ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/25 巨人 3-2 広島 → さぁついに2本差まできた!あの振りを見てると、三冠王も現実味を帯びてきた

巨人 3-2 広島 対広島:15勝6敗1分

勝利投手:宮 國 16試合 6勝 2敗 0S

セーブ :西 村 67試合 3勝 1敗 32S

敗戦投手:大 竹 23試合 11勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:宮國→西村 捕手:阿部→實松

広島:大竹→河内→今村 捕手:石原→倉

本塁打

巨人:大田2号ソロ、阿部27号ソロ

広島:

マツダスタジアム

BSスカパーにて観戦

(解説 山本浩二池谷公二郎 実況 小川光明

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マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの22回戦は、三回に巨人が阿部の犠牲フライで先制すると、四回には大田が2試合連続のソロホームランを放ちリードを広げた。先発の宮國は七回に同点とされるが、八回に阿部が27号ソロを放ち勝ち越しに成功した。宮國は八回2失点の好投で6勝目。最終回は西村が締めて、ジャイアンツが1点差で逃げ切った

Yomiuri Giants Official Web Site

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1番の長野が4安打したにも関わらず、3点のうち2点がソロホームラン2本というのが淋しいけれど、その2本のホームランが”タマラン”かったので、ま、いっか(笑)

巨人としてはCSに向けた調整をしつつ、レギュラー争いを軸に緊張感を失わせないように残りゲームをこなしてゆく感じとなるが、カープは難しいとはいえ、可能性が0ではないだけに、CS出場に一縷の望みをかけて、勝ちに行くというゲーム。

当然、相手から見た時には「いかにして阿部を打ち取るか、もしくは勝負をしなくて良い展開にするか」ということが勝敗に直結する。阿部としても体調を維持したい気持ちもあるが、三冠王を目指すためには、警戒されている中、いや、ひょっとしたらまともに勝負すらしてもらえない可能性のある中、まずはチームの勝利、次にホームラン・・・という気持ちで打席に立っていることと思う。

そんな中で打っちゃうんだから、本当に恐れ入る

当然、阿部の前を打つバッターたちは阿部が敬遠されないような展開に持って行って欲しいところなんだけど、彼らは彼らで個人記録もかかっているし・・・・

そんな中、3回の長野ヒット→藤村送りバントの流れは非常にスムースだった。今日の藤村はヒットこそなかったものの、犠打を2本決めているし、特に2本目は一発で方向良く決めて、見ていて気持ち良いリズムだった。

続く坂本がショートのエラー(っていうか、あれはエルドレッドも前に落とさないとね)で出塁し、1アウト1,3塁という阿部と勝負をせざるを得ない満点の展開。いやぁ~~~行ったと思ったね。風で押し流されて、犠牲フライで終わってしまったけれど、ポイントがあと1cmでも前で、ライト方向に行っていたら・・・なんて思ってしまった。

ゲームの流れとしては、1番が出塁し、2番が送る。相手のミスにつけこんだとはいえ、4番が仕事をして得点するという王道で、先制点の取り方としては文句ない

宮國が投げる時はガマンだと言っていた原監督。今日はストレートを中心に、監督に言われたとおり、逃げずに若武者らしく投げていたと思う。

とはいえ、1点は先制したものの、少しでも援護点を取ってあげて欲しいなと思っていたら・・・・

いやぁ~~~バットの先だと思っていたけど、飛んだなぁ~~~>大田。

パワーだけなら阿部に匹敵するんじゃないかと思うくらい。

前回の初ホームランで楽に打席に入れたか、高めのボール球だったけれどスタンドに入れちゃうパワーはスゴかった。

解説の山本浩二氏は、あとはボール球を打たないことって言ってて、まぁその通り、とは思って聞いていたけど、今日のスイングを見る限り、甘い球限定だけど、あのコースは大田にとってはストライクなんだなと思った。

ボール球を振らないことは重要なんだけど、今は積極性がなくなる事も怖いし、あくまでも自分のストライクゾーンに関しては、たとえボールでも積極的に振りに行っちゃっていいと思う。追い込まれてから、ファールで粘る技術をこれから先、身につけてゆけば来シーズンも成長が期待できるかも・・・っていうか、今の時点でも、村田よりは期待できる・・・ってのは言い過ぎか?

両親が来ている地元のゲームでホームランを打てて、本当に良かったね

宮國の話に戻るけど、今日は持前のしなやかなフォームにスムースさが見られた気がした。原監督の言葉に忠実に行こうとしたのかどうか、ストレートにキレもあったし、右打者のアウトローに力強く投げようという意識も見れ、インコースにも積極的に投げていたし、8回を投げて2失点は先発として十分な出来だった。被安打8は微妙に多い気がするけれど、2失点だったし、何より四死球が0だったのは評価したい。

CSの先発は内海、杉内、ホールトンが当確で、川口コーチは左2枚、右2枚と言っている。つまり右の1枠を宮國、澤村、ゴンザレス、(中継ぎで起用すると思うが)小山と競う形になっている。打線好調とは言えないカープ相手とはいえ、8回2失点は先発投手としては文句なしなので、明日の澤村にプレッシャーを与えることが出来たんじゃなかろうか。

話は変わるけど、9月に入ってからというか、後半戦あたりから、藤村の守備が非常に良くなった。特に取ってから送球までのタイムラグが非常に短くなり、先日のグラブトスと合わせて坂本とのコンビも息があってきているように思う。坂本も送球が安定してきたし、たまにポカをやるけれど、去年までに比べると安定度は非常に増したと思う。

(ここにきて、宮本塾の成果が出てきたか?)

今の安定度が続くなら、寺内の先発での出番は当面ないかもしれないけれど、その寺内だって黙ってはいないだろう。バッティングの調子が上がってくれば、また立場が変わることもあるわけで、最後までセカンドのレギュラー争いも激化させつつ、二人ともがレベルアップしてくれるとこれまたCSが楽しみになる。

(いざとなったら亀井が・・・・(笑))

そして西村が9回を締めて32セーブ。単独で最多セーブのトップに躍り出た。

ま、チームが僅差の勝利をモノにするゲームが続けば、必然的にセーブがつく場面で投げることが多くなるわけで、順調にセーブを積み重ねられたし、残り試合を考えてもセーブ王のタイトルがぐっと近づいたと思う。今シーズンは自分のことだけではなく、後輩の面倒も見なければいけないブルペンの陣容となって、これまでのキョドっていた雰囲気からは一変して、先輩らしい顔つきになったし、今は9回のマウンドでも堂々としている。

タイトルを手にすることができれば、大きな自信も身につくだろうし、これをきっかけに野球人として、さらにレベルアップしてくれると思う。来シーズンは復帰してくるであろう久保と、契約延長であろうマシソンの3人で、ストッパー争いが激化するとなれば、巨人ファンとしては、また楽しみなシーズンになりそうで今からオフが待ち遠しい。

っていうか、優勝が決まった後なので、どうしてもCSを睨んだ選手の調子と、タイトルに話題が行きがちになってしまう、、、、

打つ方は最多安打は今日の4安打で長野が一歩リード、首位打者打点王は阿部でほぼ決まり。あとは三冠王が取れるかどうか?というところが興味の対象となってくるか・・・盗塁王はちょっと今シーズンは厳しそうだし。

投げる方では、先のセーブ王は西村に頑張ってほしいし、最多勝はまだまだ見逃せない。防御率はちょっと難しくなってしまったが、奪三振は杉内にとってほしい。

日替わりで可能性が変わってきそうなタイトルが結構あって、今シーズンはまだまだ最後まで楽しめそうだ。

そうそう、ラミちゃんの(日本での)2000本安打も何気に今シーズン中に出るかもしれないって事で期待している。巨人とのゲームがまだ5試合残っているので、あんまり打たれたくないって気持ちもあって、複雑だが(汗)

さ~て、明日は澤村がどんなピッチングをするかに注目せざるを得ないけれど、ここで少しでも不安定なピッチングをすれば、CSでの先発が少し遠のくし、澤村自身にとっても10勝目がかかっているということで、相当燃えているだろう。ここまで来たら何とか2ケタ勝って欲しいし、勝率でも貯金を作ってもらいたい。相手が今井ってことで、巨人としては相性の良いピッチャーだし、打線が早い段階で援護してあげて澤村には自分のピッチングに専念できるシチュエーションを作ってあげて欲しいなと思う。

(もちろん、そこに阿部のホームランが絡めば最高だ)

去年のこの時期を見直すと、愚痴ばかりだった・・・そろそろ、このブログも見てくれる方が減ってくると思うけれど、今シーズンはなんて幸せなんだと、喜びをかみしめながら、最後までレポートし続けますので、もう少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。

(管理人:みんぐ)