ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/30 巨人 2-0 楽天 → もう完全試合ってことにしてあげたい!ってくらいの完全なノーノー

巨人 2-0 楽天楽天:1勝0敗0分

勝利投手:杉 内 9試合 7勝 1敗 0S

セーブ :

敗戦投手:田 中 5試合 2勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:杉内 捕手:阿部

楽天:田中 捕手:小山桂

本塁打

巨人:高橋由3号2ラン

楽天

東京ドーム

日テレG+にて観戦

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東北楽天ゴールデンイーグルスとの1回戦は、共に18番を背負うエース・杉内と田中の投げ合いとなった。六回まで両投手が無失点に抑える投手戦となったが、七回に高橋由が左中間に2ランを放ち、ジャイアンツが先制した。杉内は無安打無得点試合を達成し、快勝した

Yomiuri Giants Official Web Site

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何でオレは東京ドームにいないんだ!!!!

ど~しても家でやんなきゃいけない仕事があって、楽しみにしていたマー君との18番対決を家で見る羽目になっていたんだが、なぜ?、どうして?、今日に限って・・・

さて、喜びをじっくりと味わうために、今日のスコアデータを見てみましょう Yomiuri Giants Official Web Site スコアブック ヒットの無い相手バッターの一覧を見るのはヤッパリ気持ちイイ・・・!!

病み上がりとはいえ、杉内vsマー君とくれば投手戦になる・・・というのは誰もが予想がつくこと。ただ、これだけ緊張感のある投手戦になるとは全く予想できなかった。

初回、長野がいきなりスリーベースでノーアウト3塁のチャンスを作ったとき。「よっしゃ、まずは先制点ゲット!」と思い、あとはその1点をどうやって守ってゆくかが頭をよぎった人は(私も含めて)多かったのではないだろうか?

2番、藤村のところでスクイズという選択肢もあったが、次が好調の坂本だし、いきなりの小細工ではなくマー君(というより星野監督に対してか?)に真っ向勝負を挑んだ原監督。

(まぁマー君の球を藤村がスクイズ出来たかどうか、ここも難しい判断だけど)

結果的には、藤村、坂本、村田と抑えられてしまったことで「あぁやっぱり今日は投手戦だ」という事が改めて確認でき、そこから投手戦のゴングがなったと言える。

TVで見る限り、マー君は初球に甘めの変化球で入ってくるパターンが結構あって、そこをうまく狙えれば・・・と思っていたんだが、やっぱりマー君といえば「剛球」ってイメージがあるのか、どうしても初球は見てしまう。そこでストライクを取られると、次にストレートをファールして、最後はスライダーかフォークで仕留められるというパターンに陥ってしまってる。特に遊び球を使わず、3球勝負してくるケースが多いので、まんまとバッテリーの術中にハマってしまっているように見えた。

ただ、そう思っていると、村田には初球、インコースのストレートでズバっときたり、阿部には変化球をボールにして入ってくるなど、途中からバリエーションを変えて来て「もっと早く捕まえてれば・・・」と思ったり、思わなかったり・・・

しかし、マー君は病み上がりということもあるだろうけど、非常にゆったりしたファームで、まるで7~8分の力感で投げているような感じだった。球速も150kmを超えることはなかったけど、変化球の配分を多くすることで、うまく緩急を使っていた。しかも、緩急の急の部分でストレートかと思うようなスピードのあるフォークを投げているのだから、これを打てというのはなかなか酷な話だな・・・と。「うりゃぁ~」っと投げて、「ヨッシャー!」と抑えるイメージが強いけど、いつの間にこんな大人のピッチングをするようになったんだと驚いた。まるで杉内のピッチングを参考にでもしているかのような・・・・もともと馬力があって、球数も多くこなせるマー君だけど今日のピッチングが洗練されてくると、さすがに次は手が出ないかも

打線の方はほとんど失投のなかったマー君からよく5安打できたな・・・というのが正直な感想。えてしてこういう試合は良いピッチングをしている方が、味方のエラーだったり、ホームランなんかであっさりと失点してしまう事の方が多いんだけど、

そこでヨシノブのホームラン

7回という絶妙なタイミング。しかもソロではなく、ツーランというのが良かった。1点差ならさらなる緊張感が球場を包んでいただろう所、今日の杉内で2点差、しかも終盤となれば、見ている側は「ヨシ!まずゲームは取った!次は記録だ!」という気になる。

っていうか、少し安心して見ていられる(汗)

あのホームランは狙ってないと打てないだろうな、配球からするとスライダーが来てもおかしくなっかったけど、あの一球は完全にストレートでストライクを取りに来ると信じていないと出来ないスイングじゃないかと思う。15打席(だったかな?)ノーヒットで、ちょっと「持ってない」空気を出しつつあったところだが、こういうしびれる展開で最高の結果をだすあたり、「やっぱり一線級のベテランだな、あなどって申し訳ない」と素直に謝ります。

(あと、阿部の前の村田の粘りも良かった、アレがなければもっとイイリズムであの回もやられてしまっていたんじゃないかと思う)

でもまぁ、今日は杉内ってことで

9回、2アウト、2ストライクまで来ていただけに、やったー!という気持ちよりも、「惜しかった!残念!」という気持ちの方が強かったのが本音。それでも、インタビューを聞き「ど真ん中に投げてヒットを打たれるよりも、フォアボールになってもコースを狙う方を選択した」というコメントに感動を覚えた。9回は緊張しましたと言っていたけど、どちらかというと半分楽しんでいたんじゃないかと思えるほどの冷静さで、今日はあとちょっとだったけど、今日の感触を大事にしてゆけば、まだまだ何度もチャンスが来るんじゃないかと思わせてくれるほどの頼もしさだった。

(これで7勝でトップ独走、恐らく今月のMVPも確定でしょう、さすがミスターメイ

ヘタしたら、完全やりながら延長に突入して、引き分けとか最悪負け・・・というパターンもあるだけに、ノーノーが出来て本当に良かった。題名にもあるけど、もう準完全試合といっていいないようだけに、「完全なノーヒットノーラン」と私は呼んであげたい

こうなると、明日の内海にヘンなプレッシャーかかるね、自分を見失わないように>内海

今日は杉内が各チャンネル出まくっているので、良い気分でニュースを見ながら、CSのニュース(野球好き、プロ野球ニュース)もしっかりとチェックして、さらに録画した試合を見直して、浴びるほど酒飲んで・・・ですね、皆さんも

今日は松井のホームランに始まって、杉内でしめて・・・ホントいい一日でした

追記

越智が黄色靭帯骨化症で手術をすることに・・・・キャンプ終盤から足がしびれていたらしいが、確かに開幕前は非常に調子よく見えて、紅白戦、オープン戦とまずまずの結果をだしていたにも関わらず、開幕したら打たれてしまいという状態だったので、心配していたんだけど、故障を抱えていたのかぁ。今シーズンの復帰は絶望とのことなんで、しっかりと直して、来シーズンに復帰する姿を見せてくれることを期待したい。