ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/31 巨人 6-3 ヤクルト → 連夜の若武者によるお立ち台、こうなったら明日も!!!

巨人 6-3 ヤクルト 対ヤクルト: 8勝 4敗 0分

勝利投手:笠原 26試合 4勝1敗0S

セーブ :西村 43試合 2勝3敗26S

敗戦投手:八木 17試合 2勝8敗0S

投手リレー

巨人:笠原→アコスタ→マシソン→山口→西村 捕手:阿部

ヤクルト:八木→松岡→木谷→江村→阿部 捕手:相川

本塁打

巨人:

ヤクルト:森岡1号ソロ、 バレンティン34号ソロ

東京ドーム

日テレG+にて観戦

(解説 水野雄仁  実況 河村亮新谷保志

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東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの12回戦は、中盤に点を取り合う展開となった。巨人は四回に1点を先制されるも、その裏に2本のタイムリーで4点を奪いすぐさま逆転。五回と六回には1点を奪われても取り返す攻防が続き、3点差を守り抜いた。七回以降は3人の投手の継投で追いすがるヤクルト打線を押さえ込み、6対3で勝利を収めて連勝を5にのばした。また、今季2度目の先発となった笠原は、先発としての初勝利を挙げた

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今日は左の八木ということで、昨日に続いて橋本を2番に起用するかどうかに注目していた。ファームでは八木を得意としていた橋本だけど、原監督がその辺を考慮するかどうかがポイントだったのだが、もともと左ピッチャーへの打率も良いこともあってだろうけど、その橋本を先発起用にしたことで、単なる左右だけでなく、相性やデータを含めたオーダー組をしていることが改めてわかり、ちょっとホッとした

(ま、当たり前なんだけどね・・・それでも度々、なんで?って思うオーダーがあったんで、ちと心配だったのよ)

その橋本は、八木との対戦では、ファームでの相性はあてにならんな・・・という結果に終わってしまったが、4打席目にタイムリーを打ち、今日も存在感はアピールしてくれた

そしてもう一人の注目選手は何と言っても先発の笠原

原監督が実力でもぎ取ったと言ってくれたのだから、自信を持ってマウンドに上がってくれるといいのだが・・・・と思っていたんだけど、1、2回はどうなってしまうのかと・・・(汗)

これが元気の無いヤクルト打線ではなく、絶好調のDeNA打線だったら1,2回でノックアウトをくらっていてもおかしくない荒れ模様。こっちはこっちで、ランナーの飛び出しとか、走塁にまつわるミスが出たりして、なんかいつもと違う空気感のゲームになってしまい、今日はどんな展開になるのか全く予想がつかないことに・・・

ただ、その笠原も3回以降は立ち直り、森岡バレンティンにホームランは浴びたものの、どちらもソロホームランで、それくらいは想定内だったため、終わってみれば結果オーライながら、しっかりと先発としての勝ち星がつき、次の登板へ繋げたことは大きかったと思う。

(平松氏が言うように、笠原はピンチを背負った時の投げっぷりが実にイイ、それが安定感が無いように見える原因でもあるけれど、一方で原監督に認められた気持ちの強さだと思う)

笠原と共にお立ち台にあがった中井は、今日のタイムリーで満塁での打率が4打数3安打とか、満塁男 駒田を思い出させる活躍を見せた。

ただ、あの場面は単なるタイムリーではなく、4回裏2アウト満塁で次の笠原の打席では代打が用意されていたことから、最低でも逆転(同点じゃダメ)しなければ、原監督お得意の「攻撃モードへのスイッチ作戦」が発動されていたはずで、笠原には勝ちがつかないばかりか敗戦投手にもなる可能性があっただけに、最高の結果を出せたことは4回裏ながら、今日のゲームの主導権を握った瞬間として非常に貴重なタイムリーだった

続く笠原のタイムリーは予想外だが、4点目が勝利打点になったわけで、自身で勝利をもぎ取ったバッティングだったから、今日のお立ち台は投打に笠原だったと言ってもイイかもしれない。

しかし、あそこは無理して3塁打にしなくても・・・2アウトですぐにまた投げなきゃいけないので、3塁まで走って息を切らしているのを見て、ちと心配になった。次の長野は初球からガンガンゆくタイプなんで、いきなり内野ゴロとかで終わるようなことだけはしてくれるなよ!って祈ってたら、何とかフルカウントまで粘って少し時間を稼いでくれたので、ちょっと安心。

3点差をつけ、相手の先発ピッチャーも降ろしたとなれば、反撃を食らう事はあってもすぐに取り返して、逃げ切る展開はしてくれるだろうという安心感もあって、そこからはアコスタが失点するものの、まぁ勝ちパターンで問題なく勝つことが出来た

欲を言えばアコスタには5、6回と2イニング投げてもらい、打線は4点差くらいつけて青木とか福ちゃんとか、高木京とかで凌いで勝って欲しかった。見てる側としてはマシソン、グッさん、西村の方程式は見たいリレーではあるものの、6連戦の2試合目だし、明後日からは阪神との戦いも待ってるし・・・原監督は勝ち方にもこだわるので、3点差で勝ちパターンを温存して追いつかれるとか、あわや!という場面を作るようなことを嫌って、相手に隙を見せないようにしがちなので、なかなか難しいかもしれないけど、出来れば勝ち継投は2点差以内ってことにして、勝ち継投でもグッさんのところで青木を出すとか、3人のうち誰か一人は肩を作らせないようなやりくりもしないと、今後、キツくなってくるかもなぁ

勝ってるんだから、勝ち継投の登板が多いのは当たり前なんだけど、無理してでも休ませるようなパターンもそろそろ必要かな。日曜日のサンスポで落合氏が「いると使っちゃいたくなるので、休ませたい時は(こっそり)帰らせていた」なんて中日時代の話をしていたけど、巨人もそういう配慮をしてゆかないといけないかも

あと気になったのは由伸かな、6回と8回に打席が回ってきたものの、どちらも進塁打さえ打つことが出来ずに三振とサードフライ。ベテランだけにチャンスを広げるバッティングはしっかりとやってもらいたかったんだけど、ちょっと表情にも元気の無さが見え隠れしていた。谷もそうだけど、ちょっとベテラン二人に元気が無いので、ベンチに控えていてほしいのはやまやまなんだけど、落として休ませてもいいんじゃないかと思う。

(休まなきゃいけないほど出続けで疲れてるってわけじゃないだろうけど(汗))

修羅場をくぐっているベテラン二人(+ ガッツや古城)には、8月後半や9月の勝負どころになった時に必要になるだろうし、二人セットとはいわないので、どちらか一人ずつを入れ替わりで休ませても、(今のクリーンアップの状態なら)いいかと思う。

原監督はクリーンアップの調子がいい今のうちに勝ち星を稼いで、落ちてくる頃に交代で休ませるなんて考えてそうだけど・・・

疲れが目に見えて出てくるこの時期に、昨日は橋本、今日は笠原、中井と連日の若武者がお立ち台に上がる姿は、見ていて気持ちイイ。坂本→阿部→村田のコンボによる得点もあって、若手と主軸がいい感じで打てているし、ロペスとボウカーのセットも相変わらず機能している。

長野にヒットこそなかったけれど、5打席目の四球は外スラに反応することなく選んだ出塁だったので、絶好調には遠いけれど、それほど悪い状態にはなっていないんで、今日のように中井に猛打賞とか出ると、打線に切れ目が本当に無い

(今日はピッチャーにもタイムリーが出たしね)

3回の1アウト2、3塁の場面で1点でも入っていればもっと良かったけれど、あのチャンスに得点できなくても、次のチャンスでしっかりと取る流れが出来ているので、前にも言ったけど、相手投手がエースクラスで好調でもない限り、今の巨人打線は止められそうにない。

明日は石川 vs 小山

小さい山が勝つのか、それとも石の川が勝つのか、名前勝負では微妙なところだが(笑)ここまで来たら、このヤクルト3連戦はヤングジャイアンツが3戦ともお立ち台に上がるような展開で勝って欲しいと欲が出てくる

昨日の大勝で勢いを取り戻したかのように見えた阪神が残念な負け方をしたことで、ゲーム差はさらに広がった。DeNAのターゲットが対阪神に向けて明確になっていることから(今日のDeNAはヒドい負け方だったけど、マエケン相手だし、多少は想定内?)、巨人戦に全力を注いであくまでも優勝を狙うのか、DeNA or 中日の足音を意識しながら2位確保のための作戦に切り替えるのか、今週の巨人vs阪神の3連戦の結果によっては重大な選択を迫られることになるんじゃないかと思う。

って、余所の心配をしてる場合じゃないか・・・(汗)

(管理人:みんぐ)