ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/17 巨人 9-7 広島 → まさかの一発…こういう時にこういうのが出るんだよなぁ

巨人 9-7 広島 → 対 広島:12勝10敗1分 マツダスタジアム

勝利投手:久 保 45試合 4勝 4敗 0S

セーブ :マシソン 59試合 6勝 6敗 27S

敗戦投手:中 田 61試合 9勝 8敗 0S

投手リレー

巨人:澤村→高木京→江柄子→久保→山口→マシソン 捕手:小林→阿部

広島:ヒース→中崎→中田→ミコライオ 捕手:石原

本塁打

巨人:大田1号2ラン

広島:田中9号ソロ、松山6号ソロ

TBSチャンネル にて観戦

解説:田淵幸一 実況:椎野茂

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの23回戦。巨人先発の澤村は、初回に3連続タイムリーを浴びるなどして4点を失う。しかし直後の二回、巨人も2本のタイムリーなどで4点を奪い、試合は振り出しに。その後も広島がリードし巨人が追い付く展開となるが、巨人は6対7と1点を追う八回、代打・大田が逆転2ランを放つ。この試合初めてリードを奪いさらに加点、継投で守り切って、9対7で広島に勝利した。巨人は今季の広島戦の勝ち越しを決め、優勝へのマジックを一桁台の「8」に減らした

Yomiuri Giants Official Web Site

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

結局、今日のゲームは大田の一発に集約されるんだろうけど、ゲーム全般を通してみると、互いの采配とか流れを呼びこむ集中力とか、そういうところに差がでたようなゲームだったと思う

点数だけ見ると大味な試合のような展開も、序盤に4失点のあと、4点取れたことから、1点を争うギリギリのゲームで、見応え充分、語りどころ満載の試合だった

初回で澤村を見切り、攻撃モードにスイッチを変えて、そして代打で出したアンダーソンがいきなり結果を出すという流れも、凡退で終われば「なんで初回で澤村を代えた!?」ってなるだろうし、その後の中継ぎが炎上して敗戦でもしようものなら、原監督と澤村が叩かれることになっただろう。

しかし、矢野が代打でも結果を出したし、高木京はちょっと不安定ながらも1失点で耐え、江柄子も頑張った。

8回、鈴木を代走に出しながら、井端、ロペスもいる場面で大田を送った原監督。大田の足ならゲッツーはないだろうというコメントだったけれど、1点ビハインドで犠打を命じるのではなく、自分のスイングをさせたというアドバイスが効いたし、それを受けてランナーのことを忘れて自分のバッティングに専念した大田も良かった

その裏には鈴木なら例え凡打であろうが、バットに当てさえすればなんとかしてくれるだろうという信頼もあっただろうし、失敗すれば澤村の炎上と同じくらい敗戦の責を取られかねない抜擢だったと思う

事実、私には三振のイメージしか沸かなかったし(笑)

ピッチャーが中田だったことや、その中田が制球に苦しんでいたことなど、色んな要素が重なってのホームランだったと思うけど、やっぱりアレだね、バットに当たりさえすれば大田はパワーがあるな、アレ他の打者だったらレフトフライだったんじゃないかと思う。初球のストレートを空振りした時、右足の膝が折れてて、せっかくの立派な体なのに、あんな打ち方してるようじゃもったいなぁと思ってたところで、同じように膝を折っての救い上げ・・・身体がデカイから、普通にうつとアッパーになっちゃうんで、仕方ないといえば仕方ないけど

まぁ今日1本打ったからといって、ど真ん中を見逃し三振しちゃうイメージが払拭されるわけではないけど・・・・(笑)

一方で野村監督は、中崎を引っ張りたかったところ、その中崎に打席が回ってきたところで、代打を出す決断をし、あまり調子の良くなかった中田を出すことになり、それが裏目になってしまったり、前進守備が裏目って頭を越されたり、肝心なところで守備のミスが出たりと、采配が逆目に行ってしまったことや、小さなミスが命取りになってしまった感じで、不運といえば不運

その辺がチームとしての土壇場での経験値の違いと言ってしまえば、それまでだけど、序盤の4失点、先発投手を初回で見切った時点で、本来なら負けていてもおかしくなかったゲームを取れたという結果は大きく、マジックも一桁になり、対広島の勝ち越しも決定したことで、見ているファンとしては、ちょっと安心した。

昨日の記事の 源五郎さんの澤村に対してのコメント

>過去3年のトラウマなのか「次はやらかしそう、、、」と思ってしまいます。

が頭をよぎる炎上だったので、私の中でも「やっぱり…」という思いは拭いきれなかったけれど、負けていれば「今年も結局、貯金できないのかよ!」と言われていたかもしれなかったので、澤村はチームメイトに感謝しないとね

菅野に劣らないポテンシャルを持っているはずなのに、差がついてしまったのは、やはり制球力と決め球の精度。打たれちゃいけないところで、しっかりと決める菅野とココ一番で制球に不安がある澤村の違いが昨日と今日で改めて浮き彫りになってしまったか・・・重ねて言えば、ピンチを向かえたり打たれた時の冷静さか・・・カァーっと熱くなってしまうところが澤村の魅力でもあるんだけど、そろそろ一皮むけないとね

まぁ今日は小林にも責任の一端はあるんだけど、澤村の方が先輩だし、どっしりと構えて、ピンチをサクっとおさえてくれるような安心感を早く手に入れて欲しいなと思う

東京ドームにもどってヤクルト戦をすれば、一日あけてすぐにナゴヤへ移動。そしてまた戻って横浜で・・・と移動のキツイ9月だけど、優勝へ向けてもっとも注目されていた阪神、広島との対戦を含む9連戦を7勝2敗で終われたというのは、スゴイの一言。5勝4敗でも十分優勝へ近づくと思っていただけに、こういうところでの巨人の集中力をまざまざと見せつけられた9連戦だった

ま、ここで気を抜くと、簡単に5連敗とかしちゃいそうな気がするし、気を抜くなんてそんなこと考えている選手は一人もいないだろうけど、少なくとも一番キツかった連戦を最高の形で終われたので、まずは一息ついても誰も文句は言わないと思う

上を向いて戦っていた広島も、気がつけば3位阪神との差が 1.5になり、このままあくまでも優勝を諦めずに戦うのか、なんとしても2位を確保して本拠地でのCS開催を死守するのか、決断が迫られる状況になったと思う。まぁ阪神との対戦はもうないし、広島とも1あと1戦を残すだけなので、広島の動向よりも自分たちがマジックを1つずつ減らしてゆくしか無いのだが、完全勝利を目指してまずは順位に関わらず五分の戦いをされてしまっているヤクルトに勝ち越し、さらに勝ち越しの決定している中日にも勝ち越して、最後の課題の対DeNAの連勝を目指して、頑張って欲しい

管理人:みんぐ

http://ameblo.jp/ming-maro/