ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/14 巨人 9-0 中日 → 澤村グッジョブ!まずは1つ、あと1つ勝ちたい!

巨人 9-0 中日 対中日:8勝5敗3分

勝利投手:澤 村 21試合 9勝 8敗 0S

セーブ :

敗戦投手:大 野 4試合 3勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:澤村→福田→高木京 捕手:阿部→實松

中日:大野→武藤→朝倉  捕手:谷繁→田中

本塁打

巨人:長野13号ソロ

中日:

名古屋ドーム

フジテレビONEにて観戦

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中日ドラゴンズとの首位決戦初戦は、四回に高橋由のタイムリーヒットで先制すると、六回には阿部が打点ランキングトップとなる3点タイムリ二塁打で突き放した。長野の本塁打が飛び出すなど、15安打9得点と打線が爆発した。投げては先発の澤村が要所を締めるピッチングで7イニングを無失点の好投。投打が噛み合い、9対0の快勝で三連戦の初戦を制した

Yomiuri Giants Official Web Site

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野球って恐ろしいな・・・・4回、ノーアウト1,3塁の場面で一点でも取られていたら、まったく違うスコア展開になっていたかもしれない。

デビュー以来ナゴドでは19イニング無失点中の澤村に今日はかけた。

前回の阪神戦のレポートで澤村のことを「球数多いけど抑えちゃう不思議な子」と言ったけど、今日は7回111球、四死球0と別人だった。

特に何が良かったというと、無四球なのが良かった。

ぶっちゃけ、中日の攻めの甘さに助けられたところはあるけれど、それを引き出したのも澤村だとすれば、打たれることを恐れないで、積極的にストライクを取りにゆく姿勢が見れたのが、中日の早打ちを誘ったんじゃないかと思う。硬くて高いナゴドのマウンドとの相性もあって、ストレートもフォークも良かったし、ここ数試合のような際どい所を狙いに行って自滅・・・という感じではなかった。

ま、打たれてもいいので、他の球場でも今日のようなピッチングをしてくれれば、野手がフォローしてくれたり、攻撃のリズムが作れたりするので、忘れないように今後も積極的なピッチングをして欲しい。

これまで抑えても援護に恵まれなかったのが、いきなり9点の援護だからね・・・やっぱり無四球っていうピッチングリズムってのは、何にもまさる攻撃への援護射撃なんだね。

しかし、今日の主役は何といっても攻撃陣でしょう。

大野とは今後も戦う相手なだけに、前回のようなピッチングをされてしまうと、ますます自信を深めてしまうので、仮に負けゲームになったとしても「やっぱ巨人打線こぇ~~~」と思うような戦いをして欲しいと思っていた。初回からストレートでグイグイ押してくる投球をしていたので、後半バテるんじゃないかなぁ~~~でも、若々しくていいな・・・と序盤は見ていたけれど、ふた回り目から捕まえ始めた。

ま、初回から大振りをするようなバッティングは見られなかったので、これは橋上コーチの戦略をチームとして実行して、ミートに徹しようとしている、広いナゴドで打席に立つとつい大振になってしまいそうになるけど、そこをグッとこらえてタイミングを合わせてゆくのが正解なんだな・・・・ってところで、ふた回り目でストレートにも慣れ、今日絶好調の坂本が先頭打者で出塁。できれば阿部に進塁打を期待して村田に期待したかったんだけど、センターフライ。こうなると、ゲッツーで終了とかが心配だと思っていたら、ラッキーなことにデッドボールだった。

ストレート大好きで初球から積極的なヨシノブだけれども、第1打席で初球のストレートに全く反応せず、結果当てにいった形でショートゴロで終わっていたので、ひょっとしたら大野とは合わないかなぁ~~~と余り期待せずに見ていたら・・・・先制となるセンター前ヒット。やっぱヨシノブがミートに徹すると違うね、いや恐れ入りました。

で、先制したあとのイニングを3人で締めれば、ここで初めて巨人が主導権を取ったといえるんだけど・・・・と坂本のまずい守備(ま、とっててもセーフだったろうけど、気持ちの上で違ってくるし)で先頭バッターを出してしまう。やべ、こりゃ完全に1点は覚悟パターン?と思いきや、澤村が踏ん張った。

今日は村田のエラーもそうだけど、野手の守備ミスを澤村は帳消しにしようと、強い気持ちで投げていたように見える。そういうピッチングをすると野手は燃えるし、チームもまとまる

5回は逆に中日の守備のミスにつけこんで1アウト1,2塁のチャンス。

わたし的には、ここが今日の一番のミソだった。阿部のヒットで松本ならてっきりホームへ帰ってくるだろう所を勝呂コーチがストップかけたせいで、松本が挟まれてアウト。どうせアウトになるなら、突っ込ませろよぉ~~~~失敗しても得点圏にランナーは残るし、四番が打ったんだからココはツッコミで士気をあげようよぉ~~~とガッカリ。この回に点が入らないと、せっかく相手のミスでもらったチャンスの流れが、中日側に移ってしまうところだった。

が、村田がそれを帳消しにしてくれた・・・・

っていうか、村田の場合は自分のエラーでピンチを作ってしまい、それを失点につなげなかった澤村への感謝もあったんだと思う、自分のミスを自分で帳消しにし、味方のミスもおまけつきで無かったことに一打。

こういうプレーが出ると、チームは強いし、相手には通常以上のダメージを与えることができる。

ナゴドでの3点は両チームにとってデカイ。こうなると勢いにのった巨人打線は、6回に長野、松本、坂本が出塁して、さっき打点を取り損ねた阿部が右中間にタイムリー。さすがに1,2,3番がランナーにいると、ギリギリじゃなくて余裕で3人ともかえってこれる。この足の速さも利いて中盤で6点リードという安心の展開に持ち込むことができた。

この3連戦はグッさんの3連投もやむなしって思っていただけに、今日のこの点差と澤村のピッチングは非常に意味があった。グッさんの性格を考えると、そろそろ1イニングでも投げておきたいって思っていたかもしれないけれど・・・・(汗)

このままだと、1~6番までの自慢の打線が火を吹いて、中日を攻略したって結果で終わるところだけど、そこで終わらないのが今の打線。

長野が花火を1発(ソロホームラン)を打ち上げれば、そこから松本、坂本がチャンスを作り、鈴木とボウカーがタイムリーを打つというダメ押しの点をあげる。ま、こういう展開だし、朝倉のピッチングが悪いといえば悪いけれど、大勢が決した状態であっても集中力を切らさない下位打線、控え選手の活躍が明日につながってゆく。この間ちょっと褒めた藤村もしっかり結果を残し、気が付けば打率は寺内に肉薄してきた(寺内が落ちてきたのもあるけれど)。同じポジションで下降してくる選手があれば、上昇してくる選手がいるという今のバイオリズムもチームにとっては良い流れだし、せっかくあげたボウカーもいいところなし(打席では粘っていたので、凡打でも評価したいが)で終わるより、1本でも出た方が上げた原監督も嬉しいし、本人も少しホッとして、次はもう少し楽にゲームに入れるだろう。

今日のような勝ちゲームでは、ピッチャーも野手も少し集中力が切れて、1~2点くらい失点してしまうものだが、そういう空気は今の巨人は微塵も感じさせない。寺内やボウカーが守備良い所を見せて、相手の攻撃の芽を摘んでくれたし、福ちゃん、高木京がしっかりと無失点に抑えて、明日へ繋がるような失点を許さなかった。

まるで、こっちの本拠地でゲームをしているんじゃないかと思わせる、堂々たる戦いっぷりで、8月の大一番、ナゴドでの3連戦の初戦を勝利した

冒頭にも言ったとおり、正直なところ、中日の元気の無さに助けられた部分はあると思う。

4回裏のノーアウト1,3塁の場面。巨人としての最もいい形は、森野を三振にとってから、ゲッツーで終わらせて無失点で終わらせることだが、そこで澤村が三振を取った。この場面で森野に元気が見られなかったし(最後のフォークは最高だった)、6回裏にも和田のヒットのあとで、森野が続いたが2塁を欲張ってアウトになり、1アウト1,3塁になるところを2アウト3塁となって、打者勝負に徹することができたというまずい走塁があった。

満塁で阿部の打席のところで、小林とか出されていたら、この回、無失点で終わって3点差なら後半まだ分からなくなるところだったところを武藤のままで来てくれた

大野への内野ゴロや、松本の二盗などいつもの守備の堅い中日ならやらないようなミスもあったし・・・・

何気に8月の長野がイイのと、松本も仕事はこなしてるので、クリーンアップの元気が良くなればこういう展開になるんだよなぁ。ま、今シーズンの長野は、次の日いきなりノーヒットとかやらかしちゃうんで、何とも言えないけれど・・・・一番でかいのは首位打者争いをしている坂本と阿部が3,4番に君臨していることか?坂本は好不調の波が大きいのがネックだったけれど、今シーズンは総じて調子がイイし、阿部も不調の波が小さい。村田が打てなくても、ヨシノブがフォローするという流れができているし、攻撃陣に関してはちょっと前の苦労がうそのように回り始めている。

ま、明日の吉見相手では簡単にはゆかないだろうけど、今日のバッティングを見せられれば投げる方も慎重にならざるを得ないし、プレッシャーをかけるには十分だと思う。

その、明日の対戦だけれども、まだまだ実績の少ない小山ってことで、私もふくめファンの間では「まぁ負けてもしゃ~ない」と思って・・・なくはない。確かに投手同士のガチンコ勝負では勝てないわけだけど、意外に小山のピッチングスタイルはナゴドにあってるんじゃないか?と期待している。今日負けて、ちょっとプレッシャーがかかるならともかく、同い年の澤村が勝って、チームは勢いにのっているし、ナゴドの吉見相手ということで、勝たなきゃ!という気持ちよりも最初から目いっぱい走って、行けるところまで!くらいの気持ちで行ってくれれば、中日打線も万全ではないし、5回くらいまではゲームを作ってくれるかもしれない。

同点とか1点くらいのビハインドであれば、躊躇なく終盤にグッさんをつぎ込むことも出来るし、我慢比べになったとしても、勝機はありそうな気がする。もちろん、先に点をとって主導権をとれるような展開に持ち込み、今日のような継投を中日側にさせることができれば御の字だけど・・・

そういや、何気に福ちゃんの防御率がとうとう2点を切って、ブルペン全員0~1点台になった。杉内、ホールトンが加入してるんだから勝って当たり前と揶揄されることがままあるが、もちろん彼らの加入は大きいけれども、久保、越智がおらず、マシソン離脱中の中、ここまで好調をキープしているのは間違いなくブルペン陣の頑張りのおかげだと胸を張って言えるのがうれしい。

この3連戦、1勝でもできれば十分と思っていたけれど、首脳陣、選手たちはそんな気はさらさらなくて、「3タテするぞ!」ってくらい気合入っていたんだね、そんな巨人側の気迫に今日は中日が押されていたように見えた・・・・のはわたしだけ?

いかん、あんまり嬉しすぎて、今日ははしゃいでしまった。

この反動が明日来ないように、気を引き締めなくては!!!!

(管理人:みんぐ)