ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/9 巨人 6-3 ヤクルト → 菅野、何とか8勝目ゲット!しかしこれでもか!と左をぶつけてくるな・・・

巨人 6-3 ヤクルト 対ヤクルト: 5勝 4敗 0分

勝利投手:菅野 15試合 8勝2敗0S

セーブ :西村 37試合 2勝3敗21S

敗戦投手:木谷 11試合 0勝1敗0S

投手リレー

巨人:菅野→マシソン→西村 捕手:實松

ヤクルト:八木→木谷→久古→阿部→村中 捕手:相川

本塁打

巨人:坂本9号2ラン、 阿部21号ソロ

ヤクルト:畠山8号2ラン

荘銀・日新スタジアム(山形)

日テレG+(録画) にて観戦

(解説 吉村禎章  実況 田辺研一郎蛯原哲

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山形県の荘銀・日新スタジアムで行われた東京ヤクルトスワローズとの9回戦は、巨人が序盤に3点を先行したが、先発の菅野が四回に2ラン本塁打を浴びてしまった。さらに七回には同点に追い付かれてしまったが、同点とされた直後、坂本の勝ち越し2ラン、阿部のソロと連続本塁打が飛び出し、再び3点差とした。巨人は継投でリードを守り切り、山形のファンに勝利をプレゼント。菅野は8勝目を挙げた

Yomiuri Giants Official Web Site

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夜外出してたので、録画してたゲームをやっと見終わった・・・・

(なもんで、遅くなってすみません)

結論から言うと表題の通り「何だかんだ言って菅野が8勝目をゲット(できた)」したゲームで、得点だけ見れば快勝と言ってイイ。打つべき人が打って、菅野も苦しみながら7イニング投げた。

んだけど、まぁ気になる点などもあったので、つらつらと

まず、本人の直訴があって先発メンバーに4番として名を連ねた阿部。本来なら左の八木ってことで、代打として控えているくらいで良かったと思うけれど、59年ぶりの山形ってことで出てくれたのかな?結果的には出てなかったら勝てていたどうか危なかったので、阿部の出場は大きかった。

なんか、顔がすっきりしてちょっと痩せたんじゃないか?と思わせる姿だったけど、身体をしぼってのことであれば、その分、キレは増してるんじゃないかと期待して見ていたが、そんな心配は無用だった

坂本と村田に挟まれ、仕留めそこなってもヨシノブが決めてくれるという理想のクリーンアップになってるので、阿部の存在の大きさをあらためて感じるオーダーだった

ただ、今日のオーダーであれば、頑張らなければいけないのは右バッター。

初回こそ、中井の四球、谷のヒットから坂本の犠牲フライで先制点をとったけど、坂本の犠牲フライはギャンブルプレーに近く、普通ならライトフライで終わっててもおかしくない打球なので、ちょっと褒めるには苦しいか?

3回の追加点は阿部がチャンスメーク(その前に谷がエラーで出塁してるけど)して、ヨシノブが返すという左打者が頑張ったパターンで、結局、八木からは3安打しか打てていないので、攻略出来たとは言えない。

その八木だけど、吉村氏がストレートを褒めていたが、確かにあのフォームで右バッターのインコースに投げ切られると打ちづらそうだ。右バッターが皆詰まらされていたので、このピッチャーはむしろ右バッターの方が打ちにくい投手なのかもしれない。

ストライク、ボールが割とはっきりしていたし、四死球も5つと決して少なくなかったので、こちらが3安打だった割には、そこそこチャンスがあったように見えた。

タイプ的には内海に似てるのかな?ストレートは 140km/hくらいだけど、打者から見るとそれ以上に感じ、スライダー、チェンジアップ、カーブなどで三振を取るという、外から見ると、一見打てそうだけど実は奪三振率は悪くないという感じ

ただ、その分、左バッターからすると外に逃げていくボールを無理に引っ張らずに、3回の阿部のように逆方向へ運べれば(口で言うほど簡単ではないが)ヒットは打てそうだし、食い込むことを計算に入れてストレートに的を絞れば、初回の谷のような打球も打てるかもしれない。

いずれにしても、攻略は次の対戦までの宿題となった・・・

投手交代を機に終盤で一気にきめることが出来た巨人だけど、久古のところで代打のボウカーをそのまま送り出すのではなく、矢野を送り出していたらさらに得点チャンスは広がったかもしれないし、坂本のところで次が阿部だからということだろうけど、そのまま久古に投げさせたことが勝ち越しの2ランに繋がった。

この時点では同点のイニングだったので、延長も視野に入れれば、さすがに一人一殺という系統はしにくいと思うけど、1点でも取った方が有利という終盤においては、それもアリだったかもしれない。この辺は人によって解釈は違ってくるだろうけど、ま、坂本のホームランもコースこそ甘めだけれど、ボールは低かったので、あれをスタンドまで持って行った坂本が上手かったという事にしておこうかな。

自身のエラーも利息付で返すことが出来たしね

さて、こちらの先発の菅野はどうだったか?

菅野の良いところは左バッターのインコース(右のアウトコース)への制球がバツグンでボール1個の出し入れがストレートでも変化球でも出来るところが最大の長所だと思っているけれど、今日はそのコースの制球が、それこそボール半個~1個ほど外角に寄っていて、打者を惑わすはずが見切られていたのがちょっと気になった。また、吉村氏が右バッターのインコースをもっとついた方がイイと再三言っていたが、今日の實松は右のアウトコースへの要求頻度が多かったような気がする。確かにそこの出し入れが自在なら、長打を打たれることは少ないので、安心は安心だけど、好調時の菅野に比べると(ほんの少し)甘い分、配球が苦しくなっていたように見えた

ただ、それでも7イニングで被安打5の3失点(自責点は2)ならば、責めるのは可哀想というもの。いつもより三振が少なかったのは気になるが、畠山に打たれたホームランは、たまたまインコースを突き切れず甘く入ったボールを一発で仕留められた畠山を褒めることで弁護してあげたいと思う。

(吉村氏の言うとおり、早いカウントでインコースを見せておけば、もっと楽に仕留められたとは思うけれど・・・)

なんにしても、今日勝てないと小川との差は2勝のままで、ヘタすると小川の次の登板で3勝差をつけられてしまう可能性もあっただけに、同じ新人投手として何とか8勝目を手に入れて食い下がったことは大きい。

チームとしても対ヤクルト戦の戦績を5勝4敗とすることができ、明日も勝つことが出来れば負け越しているチームは阪神だけとなり、オールスター前に全チームから勝ち越しという状態も夢ではなくなる。

西村にしても、前回中村ノリの頭部にぶつけて一発退場となってからの登板という事で、セーブがつく展開で、尚且つ少しでも楽な場面で・・・という事では、3点差というリードは絶妙だった。ヒットは打たれたものの結果的に3人で抑えることが出来たのは、不安を払しょくする意味では上出来中の上出来で、本人もチームも我々ファンも、ホッとした終わり方だった。

明日は宮國 vs 赤川かぁ

今シーズンはらしくない結果となっている赤川だけど、だからといって楽に打てるとは言い切れない左腕投手。っていうか、小川監督も徹底してるね、巨人打線に左をぶつけまくってくるなんて・・・今日も久古と村中を温存することなく5人の投手のうち3人の左投手をぶつけてくるし、もちろん明日も展開によるけれど、この2人は登場してくるだろう。特にもつれた展開で、村中あたりをロングリリーフで使ってこられると、こちらとしても苦労するかもしれない。

っていうか、後半戦に村中が先発復帰とかしてくるようだと、八木、赤川、村中、石川と揃うし、巨人との3連戦は3つとも左投手なんてローテも組んできそうで、ちょっとイヤかも・・・・(小川からもまだ勝ててないしね)

(管理人:みんぐ)