ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/30 巨人 2-1 DeNA→3タテやり返した!鈴木のサヨナラとか…嬉しすぎる(笑)

巨人 2-1 DeNA → 対 DeNA:8勝8敗0分 京セラドーム

勝利投手:山 口 38試合 3勝 4敗 2S

セーブ :

敗戦投手:エレラ 37試合 2勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:菅野→澤村→山口 捕手:小林

DeNA:石田→長田→平田→大原→エレラ 捕手:嶺井→黒羽根

本塁打

巨人:

DeNA

日テレG+ にて観戦

解説:赤星憲広 実況:河村 亮

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京セラドーム大阪で行われた横浜DeNAベイスターズとの16回戦。巨人先発の菅野とDeNA先発の石田の好投などで七回まで両チーム無得点で進む。試合の均衡が破れたのは八回、一死満塁の好機を迎えると、代打・高橋由がきっちりと犠牲フライを放ち1点を先制。しかし九回にリリーフ陣がリードを守り切れず、1対1の同点にされる。だが試合はその裏に劇的な結末を迎えた。一死一、二塁の場面で鈴木尚が中堅へのサヨナラタイムリーヒットを放ち、巨人が連夜のサヨナラ勝利。3連勝を収めた巨人は、首位・阪神に0.5ゲーム差に迫った

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菅野の中5日について、今日のゲームを終わって、改めてちょっと考えてみたい

原監督の正式なコメントとしては「中3日ぐらいで放らせたなら言われてもしょうがないけど、5日ぐらいならどんとこいと…」という言葉が今日出ていた。まぁ、突然言われたならともかく、事前に言われていたのであれば中5日であっても、頭の良い菅野のことだから、しっかり調整は出来るとは思う

昨日のコメントにも返信したけど、私の予想では原監督は恐らく、今週からの6連戦x5週の30試合が今シーズンで最も大事なゲームだと位置づけているのではないかと思う。それは今週の週刊ジャイアンツでの吉村氏の、オールスターが明けてからの原監督の采配が明らかに、シーズン終盤でムチが入っている時のような内容に変わっているという言葉からも推察できるし、バント指示のタイミングや投手交代のタイミングなどに、前半戦とは違う空気を感じる

日程的にもコンディション的に最も厳しい8月ではあるけれど、幸いにも巨人は30試合のうち、屋外でのゲームは9試合しかなく、ほとんどをドームで戦えるという大きなメリットがあるというのもムチを入れる大きな理由のひとつだろう。この一ヶ月を耐えて9月に勝負をかけるのか、それとも8月に一気に抜けだして9月に少し余裕を持って戦える状況を作るのか、悪い方に転べばメディアで叩かれかねない一種の賭けだとは思うけれど、ここまでの戦いを見る限りは、ここに来てギアを上げたのだと思う

今日の菅野の登板は先週、甲子園で戦っていた頃に告げられていたと思うけれど、その時点ではDeNAも首位争いのまっただ中にいたわけで、(首位にいる前提での)DeNAを相手にするのに中5であろうが、エースを当てるというのは理解できない話ではない。

さらに言えば、今日投げたことで来週のヤクルト戦には中5でも中6でも菅野を当てることが出来ることにも繋がる。現在打線好調で首位を走っているヤクルトを相手にするには、3タテだけは絶対に避けなければいけない事態。最低でも1勝を計算するためには、エースを当てる必要があるわけで、そういう意味でも菅野を今日登板させたことには意味があったのではないかと個人的には予想している

中5日というコンディションの中でも、8回を無失点におさえたことは評価できるし、今シーズンの菅野は悪い時は悪いなりに、炎上することなくゲームは作っており、それが今の防御率にもつながっている。打線の調子があとほんの少し良かったならば、10勝4敗くらいで最多勝争い単独トップでもおかしくないピッチングはしている

まぁ、今日に関しては6四死球という内容で、ピンチで奪った2つのゲッツーも打ちとったというより相手が打ち損じたという側面があったことも否定はできないけれど、それには菅野からはなかなか点が取れないという相手への無言のプレッシャーも加味してのツキだと思っているので、ある意味、菅野がこれまで積み上げたものが起こしたラッキーだったかと(汗)

思い切った采配や早めに動いている後半戦の原監督だけど、今日の終盤は色んな意味で紆余曲折があった

1-0だったので9回も菅野に任せたい反面、125球という球数もあって澤村に託したこと、その澤村がピンチを作ってしまったところで、続投させずにグッさんに即切り替えたという英断。打ちとった当たりだったものの、ボテボテすぎて同点に追いつかれてしまうという不運。

9回裏にチャンスを作るも、坂本が歩かされて鈴木と勝負になってしまうという巡りの悪さ、しかし、それを跳ね返す鈴木のサヨナラタイムリー・・・・9回の表裏だけでも好守に渡って、両チームに流れが行ったり来たりする目まぐるしい攻防だった

どちらが上回ってもおかしくない流れの中、最後の最後で勝ち切ったことに意味があるし、先週のマツダスタジアムで3タテしそこねた詰めの甘さは今日も見せつつも勝ったのは明日以降に繋がる勝利だったと思う

(1-0のまま勝ってれば、なお最高だったけどね)

もちろん反省点もある

筆頭は2度のバントミスをした松本。

1度目の失敗のあとはワイルドピッチがあって救われたし、2度めのミスの後は盗塁で帳消しにした。最後には鈴木の浅いヒットだったけれど思い切ったスタートが功を奏し、ホームまで帰ってくることが出来たけれど、松本の本来の役割を考えれば、送りバントを命じられた場面では誰よりも確実に決める安定性が無いと批判の対象になる

最終的に勝てたので矢面に立つことは無いが、新外国人が入団し、吉川と共にファーム行きの崖っぷちに立っている立場としては、細かいところでのミスは致命的なので、残り試合でしっかりとアピールしなければ今の立ち位置を守るのは難しい

(吉川が連日、好守に良いアピールをしているだけに、現時点ではちょっと差がついてしまっているかな)

2ケタ安打したとはいえ、何度もチャンスを作りながらあと一本が出なかった打線もチーム全体として反省しなければいけない。要所で相手の石田投手が踏ん張ったという見方も出来るけれど、これからも対戦する投手なので、今日のような展開の時は、しっかりと打ち崩しておかなければいけない。

ってことで、初回と3回にチャンスで打てなかった長野も要反省

とチクリと言ってみたものの、まさか鈴木のサヨナラとは・・・あの場面、まぁチャンスだけどしょうがない、延長に入って隙があれば堂上を出して何とか勝利を・・・って思いながら見ていた人も多いのではないかと思う(笑)

それにしても、昨シーズンの神の手といい、今シーズンのホームラン、オールスター出場と、この2年の鈴木の活躍が本当に目立つ

ファンとしては純粋に嬉しいけれど、本当は主軸達が目立って連日のようにお立ち台に上がらなければいけないわけで、脇に徹するはずの鈴木がこんなに印象に残るようなシーズンであっては行けないのだが(汗)

でも嬉しいけど(爆)

それでも6月第1週のオリックス戦以来の同一カード3連勝は素直に喜びたい。欲を言えば7月10日の対阪神3連戦、先週の対広島3連戦でも達成できていれば、今頃首位で余裕もあったかもしれないけれど・・・・大幅な負け越しも覚悟していた7月だったけれど、今日の勝利で月間の勝ち越しは決定した。出来れば明日も勝って7月の貯金2個というのは何とか手に入れておきたい

その明日はポレダ vs 大野の左腕対決

現在9勝で最多勝争い単独トップの大野だけど、今シーズンの巨人との戦績は4試合の内、こちらが2勝0敗で対戦防御率も 4.23 と決して悪くない。内容的には数字以上に手こずっているイメージではあるのだが、こういう相性の良さはシーズン最後までしっかり継続して、立ち位置が逆転されないようにしなければいけないので、接戦で構わないからキッチリと勝っておきたい

最後に、捻挫の亀井がちょっと心配だ

これまで何度も行ってきたけれど、ここ数年の巨人は状態の良い選手が次々にケガや故障で離脱する傾向にある。亀井も1年通して働いた実績の少ない選手だけど、今シーズンは何とか最後までいてくれると思っていたのに・・・これを書いている時点では抹消に関する情報は無いので、出来れば軽い症状で1軍に帯同しながら1週間位で復帰できるといいのだが・・・・

管理人:みんぐ

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