ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/5 巨人 4-1 日ハム → おかえりガッツ!思わず涙ぐんでしまったよぉ

巨人 4-1 日ハム 対日ハム: 1勝 2敗 0分

勝利投手:山口 25試合 3勝1敗2S

セーブ :

敗戦投手:増井 22試合 0勝2敗4S

投手リレー

巨人:澤村→マシソン→西村→山口 捕手:阿部

日ハム:吉川→宮西→矢貫→石井→増井 捕手:鶴岡

本塁打

巨人:小笠原1号3ラン

日ハム:陽9号ソロ

東京ドーム

日テレG+ にて観戦

(解説 江川卓金本知憲  実況 平川健太郎蛯原哲

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東京ドームで行われた、北海道日本ハムファイターズとの3回戦は、先発の澤村が三回に先制弾を浴びたものの、7回1失点と好投した。七回まで1安打に抑えられていた打線は、八回に亀井のタイムリーで同点に追いつくと、その後は両投手陣が譲らず、延長戦へ。同点で迎えた十一回、無死二、三塁の場面から、代打で登場した小笠原がサヨナラ3ランホームランを放ち、4対1で試合終了。ジャイアンツは前カードで連敗を喫した日本ハムに雪辱を果たした

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原監督が言うとおり、今のガッツは代打の切り札としては信頼度において石井に及ばない。

それでもノーアウト2,3塁、四球で歩かされる可能性もあったけど、3塁ランナーは坂本だったし、犠牲フライでもボテボテの内野ゴロでもOKの場面。アウトカウントを重ねてプレッシャーのかかる場面じゃなく一の矢として最初に送り込んだ原監督の気持ちは、

'これで結果を出して自信を取り戻してほしい

という気持ちの表れだったんだろう'

それはガッツも重々感じていたに違いないが、ストレートで力押ししてくる増井に対して振り遅れ連発でフォーク来たら絶対に無理・・・って思ってた。

(四球でも良い場面だったので、絶対にフォークだと思ってた。浅いなオレ)

ガッツのコメントでは全てのボールに対処しようとしていたようだけど、最後の最後でドンピシャのタイミングで最高の結果で応えてくれた。

あのガッツが3塁を回って両手を上げて喜び、ヒーローインタビューで顔をくしゃくしゃにして喜ぶ姿を見て、泣きそうになったのは私だけではないだろう、そう2年以上、その顔を待っていたのは、我々ファン、ナイン、ガッツの家族、そしてガッツ本人だったから・・・その苦労と苦悩を知っている人ならウルッときてもおかしくない

ツッコみたい場面やシーンもあったけれど、今日の劇的サヨナラ勝ちの結果の前では、そういうことは忘れちゃってもいいだろう

まずは、ボウカー、福ちゃんおかえり!

ビハインドの中継ぎ登板で笠原もお疲れだろうし、もしも福ちゃんが去年ほどとは言わなくても、ある程度計算できる結果を残してくれるのであれば、勝ちパターン、ビハインド時に締めるパターンと役割分担がこれまで以上にはっきりして、使う側も用意する側もやりやすくなる。

ボウカーも傷は完全に癒えて本人は打ちたくてウズウズすると言っていた。正直なところ離脱前と同じ状態、結果を期待すると悲しい目にあいそうな気がしたので、期待半分で見ていたが、4打席目のセンター返しは4月の好調時を思い起こさせてくれるものだったので、ちょっと安心した。

下位打線と中継ぎの厚みが増すという意味では、足りなかったピースの一部が埋まったという事で、明日以降にも期待が出来そうだ

そして、おそらく今日が期末試験だったであろう澤村。

昨年の日本シリーズで好投したことを思い出してくれればいいなと思ってみていたが、あれほどではなかったものの、7回を1失点でしのいだのだから文句を言うのは可哀想だ。リズムもまだ良くなったとは言い切れないけれど、ストレートのキレは非常に良かった。

打線は7回までヒット0本だったけど、吉川にあれだけのピッチングをされたら仕方ない。変化球のコントロールに苦しんでいたようには見えるけれど、それを逆手にとった配球で、どの球を打ったらいいのかわからないくらいだった。

追い込まれる前にストレートを打ちに行くべきか、フルカウントまで粘って球数を投げさせるべきか、チームとしても方針に困るような出来。まぁよくぞ1点取ったもんだと同点にした時には思わずそれで満足しちゃいそうになる自分がいた

その同点の立役者は2アウトからしぶとくヒットを打った中井と、一か八かだと思うが二盗を決めた代走の立岡。この若武者二人が作ったチャンスを亀井が返したことでチームに勢いが出たし、勝ちパターンの投手をつぎ込む事が出来るようになり、流れは巨人に傾いたと思う。

仮に引き分けに終わったとしても、吉川を勝ち投手にして日本シリーズの借りを返したかった日ハムとしては、負けに等しいダメージを受けるだろうし、若武者が救った同点打は明日以降に繋がったといえる

が、最後の大盛り上がりをガッツが演出したことで、その勢いはさらに増したんじゃなかろうか?ガッツ自身も肩に乗っかっていた大きなしこりみたいなものが取れた感じだろうし、結果が出なくても出し続けた監督にとっても、次に使う時も大きな期待をもって送り出せるし、何より球場の盛り上がりが大きくなって相手にプレッシャーをかけることができるようになる。

前回結果の出た中井を再度1番に持ってきたことと、亀井を2番に起用したこと、そして最後にガッツを出したことなど、原監督の采配が大事なところでハマったということで5連敗を忘れさせ、これから連勝してくれそうな気分にさせてくれた

後から振り返ったとき、あのゲームがきっかけになったかも?とか、あの試合が印象に残ってるとか、酒の肴になりそうなゲームだったので、今日はケチをつけるのはやめておこうかな

(管理人:みんぐ)