対 日ハム 0勝1敗0分 札幌ドーム
勝利投手:上 沢 10試合 4勝 4敗 0S
セーブ :
敗戦投手:戸 郷 9試合 5勝 3敗 0S
・投手リレー
巨人:戸郷 捕手:小林
日ハム:上沢 捕手:宇佐見
・本塁打
巨人:
日ハム:淺間3号(八回ソロ)
GAORA にて観戦 解説:鶴岡慎也 実況:近藤祐司
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202205271index.html)
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両チームとも野手、投手に一人の交代も出ず、先発メンバーだけで終わったというのは珍しい。
DH採用だからというのもあるが、分業制が当たり前の時代に互いに投手交代無し、代打・代走なしというゲームで、2時間27分という時間も相まって、あっという間に終わったという感じ。
巨人に関して言えば、このオーダーの守備面での不安はポランコだけだったので、そこで守備を変更しようにも試合展開的に無理、代走を出そうにも小林もそんなに足は遅くないし、何より投手を代えないのに3,5回でキャッチャーを代えるわけにもゆかず、選手交代するチャンス自体が無かったというゲーム。
DHがなければ、投手のところで代打を出していたかもしれないが、戸郷を代える理由も無かったし、何より戸郷はバッティングもいいので、好投してる時は代えたくないし・・・
まずはオーダー、前日にレフトは立岡にして欲しいと書いたけど、その通りにしてくれた!
ストレートに強い立岡は上沢対策としても悪くないし、松原との比較においても攻撃面では期待できる。中田がレフトの練習をしていたので、ワンチャンあるか?と思わなくもなかったが、攻撃力に振るか、守備力に振るかで言えば、戸郷が投げる時は全体としては守備力に振り、少ない点を守り抜く方が展開的にも想像しやすいので、そこまでは良かった・・・・
守備力に振るなら、ファーストは中田だろうとも思ったのだが、この試合に関してはナカジ。
あくまでも個人的な意見を言わせていただくと・・・
球団として、ナカジの2,000本を何とか巨人で現役としているうちに達成させてあげたいという思いが、若干垣間見えている気がする。確かに、去年、今年とナカジは勝負強いし結果も残しているけれど、連日のスタメン起用に応えられるほどイケイケの年齢ではない。出場機会を与えるにしても、休み休みでないと、厳しいのではないか?
もちろん、パ・リーグ経験があるナカジの起用に異論を唱えるつもりはないのだが、チーム力の成長という点で見ても、ファーストのポジションは他の選手にも与えるべきだと思う。
じゃあ、中田でゆくか?となった時、昨年の入団の経緯やマスコミからの注目度などを考慮すると、スタメンで出して良いのかどうか迷うのも事実。ゲーム前には挨拶にゆき、それなりの交流もあっただろうが、札幌ドームのファンの反応などがどうなのかわからない中で出すことへの躊躇があったものと伺える。
(アンチの方々の格好のターゲットにもなりそうだし・・・)
と、勝手な想像をしてみたが、上沢の球道を後ろから見ていた中田に打席に立って欲しかったなぁ~という悔いは残っているのではないかと思ってます。
まぁ、9イニングで僅か3安打、それも8番、9番ではこういう展開になるのは当たり前。取れた2点も万波の守備のミスが無ければ、1点だけだった可能性が高く、終始劣勢だったのは間違いない。
反省すべきは上位陣で、中でも岡本はせっかく上向きかけていたのに、また打てないボールに手を出し始めたのは、ちょっと心配。普段対戦の無い投手相手だから苦戦するのは仕方ないにしても、上沢のストレートが綺麗なノビをすることはわかっていたわけで、各選手、どの球に球種を絞るのかカウントごとの配球チャートを事前に研究するなどした結果が垣間見れるようなこともなく、選手任せだったのは残念。
スイスイと投げられる相手に対して、何とか球数投げさせてスタミナを削りたいと思ったけど、それが出来たのが5回になってから・・・という感じだった。
とはいえ、9回120球を越えても、ストレートの球威が落ちないところを見ると、スタミナ削り作戦は余りよい作戦ではないかな?とも思ったり(汗)
良い投手に良いピッチングをされれば、打てないのは当たり前で、宇佐見のリードも含めて、完全にやられたというのが結果なんでしょう。
一方の戸郷も独特のフォームから来るピッチングは、初見の相手からしてもタイミングは取りづらいだろうし、上沢に負けないほどストレートの球威はあった。テンポも良かったし、まさに好投手同士の投げ合いに相応しい投手戦だったと思う。
唯一残念だったのは、フォークの落ち具合、スライダーの曲がりは完璧だったのに、高さがボール1個分高かったこと。
ストライクからボール、それもワンバンくらいになるほどの低さなら良かったが、打たれたボールはストライクからストライクだった。タイミングを完璧に外していた場合は、それでも空振りが取れていたはずだが、打者の頭に予想がある場合は当てられてしまう。
二回り目になって当てられてしまったのは、その僅かなコントロールミスが原因だったのではないかと思うが、四死球0を見ても、制球に苦しんでいたわけではないので、積極的に振ってくる日ハム打線を相手に、噛み合わない瞬間が出来てしまったということだろう。
それでも8イニング、しかも133球を投げて3失点はさすがの投球で一段上に階段を昇れたのではないか?。勝てばハーラートップの6勝目を手に入れることが出来ただけに、勝たせてあげたかった。本人には満足感と反省とが同居していると思うが、次に繋がるピッチングだったのは事実だったので、まずは疲労をしっかり抜いて、次のロッテ戦に備えて欲しい。
前日に続いて打線がふるわず連敗となってしまったのは痛いし、ヤクルトが勝ったことで差も開いてしまったが、まだまだ交流戦も2カード目、ここから立て直してゆこう。
今日のシューメーカーは正直、期待より不安の方が大きいのだが、何とか打ち合いに持ち込んで、こちらのクリーンアップが火を吹く様が見れるよう、応援したいと思う。
管理人:みんぐ
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