ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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5/25 巨人 3-2 オリックス → 東京ドームで負けない菅野、今日もジンクスが生きたサヨナラ勝ち

巨人 3-2 オリックス 対オリックス: 1勝 0敗 0分

勝利投手:山口 21試合 2勝1敗2S

セーブ :

敗戦投手:平野佳 19試合 1勝1敗10S

投手リレー

巨人:菅野→山口 捕手:阿部

オリックス:金子千尋→平野佳 捕手:伊藤

本塁打

巨人:

オリックス

東京ドーム

日テレG+ にて観戦

(解説 赤星憲広 実況 上重聡町田浩徳

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本拠地・東京ドームに戻って行われた、オリックスバファローズとの1回戦。巨人先発の菅野は立ち上がりの安定感を欠くも、八回2失点と粘りの投球を見せる。一方の打線はオリックス先発・金子千尋を打ちあぐね、八回まで奪ったのは1点のみ。しかし1対2で迎えた九回、一死二、三塁の好機を迎えると、亀井が2点タイムリーヒットを放ちサヨナラ勝ち。球団通算5500勝目を手にした

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18試合投げて防御率 0.44のストッパーからサヨナラ勝ちができるとは思わんかった・・・パリーグ主催の前2カードを1勝3敗と負け越して東京ドームに帰ってきたので、今日からの2カードは最低でも3勝1敗、できれば4連勝したかった。

いきなり初戦から負けると後を引きそうだなと思っただけに、思いもよらない結末で本当に良かった

先発の菅野はストレートの走りがいまいちだった、左右のコントロールはまずまずだったけど、勝負どころで高めに行っちゃって、どうなるかと思った。

オリックスは菅野と阿部のバッテリーの予習が十分できているような落ち着いた攻撃を序盤に見せていたし、イ・デホ、糸井は絶好調、さらにホームランの出やすい東京ドームということで、厳しい戦いになりそうだったが、それでも4回以降、ランナーを出しても粘り強く無失点におさえ、疲れがピークの6、7回は三者凡退で終わらせるなど、内海を彷彿とさせる大人のピッチングを見せてくれた。

高低が若干甘めだったが、左右、特に左バッターのインコースへのボールはしっかりとコントロールされていたので、悪いながらも何とかまとめることができたんじゃなかろうか。序盤に球数を投げてしまっていなければ、8回の打席は送りバントが仕事だったので、そのまま菅野にやらせて9回まで投げさせることができ、勝利投手になれたかもしれない。

ま、前回9回まで投げ切り、ペナントの疲れが吹き出そうな5月終盤でもしっかりとゲームを作ってくれたというだけで、ルーキーという事を考えればこれ以上ないピッチングだったと思う。しかも、チームは結局サヨナラ勝ちしているわけで、まだ東京ドームで負けていないというジンクスが今日も生きた形になり、本人もほっとしてるんじゃないかな?

相手の金子千尋は、今シーズンはあまり状態が良くないと思っていただけに、今日のピッチングは予想外(いや、予想外は言い過ぎか、前のカープ戦、日ハム戦はいい内容だったし)。体調が万全で状態が良ければ本来はWBCの代表に呼ばれててもおかしくないし、メジャーの球団から注目されてもいいくらいの投手なので、巨人相手という事でギアが入ったら手も足も出せない球を投げることはわかっていた。

今日もストレートはスピードガン以上に速く見えたし、コントロールも非常に良かった。個人的には9回も登板していたら、もっとあっさり負けていたんじゃないかと思うくらいで、安定感抜群の平野がストッパーとはいえ、阿部との相性もあったし、交代してくれて良かったと正直思った。

打線は金子相手に1~5番がノーヒットだったので、だれが悪いというよりは、相手のピッチングが良すぎたってことで納得するしかない。

そんな中、2試合連続先頭打者ホームランだった長野。

初回のフォアボールは課題だった外角のボールの見極めがしっかりできていたし、見逃し方も非常に良かった。今日はノーヒットに終わってしまったが、交流戦に入って上向いていることもあって、昨シーズンまでの長野にかなり戻ったと思っていいと思う。相手がエースクラスで今日のようなピッチングをされたら長野に限らず、クリーンアップもなかなか打ち崩せないだろうが、相手が少しでも隙を見せてきたら一気に大量点を取れるお膳立ては徐々に整ってきた。

さらに今日は5回に打った立岡のセンター前ヒットも褒めてあげたい。今日から登録をスイッチヒッターに変更し、今後さらに使い勝手があがる選手となる期待もあるだけに、1点追いつくチャンスを広げた貴重なヒットは価値があった。

さらに今シーズン初めての送りバントをあっさり決めたロペス。成功率を考えたら進塁打を打たせるという選択肢もあっただろうに、原監督直々に打席前に指示をだし、その期待に応えた場面は素晴らしかった。

でも今日はなんといっても亀井でしょう

5回の1アウト1、3塁の場面。オリックスバッテリーはスクイズではなく送りバントと読んだのか、バントの構えを見せる菅野に対し、割と簡単にバントさせて、しかも3塁ランナーの亀井に無警戒だった。とはいえ、取ってから一拍おいて足止めされていたら出来なかったので、隙をついた亀井の走塁はキラリと光るプレーだった。

9回の1アウト2、3塁の場面では満塁策で村田と勝負される方が(なんせ、ランナーいると打てないもんで・・・)こちらとしては嫌だったので、勝負してくれてラッキーな展開ではあったけれど、ストレートをカットして、フォークを読み切り、それをセンター返しするという見事なバッティングだった。2009年のホームラン25本以来、長打を欲しがるあまりバッティングを狂わせていた亀井だけれど、今シーズンは長打を欲しがらず、もともと持っている柔らかいバットコントロールに磨きをかけてきた結果が、ここのところ出ているようで、ボウカーのような長打は期待できないが、阿部、ロペスが作ったチャンスを生かす役割としては村田よりも可能性は持っていると思う。

とはいえ、好調な時ほどケガをしてしまう星回りのもとにいるので、つまんないことで故障をしないように気をつけてほしい。

ファームではボウカー、ヨシノブもフリーバッティングを始めたし、レフト争いはますます激化してゆくので、今の緊張感を忘れずに謙虚なバッティングを続けてくれればいいのだが・・・・

最後にオリックスにトレードして、1軍での先発を勝ち取った山本

昨年までジャイアンツ球場で頑張ってる姿、リハビリしている姿も見ていたので、思い入れも強く、点に絡まないところでヒットを打ってくれればいいのになぁ(笑)と密かに応援していた。今日はノーヒットだったけど、明日は原監督、川相ヘッドの前でヒットを打って頑張ってる姿を見せてくれるといいな

イ・デホ、糸井の後なんでヒット=得点ってことになりそうなのが怖いけど)

(管理人:みんぐ)