ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/12 巨人 2-3 オリックス → 坂本ぉ~!今日は澤村に高級料理奢って誤っときなよ

巨人 2-3 オリックス

オリックス:1勝3敗0分

勝利投手:金子千 2試合 2勝 0敗 0S

セーブ :岸 田 21試合 1勝 2敗 12S

敗戦投手:澤 村 10試合 2勝 5敗 0S

投手リレー

巨人:澤 村  捕手:阿部

オリックス:金子千→岸田  捕手:鈴木

本塁打

巨人:ラミレス10号ソロ

オリックス:北川1号2ラン

JSPORT 2 にて観戦

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好投手同士の投げ合いとなったオリックス・バファローズとの4回戦。先発の澤村は七回まで1失点に抑える好投を見せたが、八回に痛恨の2ラン本塁打を被弾した。打線は九回に反撃を見せ1点差にまで詰め寄ったが勝ち越すことはできず、2対3で惜敗した

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いよいよ、”澤村が投げると援護できないジンクス”が発動してしまうんじゃないかと、怖くなってきた。

本人は北川に対して制球ミスでツーランを打たれた場面を悔やんでいたようだったが、反省はしても後悔をする必要は全くない。ルーキーながら8回3失点は先発として申し分ないし、まだまだ伸びシロがあることを考えれば、十分どころが文句なしに合格点。悪かった点を反省し、うまくいったところを伸ばしてくれればそれでイイ。

問題は打線か・・・・相手が金子千尋ということを考えれば、ベストメンバーの打線とはいえ、そうそう点は取れるもんではない。先制された後、不用意にファーストストライクを取りに来た甘い球をラミちゃんが見逃さずホームランを打ったが、逆にそれが金子のピッチングをさらに引き締めてしまったような気もする。

ま、1,2,3番が抑えられてしまってはチャンスを作るのも難しいが、それでも少ないチャンスをモノに出来ていれば・・・と振り返るなら、一番反省すべきは坂本(と亀井)だろう。3回に藤村を送ることが出来なかった亀井だが、尻拭いで自分で盗塁してチャンスを広げたのでまぁ許す。その後の坂本の三振も・・・・まぁ金子の綺麗なフォークを見せられては仕方ないとココだけは擁護しよう。

ただし、8回の三振は問題だ。

自らの守備のミスをキッチリとバットで埋めた谷。藤村は持ち前の足の速さ(が守備の焦りを生んだか)を生かしての内野安打で1アウト1,3塁。1塁ランナーが藤村でバッターが亀井ということを考えれば、ダブルプレーになる可能性は低いので、ここは外野フライかゲッツー崩れの1点で良いわけで、昨日の1アウト3塁という場面と大きな違いはないと楽に考えるべきだろう。

亀井がやってはいけないのは、速い内野ゴロでゲッツーになること、内野へのライナーでゲッツーになることが最悪のパターン。次に三振と内野フライか・・・3塁ランナーを谷から鈴木に代えたことで3塁方向へのスクイズも考えられる場面。いずれにしても、前に転がすことが出来れば、1点はもらった!と思っていたし、鈴木にはゴロゴーのサインは出ていたと思う。

結果はセカンドライナーと思わせてのセカンドゴロ。ゴロじゃなかった分だけ、鈴木は突っ込むことが出来ず、中途半端な位置でとまってしまい、ボールがバウンドしてから走りなおしてしまったため、ホームとサードにはさまれて、タッチアウト。

見ていた私とカミさんは「よりにもよって、この場面で、ここまで中途半端な打球打つかよ!」とビックリしてしまった・・・・それでも、走者が2,3塁へ進み、2アウト2,3塁とまだチャンスの場面。1塁はあいているが、次がガッツであれば、ここはもう坂本と真っ向勝負だろう。ただし、歩かせても仕方ないとアウトコースギリギリのコースの出し入れだけの勝負になる・・・とココまでは素人でも予想がつく。2ストライク目の外角のストレートがストライク(恐らくギリでボールを要求してたと思う。振ってくれたらラッキーくらいな気持ちで)になったことで、坂本に焦りが出てしまったんだと思うが、3回のチャンスの場面と全く同じフォークを綺麗に空振り。ま、あれをファールしろと言うのが酷なくらいのキレだったが、好調時の坂本ならファールにしてたと思うし、得点圏打率の高い(高かった)坂本らしくない空振りで、前の打席を全く生かせてなかった(一度見た球道だったし)点はおおいに反省に値する。

この場面で勝ち越し出来なかったので、勝利の女神は「何だよ!勝ちいらないのかよ!」とオリックスへ微笑みを与えたんではないかと・・・・北川との勝負を何故したか!?とニュースでは話題になっていたが、確率論で言えば、確かに・・・・次のスンちゃんは残念ながら、昨日(正確にはその前から)から三振しかしてないし。

ただ、8回のチャンスを棒に振った以上、ここで北川を打ち取って、再度、流れをこっちに呼び戻そうという監督の意図なんじゃないか?と監督を擁護しておく。結果、ストレートを待っていた北川に甘いコースへ投げてしまい、完璧に打たれてしまうことになってしまうが・・・この場面こそ、試合の流れを決定付ける場面だったので、あそこを乗り切った方が勝ちだったと思えば、打たれたことで負けが確定したといっていい。

それでも最後に意地を見せてくれたので、少しだけ悔しさも和らいだ。

しかし、10試合で防御率 2.33の投手が、しかも打線がウリの巨人で2勝5敗は普通なら有り得ない数字なわけで、今日に限っては亀井、坂本がそれこそ有り得ないくらいの高級料理でもおごって慰めてくんないと、いじけちゃうんじゃないかと心配になる。