負けることがあったとしても問題ないと思ってはいるが、問題は内容だ。勝つにしても負けるにしても、相手チームや我々ファンに対して「やっぱり強ぇ~な」と思わせる内容はしておかないといけない。

しかしながら・・・・内海は変化球でかわしてつかまり、打線は9回までノーヒット、守備にもミスが出て・・・と、悪いところをあげればきりがないほどで、強い、強いと言われてるが、まぁ大したことねぇなと思われても仕方ないし、今年も巨人は左腕をあてときゃ独走はさせずにすむか?と思われてしまったかもしれない内容だった。

投手陣の厚みがクローズアップされがちだけど、本来の巨人は打線のチーム。それがノーヒットノーランじゃ話にならんな。開幕だから緊張するのはわかるし、最初のヒット欲しさに当てにゆくようなバッティングになってしまうのもわからんではないが、だからこそ最初のひと回りは全員三振してもいいから、打てると思ったコースはフルスイングしてこい!くらいの送り出し方をしても良かったんじゃないかと・・・最初の打席に変にヒット狙いに行っちゃってうまくゆかなかった分、カツオ(石川)にリズムを作らせ、自らのバッティングに焦りを感じる羽目になっちゃったんじゃないかと。

そして開幕投手の内海。

責任感の強い彼のことだから、何としてもきれいに勝ちたいと思ったのかもしれないが、ストレートが走らず変化球、特にカーブを多投して結果、捕まってしまう。

同じ打たれるのなら、ストレート中心の配球に切り替えて捕まってしまった方が、その後の立ち直りも早く済んだんじゃないかと思う。ただ、それにしても何故、あそこまでカーブなんだろうかと少し疑問。3失点後にベンチへ戻った際、誰も内海に声をかけようとしなかったところも気になる。次が内海の打順からなのかもしれないが、内海が阿部に声をかけてやっと会話が生まれる状態。それも一言話しただけで、阿部はそそくさとベンチ裏へ・・・・個人的にはここでの会話が非常に気になるところ。

その上で内海は田中浩康対策を真剣に考えなければいけないだろう。

相性の悪い相手とはいえ、いくらなんでも打たれすぎ。今後も対戦することは数多くあるだろうことを考えれば、今よりももっと際どいコースを突くくらいの配球を考えないと、田中の方は少々のインコースじゃビビるどころか、むしろ待ち構えている感じ。足は速いし、次が上田ということを考えると、四球で歩かせるわけにはゆかないが、最悪、ぶつけちゃうかもしれない・・・くらいの攻めは見せないと、今後もカモにされそうだ。

20勝とか数字目標を言っちゃう内海はヤバイと開幕前に言ったが、その通りだった。

今日の負けを取り返そうと、次にさらに気負っていまい、悪循環にならなければいいけど・・・・去年は負けそうでも途中で逆転して「持ってる男」だったが、今年はその「持ってる度」は発揮できないか?

(一方でハンカチ王子は、相変わらず持ってる男のようだが・・・)

ヤクルトは主力選手の故障さえなければ、この5年で2回くらい優勝していてもおかしくないチーム。青木の抜けた穴を埋めて欲しいと期待されている上田と2000本安打のかかっている宮本に打たれたてしまったのは明日に繋がらせてしまうかもしれない・・・ミレッジ、バレンティンを抑えたのは良かったが、どちらかに1本でも安打を与えていたら、本当にヤバイ3連戦になるところだった。

せっかくの開幕戦だから愚痴だけじゃなく、良いところも語りたいところだけど、さすがに今日に関しては・・・言うことがないなぁ。しいて言うなら、9回に代打ででた大田かな。ちょっと泳いでレフトフライになってしまったけど、あの局面で出てきて積極的に振りにいったところは褒めてあげたい。

あ!あと、始球式で投げた「藤原新」か!見事な始球式でした(汗)

ま、開幕戦でいきなりどん底を見せといて、これから少しずつ上がってゆくなんてシナリオだと期待したいが・・・・・・・どうやら左腕と新人に弱い攻撃陣の弱点は相変わらずのままのようで、今シーズンも不名誉な記録を作るシーズンにならないことを祈って、初戦のレポートを締めて、今シーズン最初のヤケ酒を飲みに行くとするか・・・・