ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/27 巨人 1-2 ヤクルト → 惜しかった…でも、可能性が0じゃないかぎり下は向かないよ!

巨人 1-2 ヤクルト → 対 ヤクルト:12勝12敗0分 東京ドーム

勝利投手:石 川 25試合 13勝 9敗 0S

セーブ :バーネット 56試合 3勝 1敗 39S

敗戦投手:菅 野 25試合 10勝 11敗 0S

投手リレー

巨人:菅野→田原誠→戸根→宮國→山口→マシソン 捕手:小林→加藤

ヤクルト:石川→秋吉→ロマン→久古→オンドルセク→バーネット 捕手:中村

本塁打

巨人:

ヤクルト:

日テレG+にて観戦

解説:堀内恒夫 実況:佐藤義朗

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東京ヤクルトスワローズとの24回戦。巨人先発・菅野は中4日での登板ながらも、四回まで2安打のみに抑える。しかし五回、石川にタイムリーヒットを許すと、内野ゴロの間にさらに1点を失い、2点のリードを許す。打線はその裏、井端の犠牲フライで1点をかえす。その後は再三、得点圏に走者を進めるも、ヤクルト救援陣の前にあと一本が出ず、巨人は1対2でヤクルトに敗戦。ヤクルトとのゲーム差は2に広がった

Yomiuri Giants Official Web Site

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「プレッシャーが掛かっているのはヤクルトなので、僕らは思い切ってぶつかっていきたいと思います」

これは前日、26日のヒーローインタビューでの阿部のコメントなんだけど、この時「あちゃ~俺達が言うのはいいけど、阿部が言っちゃったらダメでしょ、逆フラグにならなきゃいいけど…」って心配してたら

その通りになってしまった

もちろん、ヤクルトの選手も負けられない、今日負けたら、ちとヤバイぞってプレッシャーはかかっていたと思うけれど、それ以上に緊張で身体が動けず、普段通りのプレーが出来なかったのは巨人の野手の方だった

菅野は中4日を感じさせないほど最初から飛ばして頑張ってたけど、失点を許した5回、そしてその前の4回くらいから球が微妙に高くなってたな。それでも要所でスライダーが決まっていたのでおさえていたけれど、個人的にはスタミナが消耗するのは承知のうえで、もっとストレートで押して欲しかった

1アウト2、3塁の大ピンチとはいえ、カツオ(石川)相手だったので何とか、この場面はおさえきって欲しかった。解説の堀内氏も言っていたように、菅野の球の威力だったらスライダーでかわしにゆくよりも、力押しで良かったんじゃないかと私も思う。

ただ、それを抜きにしてもカツオのあの執念の一打には、こちらが思う以上の「勝ちたい!」という気持ちが伝わってきた。まず、この時点で気持ちで負けていたように思えてならない

その執念は井端のあの当たりを雄平に取られたあたりでも感じたし、真中監督の、選手に気持ちを伝えるかのような決死の投手リレーでもヒシヒシと伝わってきた

試合前の時点で12勝あげてるカツオ相手なので、そうそう簡単に点を取れないことはわかっていたし、ひとたびリードを許せば盤石の投手陣が控えていることもわかっている

だからこそ、先に点を取る、失点しても最小限に・・・が基本だったんだけど、今日は攻守に渡ってミスが出たのが痛かった。

カツオに打たれたタイムリーもミスとカウントするなら、菅野に関してはそれくらいだろう。ただ、野手陣は・・・・

ヤクルトがチャンスらしいチャンスが2度しかなかったのに対して、こちらは少なく見ても4度あった。特に7回、8回は今シーズン、巨人がこの位置にいることを象徴するかのような残念なイニングだった

結果論を承知で言わせてもらうと、まず7回にノーアウト1、2塁となったところで岡本を下げて寺内をバント要因で送り出した場面。序盤であれば小林とピッチャーを代えることはしたくないので、チャンスなようで厳しいところだけど、回は終盤、キャッチャー、ピッチャーを両方共代えることを承知で勝負するなら、送りバントでとにかくランナーを3塁に送ることは当然の策と言える。

ただ、個人的に私の岡本評は「三振の少ないバッター」なので、個人的には岡本に打たせて、ダメなら小林にバントさせてからの代打でも良かったんじゃないかと・・・確かに実績の無い岡本だけど、ここまでラッキーボーイに確変しそうな空気感を出しているし、前の打席でもしっかりと落ち着いて四球を選んでいたので、緊張で身体が膠着してしまうような打席にはしなかったと思う。さらに言うなら、今日の小林は打席で集中できていたので(対カツオのみだったかもしれないけど)、託すという選択肢もあったように感じた

堂上が全くタイミングがあっておらず、自分を見失っているかのようなスイングだっただけに、余計にそう感じたのかもしれないが・・・

それでも、このイニングは下位打線ということもあったし、ある意味仕方ないといえば仕方ない、作戦的にもちょっと苦しかった。

ただ、8回に関してはもう・・・ねぇ

片岡が必死に走り、塁上で祈りまで見せていたにも関わらず、外野フライを打つにはおあつらえ向きのボールをキャッチャーフライにしてしまった坂本・・・長野の三振は私の中では想定内だったし、2アウトとなったところで阿部であっても簡単にヒットは打てないと思っていたので、あの場面は坂本の打席が全てだった

ここでキャプテンの同点打が出れば、仮に延長になったとしても秋吉、久古、ロマン、オンドルセクとつぎ込み、バーネットしかいない状況に持ち込めるので、情勢は圧倒的に有利になるはずだった。本人も今日は眠れないほど、あのキャッチャーフライの場面が走馬灯のようにグルグル回っていると思うけど、今日の敗戦の責を取らせるというのであれば、やはり4打席ノーヒットで外野フライさえ打てなかったキャプテンということになってしまうだろうか・・・

(2度もバントミスした寺内もキャリアを考えたら、相当なもんだけど…)

まぁ色々言っても、結局は負けたら優勝が遥か彼方にいってしまうゲームで3、4、5番が合わせて1ヒットしか打てなかった事が一番の問題であり、今シーズンのジャイアンツの苦戦を物語っているということか

これでもう自力で優勝をたぐり寄せるのは難しくなってしまった・・・明日からは自らは勝ち続けるのはもちろんのことだけど、他球団に明暗を託すことになる。

(もっとも今日勝っていたとしても、明日以降どうなるかはわからなかったわけだけど(汗))

両チームにプレッシャーはかかっているけれど、その度合は今日の勝敗で大きく傾いてきたように思う。どちらも、この先も負けられないのは確かだけど、2連戦で1つ勝てば有利という状況下を勝ち抜いたヤクルトは、プレッシャーを自信に変えられたんじゃないかと思う。一方で負けられないゲームで、固くなってしまい、悔いの残るプレーが多かった巨人にはさらなるプレッシャーがのしかかる・・・それが冒頭の阿部のコメントの逆フラグとなってしまったのだとすると、非常に皮肉だ(涙)

(後はこの2連戦、立岡の目に覇気がないのが気がかりだ・・・)

結局、勝ち続けてチャンスを待つしか無いと割りきって、明日以降プレー出来るかどうかってことになるのだけれど、どの選手も必死に戦った上でのプレーなので、勝敗にかかわらず精一杯やったと思えるようなゲームを期待するほかはないし、我々はヤクルトの胴上げを見るまでは必死に応援する

情勢は限りなく厳しいけれど、番狂わせや奇跡が多かった今シーズン、まだ最後の最後にもうひと盛り上がると信じて、酒を浴びつつ眠るとしよう

管理人:みんぐ

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