ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」6/16 巨 7-3 日 → 鷹と鯉の背中が見えてきた!最後のひと踏ん張り頑張ろう

巨人 7-3 日ハム → 対 日ハム 2勝1敗0分 札幌ドーム

勝利投手:菅 野 10試合 7勝 3敗 0S
セーブ :
敗戦投手:杉 浦 5試合 2勝 2敗 0S
・投手リレー
巨人:菅野→マシソン→中川 捕手:炭谷
日ハム:杉浦→西村→玉井→浦野→井口→ロドリゲス 捕手:鶴岡→石川亮
本塁打
巨人:
日ハム:
GAORA にて観戦 解説:森本稀哲 実況:近藤祐司
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札幌ドームで行われた北海道日本ハムファイターズとの3回戦。巨人は0対3で迎えた二回、一死満塁から重信の犠飛などで2点を返すと、炭谷の適時打で3対3と同点に追いつく。さらに二死二、三塁から、坂本の勝ち越し左前2点打で一気に試合をひっくり返した。先発の菅野は初回に4連打を浴びるなど3点を失うも、前回登板に続きバッテリーを組んだ炭谷との息のあった投球で復調し、二回から七回を無失点で抑えた。八回以降もリリーフ陣が無失点でつなぎ、巨人は7対3で勝利。交流戦4カード連続の勝ち越しを決めた
(https://www.giants.jp/G/result/201906161index.html)
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交流戦4カード連続勝ち越し!って有頂天になりたくなるけれど、その前の中日戦から数えると、6月に入って10勝4敗と、今月に入って6つの貯金を作っている。
交流戦前に貯金5個を何とかキープしながら、ちょっとずつ積み上げてゆけばいいと書いたのだが、予想以上に好ペースで貯金を増やしていっている。


普通、短期間で6つの貯金というと、4連勝とか5連勝くらいの勢いが必要なのだが、着実に2勝1敗を繰り返して、1つずつ増やしていっている。大型連勝をしていないだけに、チーム内に祭りのような良い空気は漂っていないけれど、だからこそ逆に締まった空気で目の前のゲームに集中出来ているのかもしれない


その大きな原動力は、投手陣の頑張りだろう。
今村、田口、桜井の緩急ボーイズがこちらの予想を上回って、ゲームを作っている(田口は末梢になってしまったけれど)のと、34月の月間MVPだった山口俊が調子を取り戻し、エースが帰ってきて、状態はベストでは無いものの復帰して2勝しているという、先発陣の駒が揃ったことと、戸根は抜けたものの、戻ってきたマシソン、これまでブルペンを引っ張ってきた中川、さらには田原、宮国、高木京らの頑張りによってゲーム後半が少しずつ落ち着いてきたのが、この6月の好成績を生み出している


さて、その菅野だが、今日はどのスポーツニュースでも触れていたように、初回の失点から2回以降、フォークを筆頭に変化球中心にピッチングスタイルを変えて、日ハム打線を抑えての勝利をつかんだ。初回の後、炭谷に自ら進言したようだが、配球をしっかりと考えてリードした炭谷もお見事。
菅野との対戦が久しぶりだったり、初めての選手も日ハムには多かったろうから、基本的にはビデオとデータで予習していたと思うが、イメージとしてはストレートとスライダーだったと思うので、フォーク、カーブを使用するスタイルには戸惑ったことだろう。
今日は組み立てが違うと思っていても、やはりスライダーで決めに来るのでは?そろそろ来るのでは?って思ってしまえば、もうこちらに有利な状況で戦えるし、前日の山口俊がフォークで日ハム打線を抑えていたことも、炭谷にとっては参考になったろうし、フォークが有効だということもわかっていただけに、うまく翻弄できたのではないかと思われる


あくまでも勝手なイメージだけど、キャッチャーが小林だったら、それでもスライダー中心の配球をしていたのではないだろうか?前回の復帰登板もそうだったけど、炭谷とのコンビによって、菅野の引き出しに新しい何かが1つ増えたのだとしたら、それはセ・リーグでの戦いに戻ってからも使い道があるだろうし、状態が悪い時に、ストレートやスライダーをごり押しして打たれまくった末梢前の姿とは違うところを、これからは見せてくれるかもしれないという期待はかかる


とはいえ、ストレートの最速が今日は 147km/hだったかな?軽く投げても 150km/h近くは出るはずなので、まだまだ体調面では万全と言えないことは明らか。次回はソフトバンクとの最終戦で、状況によっては交流戦の優勝がかかるかもしれない大事なゲームになるだろうから、明日からの6日間の過ごし方が重要になる。できれば万全の菅野が快投して交流戦優勝を決めるような結果になってくれると・・・・最高だ


初回の3失点と球数を考えたら、今日は5~6回で降板するかと思われたところを、結果的に7回まで投げてくれたことで、田原、高木京を休ませることもでき、マシソン、中川に1イニングずつ任せるという、本来やりたかった形を作ることが出来たのも大きい

 

そして、今日の大きな勝因のひとつの2回の逆転劇は素晴らしかった
初回の杉浦のピッチングを見れば、3点のビハインドはとてつもなく大きく、とうとう今日は負け越してしまうのか?と思っても仕方ないところだったのに、岡本から始まり、下位から上位につなぐ粘り強い攻撃は本当にお見事でした。その中で一番の評価は坂本かな?あの場面を同点どまりで終わるのと、逆転までもってゆくのとでは、その後の展開は大きく変わる。同点、もしくはビハインドのままなら、菅野がどれだけ立ち直っても、中盤当たりで攻撃のために降板させることになるし、継投勝負となるとやはりまだまだ不安は大きい。1点ではなく、2点のリードという形にすぐにできたことが、菅野の立ち直りに好影響を及ぼしたし、7回まで投げさせることに繋がった


交流戦に入ってからの炭谷のリードだけでなく、攻撃面での貢献は素晴らしいし、若林と重信の並びもうまくハマっている。DHで入っている阿部の存在感と合わせて、下位打線が頑張っているのも6月の好成績に一役買っている

 

心配なのは坂本の途中降板。もともと腰に爆弾を抱えているので、今日はほんのわずかな違和感を察知して大事をとったものと思うけれど、昨夏の離脱があるので、とにかく今シーズンは体調管理だけは本当にしっかりやって欲しい。
あくまでも個人的な感想だけど、腰を筋肉でかばおうと、オフに下半身を鍛えたことが、結果的に長打力の向上につながって、ここまでホームランを量産することに繋がっているのではないかと分析していたのだが、さすがにシーズンに入れば筋トレをする時間を作るのは難しいので、段々と筋肉によるサポートが落ちてきたのではないだろうか?
(それが、ここのところの大振りでのバランスの崩れにもつながっているのではないかと?)


チームにとって最も痛いのは長期離脱なので、ここからは消耗を抑えつつ、試練の夏場に向けて再度、状態を上げれるように休養とトレーニングのメニューを見直す時期に来ているのかもしれない。

 

先にも書いたように、大型連勝をしていないので、実はあまり実感が無いけれど、気が付けば広島の不調も相まって、広島の背中も、交流戦におけるソフトバンクの背中も目の前になってた。火曜日からはホームでの6連戦。当然、交流戦すべてのカードに勝ち越して、交流戦の優勝とセ・リーグの戦いに戻る時には首位になっている状況をポジティブに考えてしまいそうになるけれど、今のチーム状態は、ちょっとでも気を抜くと簡単に連敗して失速する恐れも多分にはらんでいるだけに、どうしても慎重にならざるを得ない。


やはり原監督の口癖じゃないけど、まずは1戦1戦という気持ちで、目の前の試合に集中していたら、いつの間にか優勝していた、いつの間にか首位になってた・・・・
っていう形になるのがイイのかな
(そう言いながら、原監督ははるか先を計算しながら戦っているような気がするけど)

 


管理人:みんぐ
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